バンドリの世界にて俺は生きる[完結]   作:猫又侍

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ども猫又侍です

さっそく本編をどうぞ


第八話「俺の音」

いつからだろう俺はギターを弾かなくなったのは。

 

いつかだろう俺が

 

何も感じなくなったのは......

俺はいつも皆んなの前では、

元気で前の皆んなのお兄ちゃん的な感じでやって居る。

 

だが本当は、何も、何も感じない。

 

あの時から胸にぽっかり空いた心の穴。

 

誰も埋められやしない。

 

誰も手を差し伸べてくれない。

 

あぁこんな時に思い出してしまうのは何故だろう。

あの時の、楽しかったあと日々を。

 

親の死から1カ月後、俺は徐々に回復の兆しが見えて見えた。

 

いやそう見える様に感じさせた。

 

周りのみんなは、「良かったね」

「辛かったね」なんて言葉を投げかけてくるがそれは偽りに過ぎない。

 

だって俺は........

 

今日も今日とて朝が、やってくる。

俺の心も埋まることもなく、日常が過ぎていく。

 

アレから一週間俺は、RoseliaとAfterglowの練習に付き合って居る。

 

元々Roseliaだけだったのだが、蘭達が

「私たちの練習にも付き合って!」

なんぞと言ってくるので、断るにも断り切れず、俺はAfterglowの練習にも付き合って居る。

 

「どれそろそろ行くか......あっ」

俺は何かを思い出した様に押入れを漁る。

 

「あった......ギター」

昔親父が趣味でやって居たギターを俺にも叩き込まれたのを俺は覚えて居る。

 

だがあの時のから俺はギターを弾かなくなった。

 

だが昨日友希那に「真也のギターを聞かせてくれないかしら」と言われたのでこうやって、押入れから出している。

 

「...........やっぱ出すんじゃなかった」

嫌な事思い出しちまったじゃないかよ。

 

そんな事を考えているがそんな時間はもう無い。

 

「もうすぐ約束の時間だな」

 

と支度をして家を出るそこには、蘭が居た。

 

「おはようお兄ちゃん」と、いつもの様に、おはようを言ってくる。

「おぅ!おはよう蘭」そう言って俺は蘭の頭を撫でる。

「っ!/////」相変わらず分かりやすいなー。

 

そんな事を思いながら俺は蘭と一緒に練習所に向かう。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何でだろう。

 

今まで気にして居なかったがふと思い出す。

 

あれから一週間が経った。

 

バンドの練習にもお兄ちゃんは付き合ってくれる。

 

けど、けどお兄ちゃんがたまに見せる。

光の無い目を見ると私は怖くなる。

お兄ちゃんがお兄ちゃんで無い人に見えてしまう。

そうだ、平気な訳が無い。

 

あんな出来事を一年で忘れられる人なんて

ほとんど.....いや、居ないでもお兄ちゃんは、ここに居る。

偽りの笑顔を持ってここに立っている。

 

そうだ、私が、私がお兄ちゃんのそばで、

お兄ちゃんを支えなくちゃ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺と蘭がついた時には、紗夜と巴がもう、

スタジオに来ていた。

「おぅ、紗夜、巴今日は早いな」

と言うと巴が、

「いつも遅いのは真也兄さんだけだよ」

と苦笑いをする。

「アハハ確かにそうだな」

そうやってまた誤魔化す。

 

そうやって俺は今日も一日を過ごす。

蘭達に迷惑は、かけまいと、そう思って今日も偽りの気持ちを持って過ごす。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「皆んな揃ったわね」と友希那が皆に聞く。

 

「それじゃあ、真也約束どうり、貴方の

ギター.....いえ、演奏を聴かせて頂戴。」

と友希那が言うと皆んなこっちを見てくる。

 

「はぁ〜分かった」と言って俺はギターの準備をする。

(久しぶりだけど大丈夫かな)そんな事を思いながらセットが完了する。

 

「それではお願い」友希那が言うと俺は、

ギターを弾きだし、そして歌い出す。

 

「♪〜」

「お〜やっぱ真也兄のギターは凄いですな〜」とモカが、

「そうだねー昔と変わらず美味いよね〜」

とつぐみとひまりが言う。

 

「そうね、美味かったわ」と友希那が、

「そうだな、やっぱり落ち着くな」と、

巴が、それぞれの感想を言う。

 

だが何とも感じ無い褒められる事が嫌いなわけではない、ただ、嬉しいという感情が出て来ないのだ。

 

感情がないとは、中々不便だ。

 

だがそんな事を気づくものなど誰人いいない。

誰も俺の"本当のギター"を知らない。

 

次回「ポジティブ少女氷川日菜」

 




はい、シリアス回でした。

一応言っておきますが、次回から全然シリアスではないです。
真也君が感情が無い何て事は今後一切無いです。

ただ純粋にシリアスが書いてみたかった、それだけです。

はい、今後また気まぐれでシリアス回出すかも知れませんけどね

それでは次回を楽しみ

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