お前なんで俺ん家にいんの? 作:アナタは
「起きたわっ!」
「…………」
起きましたわ。起きましたけども。
「どうしたのかしら。虎之助が固まってしまったわ」
「何でとか、どうしてとかもう聞かねぇけどさ。これだけは言わせて。何で乗っかってるの?」
「こうすれば男の人は喜ぶって聞いたわ!」
確かに喜ぶね、男性の下半身の一部が。
「けど安易にこんな事すんなよな」
「当たり前じゃないこんなの誰にでもはしないわよ。ふふっ、虎之助は仕方がないわね」
「何で俺が可笑しいみたいな感じになってんですかねぇ……」
嬉しそうに笑うハッピースマイル娘。ていうかその流し目エロいです教えたやつ良くやった。
ていうかなんでいるとかどうしてこうなったとかはもういいや。きっと黒服さんが一晩でやってくれたんだろう(諦め)
おい、俺の上でゆさゆさ揺れんなお願いします。色々擦れてる所とか不味いから。あっ、あっ……お客様困りますぅ!
ってはよどかんかい!
洒落にならないので無理矢理持ち上げて横に下ろす。なんだねその反抗的な目は。なんだって?楽しかったのに?俺は色々と終わる一歩手前だったよ!ほら見てよ、そこの扉からめっちゃ黒服の人見てるから!ケータイ片手にすげぇ踏み込もうとしてるから!
家政婦は見たではなく、黒服は見た。きっと流行る。流行んねぇわバカ。
因みに彼女の名前は弦巻こころ。マクドナルドの如く無料でスマイルを押し付けてくる太陽みたいな女の子。必殺技は、ハッピーラッキースマイルイェーイ!相手は幸死ぬ。そして美咲が振り回される、お疲れ様です。いやご愁傷さまです?
ちなみにくっそ金持ち。
黒服の人がもう大丈夫と判断したのか扉を閉めたのを確認して落ち着いた頃俺はある事に気付いた。
「ん?あれ、もしかしてこころが用意してくれたのか?」
俺の部屋のテーブルの上に朝食にしては明らかに豪華そうな食べ物や飲み物が。彼処だけ明らかに雰囲気が違う、聖グロの方々がティータイム開いてそう。え、俺ん家にこんなおしゃんてぃーな入れ物あったっけか。
「違うわ!黒服の人が3分で用意してくれたわ!」
「マジか」
3分とかカップ麺も涙目だわ。聞くとそうめっちゃニコニコしながら答えてくれた。まぁせっかく用意してくれたんだし頂くとしよう。
………………。
「いや、どいてくれないと食べれないんだけど」
「それもそうね。じゃあ……こうするわ」
ぴょんっ、と跳ねて俺から離れたこころ。よっこらと立ち上がった俺の背中に何かがダイブしてきた。この柔らかけしからん感触。
貴様!さてはこころだな!
いやそうだけど違うだろ。
「一応聞くけど何してんの?」
「これなら大丈夫よ!」
「いやなにがだ」
「大丈夫よ!」
「いや」
「大丈夫よ!」
あ、これ知ってる。勇者よ、旅立つのだ!とか言われて「いいえ」って言ったらひたすら「はい」って言うまで無限ループするやつだ。
哀れな勇者となった俺はそのまま歩き出す、あっ背中の感触ヤバすぎワロエナイ。
たった数歩の距離だと言うのに辿り着いた時には俺の精神はズタボロだった。無我の境地?桃源郷には叶わなかったよ……。
おしゃんてぃー過ぎて何処から手を付けていいか分からない朝食を食べ切る頃には良い時間になっていた。普通に美味しかった。因みに食べている最中ずっとこころは俺の背中に張り付いていた模様。気に入ったわ!とか言ってご満悦。いいぞもっと当てて。
そういえば。
「ところでこころ」
「何かしら?」
「どうやって入ってきたんだ?」
「黒服の人が3秒で開けてくれたわっ!」
「マジかよ」
マジかよ。ていうかそれ普通に鍵使ってますよね?使ってないとかないですよね?3秒で開けられる俺ん家の鍵がゴミ過ぎるのか黒服の人が凄すぎるのか。まぁ後者だろうけど。
取り敢えず聞いてみよう。
「鍵使ったんだよな?」
「違うわよ、ブリーチングチャージ?って言うのを使ったのよ!」
「いや、それ俺ん家の扉跡形もなく吹っ飛んでるよね!」
予想斜め上どころか真上だよ!
