亡者達から何とか逃げ切ることが出来た俺達は、透の待つ任天堂女学院へ辿り着いた。校門前にいた透が遅れた理由を聞いてきたので、微妙に
とりあえず俺達三人の新たな門出、楽しく祝おうってことで大型複合レジャー施設へ。そこで野間先輩達と共に盛り上がった、そりゃあ盛大に…だ。その中で武文が透に女の子を紹介してくれと懇願するも、透は性格…バカを直してからねって断られてやんの。武文轟沈、俺と野間先輩達は大爆笑。…本当に楽しい一時だったぜ、うん。
帰り道の途中で、気を利かせた野間先輩達と別れた。武文はアホだから気が利かない、よって先輩方に引き摺られていった。二人きりとなったわけだが、俺と透は流れるように行きつけのラーメン屋へ。そこで知り合いの鉄生さんと話し、一年戦争に参加しなかったことを言うと本気で驚かれた。その後に頭を叩かれ、
「このバカ! 俺はお前に三千円も賭けたんだぞ! …あぁ~、クソッ!!」
俺に賭けたとか知らんし、自業自得じゃないか。隣の透はただ微笑を浮かべるだけだし、…後で明に八つ当たりをしよう! 兄貴分の尻拭いは弟分に…だよな? …そう思いながらラーメンを食べ終え、帰り際…鉄生さんに蹴りを入れてから透と共に逃走。背後から怒鳴り声が聞こえてくるけど知らん、俺は悪くない。
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そんなイベントをこなした次の日、鈴蘭へ登校してみれば案の定、
「「「「「龍光寺、ちょっと頼みたいことがあるんだけどよー。」」」」」
馬鹿共が俺に群がってくる、…予想していたとはいえ鬱陶しい。まぁ軽く流しとけばいいな、そういうわけで教室へと行けば八板がいない。クラスの奴に聞けば昨日は勝利したみたいだが、夜に食べた生ガキにやられて入院したらしい。…馬鹿なのか?
その流れで一年戦争のことを聞いたら、俺の知る原作通りに進んだようで。月島の奴が番長宣言をした後に、村川を一撃で葬る。見ていた奴等全員、月島花という男を心に刻んだってか? その後に天地の奴が尾崎をやった直後にブッチャーをも撃破、ブッチャー一派が上から下まで大騒ぎ…とのこと。ならこの後…天地は月島との対決か、…今日で一年戦争が終わるってところだな。
そんなことを考えていれば、
「おい、決勝戦が始まるぜ! 決勝は天地と月島だ!!」
クラスの誰かがそう言いながら教室へと飛び込んでくる、……見に行くか。俺が腰を上げれば全員がそれに続く、…やはりこのクラスの代表は俺らしい。もはや派閥と言っても良いかもしれん、…一年戦争に参加していないのにな?
素早くその舞台へと来てみれば、既に多くの人集だかり。見れるのか? と思いきや、俺達に気付いた奴等が道を開けてくれたお陰で最前列。所謂特等席にて決勝戦を見ることが出来る、…素晴らしいぜ。
対峙する月島と天地、軽い会話の後…互いに一歩ずつ歩み寄っていく。クラスの奴が俺に聞いてくる、…どちらが勝つのかと。
「…一瞬で決まる、…目を離すなよ。」
俺はその問いにそう答えた。聞いてきた奴は息を飲み、その直後…原作通りに…、
「うぉりゃあああああっ!!」
月島のアッパーが天地の顎を捉え、…勝負がついた。一年戦争の優勝者は月島花、その瞬間に立ち会えたことが正直嬉しかった。
…さて、俺はこの後どう立ち回るかね? 自身の強さを色んな奴に示すことは嫌いじゃない、だが…この鈴蘭で頂上てっぺんを取るってーのもな。それを狙ってたのなら一年戦争不参加、…なんてことはしねぇし。……クラスの奴等と話してみるか、その後にどうするか決めよう。月島につくってーのはなしだ、…俺はアイツの壁になる。
…そうなると、花木九里虎と一戦交えないとダメか? 俺の強さは奴とどれくらいの差があるのか、それで壁としての立ち回りも変わる。…今のところ、花木九里虎に負けるってことはないと思う。…が勝つってーのもないと思う、引き分けるってーのが有力か?
モチベーション復活してきたんで、
近々、
コードギアスかファイアーエムブレム、
どちらかを投稿したいと思います。
あくまで思いますだからね?