翼を広げた黒い鷹   作:フォード2

6 / 17
第6話 アッシマーとギャプラン

私はかってティターンズの隊員だった。私はインタビュ アーから次々と質問を受けている。

 

・アッシマーはどのような機体でしたか?

 

「アッシマーは地球の大気圏を自由に飛び回れるモビルアーマです。この機体は人型のモビルスーツから円盤型のモビルアーマに1秒で変形する事ができました。MA形態のアッシマーは民間人にUFOと見間違えられたかもしれませんね」

 

「さらに、アッシマーは空力特性に優れていました。さらに、熱核ジェットエンジンは燃費が良く、長距離を飛行できました。車で例えると旧世紀のハイブリッドカーみたいな感じです」

 

「アッシマーは特に機動力に優れていました。楽に高度まで上昇できたのです。元戦闘機乗りとしてはこれほど良い機体はなかったです。機動力を生かした一撃離脱戦法でカラバを苦しめました」

 

「アッシマーは連邦軍ではハンバーガーと呼ばれていました。空飛ぶ円盤ではなく、空飛ぶハンバーガーですよ。なぜですかって、アッシマーの形と色が似てますし、連邦軍では戦闘の間に食べるポピュラーな軽食を連想させるからです」

 

 

・アッシマーに不満な点はありますか?

 

「武装が貧弱な事です。ビームライフルが1丁のみで、格闘戦に必要なビームサーベルがないのが不満でした。必要な時には、マラサイのビームサーベルやティターンズ汎用ライフルを追加装備することもありましたね」

 

 

・クリプス戦役の頃はどこにいましたか?

 

「先程も言いましたが、私はダカール守備隊に所属していました。ダカール基地にはハイザック、マラサイ、アッシマーが配備されており、アッシマーは領空侵犯機に対するスクランブル発進を行っていました」

 

「宇宙に転属になってからはギャプランが愛機になりました。ギャプランもアッシマーと同じく可変機で、モビルスーツとモビルアーマという2種類の形態を持つスペシャルな機体でしたね」

 

「ギャプランは、もともと強化人間向けに開発された機体でした。加速時に発生する強力なGは普通のパイロットは耐えられないため、身体能力を強化した人間向けの機体になりましたね。私はリミッターを掛けたギャプランに乗っていましたよ」

 

「宇宙ではティターンズの本拠地だったゼダンの門とクリプス2でエゥーゴと戦いましたね。ゼダンの門はア・バオ・クーとジオンが呼んでいた宇宙要塞です」

 

「最終決戦ではブースターを装着したギャプランで戦いを挑みました。リックディアスと激闘を繰りひろげましたが、コロニーレーザーで母艦が消滅。私はエゥーゴの宇宙戦艦『アーガマ』が発した投降勧告を受け入れました」

 

 

(2人目のインタビュー終わり)


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。