ついでにどうせならってことで、パートナーもティアモから変更。
どうなるかな？
俺はゲームをしていた。やっていたのはFE無双を筆頭にFE全般、リンダやティルテュといった女の子達の可愛さに悶えまくりっす。…そんな感じで楽しんでいたのに、…気付けば白い空間にコントローラーを握り締めて佇んでいるんだもの。ここは何処？ 俺の可愛い娘ちゃん達は？ …当然テンパりましたとも。
そんな中で光り輝くおっさんが現れ、自身を神と名乗った。そしてこの俺は、神の暇潰しに選ばれた名誉ある人間らしい。……名誉？ …不幸の間違いじゃないですかね？ と思ったのだがまぁどうでもいいや。
何もないまま異世界へ飛ばすのはアレというわけで、ガチャを引いて特典を入手しろとのこと。…めっちゃ運が絡みますね？ 二回は引けるの？ めっちゃ微妙な数。…そう思いながらもガチャを引いてみた。
最初に入手した特典はときメモ４の全技能、……微妙じゃね？ と思った俺は悪くない。しかし神曰く、なかなかに良いモノらしい。………そうなの？
最後の特典は、パートナーを一人だけ選べる権利。……パートナー？ どういうことだろうか？ 疑問に思う俺に神は言った。…一人だけ俺の好きな女の子キャラを一緒に異世界へと飛ばす、ようは最初から恋人がいるってことらしい。…おぉ！ これはラッキーだな！！
好きな女の子キャラか、…誰を選ぶべきか？ 先程のことを考えるに、FEから選ぶべきだよな。…う～む、魅力的な女の子が多いから悩んでしまうぜ。
悩みまくる俺に神が苛立って、もういいからガチャを引けという。………え？ 好きな女の子を選べるんじゃなかったの？ と言えば、時間が掛かりすぎていると怒られた。そういうことだからガチャ運に全てを委ねろって、…マジかよ。…俺のバカヤロー！！
しかしながら温情として、ガチャの内容はFEの女性陣限定にしてくれたらしい。…ありがとう神よ、それならば文句はありません！ …俺は気合を入れてガチャを引いた。
……ガチャの結果は、
……………聖戦の敵キャラであったイシュタル。…うっそ、…マジで！？ 何で仲間にならんのや！ と思う程に可愛いイシュタルがパートナーに？ …やったぜ！ リンダやティルテュに匹敵する程の娘で嬉しいッス。…ヒルダとかじゃなくて良かった！ いや、異世界転生が楽しみになってきた！
そんなわけで、イシュタルが俺のパートナーになった。ちょいと不安だけど彼女強いし何とかなるだろう、そう思うようにする。先のことを考えていると、神がイシュタルを召喚した。神曰く、彼女は俺に対しては優しいとのこと。常に俺のことを考えるよう調整もされているようで、………それって最高じゃね？ イシュタルってかなりの高スペックだった筈。内心喜んでいると、イシュタルが綺麗な笑みを浮かべて………、
「至らぬ点があるとは思いますが、末長くよろしくお願いします。」
生真面目にそんなことを言ってきたのです。…末長くとかって、…気が早いよ。……でもなんか嬉しい、リア充が約束されているからか？
何はともあれ、平和な世界であればいいな。殺し殺されは嫌だからな、平和が一番だよ。そう思いながら、イシュタルと共に異世界へと旅立つ俺であった。
ティアモからイシュタルに変更してみた。