ラブライブ!×サンシャイン!! みんなで叶える物語…ファイトで?キセキだよ!! 作:神崎あやめ
μ'sとAqoursの出会い
私達Aqoursは秋葉原で行われたラブライブで優勝し、副賞のタイムマシンを使いμ'sのいた時代へと飛んでいた。
「ところで思ったんだけど」
「どうしたの善子ちゃん?」
「このままさっきと同じ場所に出るとしたら大分おかしくない?…あとヨハネ」
「確かに善子ちゃんの言うとおりずら。あんな街中に急に変な機械が現れたら不審がられるずらよ?」
「その辺は大丈夫みたいよ、よっちゃん」
「そうなのリリー?」
「うん、このタイムマシンの到着位置は音ノ木坂の屋上みたいだから。あとその呼び方はやめて」
「でも私達ってμ'sのみんなと初対面だけど大丈夫かなん?」
「いえ、厳密には初対面ではありませんわ!」
「What?それはどういうこと、ダイヤ?」
「実は、東海地区予選の前後でしたでしょうか、μ'sの皆さんは一度こちらへと来ていたのです。ですがちょうど浦の星の廃校が決まったのと同じ頃でしたので、私と曜さん、梨子さんだけでお会いしたのですわ。その時にAqoursの事は伝えておりますので、おそらくこの頃のμ'sの皆さんでしたら私達の事は知っていると思いますわ」
「そうだったの!?言ってくれたら良かったのに〜」
「でも千歌ちゃんはそんな雰囲気じゃなかったでしょ?」
「それはそうだけどさ〜」
「それに私達だけ会ったって聞いたらそういう風に言うのはわかってたから黙っておいたんだけど、まさかμ'sのみんなに会いに行くことになるなんて思ってなかったからね。でもいざ行ってμ'sのみんなが私達のことを知ってるってなったらおかしいでしょ?だから今のうちに打ち明けてくれたんだよね?ダイヤさん」
「その通りですわ!会いに行くとなればあの時どうのということにもなりませんから」
「そっか〜…でもそれこそ急に屋上に出たりしたら驚かれるんじゃ」
「その辺も大丈夫みたい」
「そうなの?梨子ちゃん」
「うん。さっきまで真姫さんが色々説明してくれてたでしょ?そのシステムの応用らしいんだけどμ'sの頃の真姫さんと私達と話してた真姫さんが繋がってるみたいで、私達が屋上につく時間もμ'sのみんなは知ってるみたいだから」
「なんだかとても未来ずらね〜」
「そうだね!…あっ、そろそろ着くよ!」
こうして私達Aqoursは音ノ木坂学院の屋上へと降り立ちました。そこには…
「Aqoursのみんな!ようこそ音ノ木坂へ!!」
穂乃果さんを始めとしたμ'sのみんなが出迎えてくれました。
「うわ〜!本物の穂乃果ちゃんだ〜!!」
「うん!本物だよ千歌ちゃん!」
「でもこうしてみると穂乃果と千歌さんは本当に雰囲気が似ていますね」
「「そうかな?」」
「そうだね!確かに千歌ちゃんと穂乃果さんはそっくりだね」
「なんだか穂乃果ちゃんと似てるって言われると照れるな〜」
「私も照れちゃうよ〜」
「はい、とりあえずそういう話は後にして改めて私達の世界へようこそ。あなた達の世界でも会ってると思うけれど、西木野真姫よ。これから1年間同じ世界で過ごすことになるけれど、私達はライバルである前に仲間だと思ってるわ。だから、こっちの世界はちょうど夏休みだし、この期間中は一緒に過ごそうと思うんだけど大丈夫かしら?」
「真姫ちゃんが素直に接してるにゃ!?なんだかびっくりだにゃ!」
「なっ、私だっていつもいつもそんなことしてるわけじゃないんだから!」
「真姫ちゃんは変わらないね!」
「梨子までそんなこと言わないで!とにかく、大丈夫かしら?」
「私はいいと思うけど、みんなはどうかな?」
「いいと思うずら!」
「くっくっく。遂にこの世界でも私の忠実なリトルデーモンを「私も真姫ちゃんの意見でいいと思うよ!」って最後まで言わせなさいよ!まあ私もいいと思うけど…」
「私も賛成しますわ!このような機会は滅多に起こりませんもの!」
「みんなそう言ってくれると思ってたわ!」
こうして私達とμ'sのみんなとの夏休みが始まると思ってたんだけど……
「なかなかに面白そうな話をしてるみたいね?」
「その声は……ツバサちゃん!?」
「穂乃果さん、久しぶりね。それとAqoursの皆さんははじめましてになるわね。私はA-RISEの綺羅ツバサよ。今日は相談があってきたんだけど、楽しいことができそうね」
「相談って?」
「8月31日にμ'sとA-RISEでライブイベントをしようと思ってるの。でも、Aqoursのみんながいるみたいだから…」
「だから?」
「私達はSaintSnowの2人と合同グループで、μ'sとAqoursは6人×3組で作ってライブイベントをしましょう!」
「「「え〜!!?」」」