俺はテロリストか何かかよ。
「嘘よ!」
「それホントだよね?今もう1回嘘よとか言うのなしだからね?」
いつの間にか背中から降りて横でむふー、とドヤ顔のこころさん。
ほんと貴方が言うと洒落なんないっすからマジで。何だかこころのドヤ顔は可愛いのは可愛いのだが無性にムカついたので俺は手をワキワキさせながら不敵な笑みを浮かべる。意味が分からないと首を傾げるこころ、ふっその余裕も今に消えるのさ。
俺の両手はこころの脇腹を捉える。秘技!
「あ、きゃはははっ!とらっ、とらのすけぇ……やめっ」
「ふははははっ!そのまま笑い死ぬといい!」
こしょば神拳奥義わきざし!相手は笑い死ぬ。
名前は今付けた。
床を転げまわりあまりの威力に笑いが止まらない様子。ふふふ……これでみんな笑顔になるんだよ。やったじゃんこれでこころの夢も叶うよ!第1部[完]!
もう良いかと離すとそこには服ははだけて髪も乱れ、息も絶え絶えな様子のこころが。顔は赤くこころなしか目がとろんとしている。めっちゃエロい。
あっ、やべぇやり過ぎた。と思った頃には既に遅く、ていうかこれ黒服の人に見られたら1発アウトじゃね?と思考が落ち着いてきた今俺は扉の方を見た。
が扉は閉まったまま。良かった……まだ生きてられるらしい。
ホッとしたのも束の間、突然前から手が伸びて来て身体が引っ張られた。うおっ!?と情けない声を上げて前に倒れていく俺。
「えっと……こころさん?」
「…………」
いや無言とか怖いんですけど。
内心ガクブルしていると
「ふふっ、わたし虎之助にむちゃくちゃにされちゃったわ」
「っ!?」
普段のこころからは想像も出来ない甘くて蕩けそうな声。そう耳元で囁かれた俺はまるで蛇に睨まれたカエルのように身体を硬直させ薬物のように俺の脳を痺れさせる。
全身に感じる女の子特有の柔らかさは俺を包み込みこころの手はしっかりと俺を逃がさないように背中まで回されギュッと引き寄せ続けていてそれが何だかいじらしく可愛いく思える。これを狙ってやっているのならばきっと悪魔に違いない。前世は間違いなくサキュバスだ。
「はむっ……れろ」
何処か夢心地の意識が一瞬にしてスパークする。全身をかけていく痺れのような感覚。
不味い、なにが不味いとかも正常に考えられない程雰囲気に呑まれているがそれだけはしっかりと感じ取った。ぴちょぴちょと耳の内側から水音が頭に響いてくる。耳を這いずり回るその感覚は徐々に俺の意識を底なし沼に沈めていき視界も何処か狭くなっていく。
ふと音が止んで覆い被さるように重なっていた身体をずらされ今度はこころが俺を上から見下ろす。耳から離れたこころはぺろりと舌を唇に這わせて少し目線を下に向けてそしてまた俺の顔を見て心底嬉しそうに笑う。いつもの太陽のような輝くような笑顔、ではない。
「虎之助……わたし我慢出来なくなっちゃうわ……」
ようやく我に返った俺はこころから跳ね退きちょおまっ、ちょおまっと繰り返し発する。きっと俺の顔は真っ赤だったに違いない。そんな俺をニコニコと見ているこころは既に何時もの雰囲気に戻っていて、また来るわっ!とか言って部屋を出ていってしまった。
あぁ、きっとこれは夢に違いない。あのこころが……ははっ。
乾いた笑みしか浮かばずのろのろとベッドに倒れ込む。これは夢だ、夢に違いない。
俺は考えるのをやめて2度寝した。
加藤 虎之助
あの後目が覚めたらベットに友希那がいて現実に帰ってきたんだと実感した。
嬉し過ぎて取り敢えず頭を撫でた。
そしてベットから突き飛ばされた。
弦巻こころ
恋する乙女。
実は結構昔に会ったことがあってその時に既に射止めらたのだが、それから会う機会は殆どないのに気持ちだけは膨れ上がりもうオリ主が好きすぎて堪らない状態という裏設定がある。多分書かない。いや書けよ。
誰かさんみたいに私物を撮ったり、はたまた誰かさんみたいに盗聴器仕掛けたり、金にものをいわせた事はしない。ちゃんと好きになって欲しいから。実は朝食は頑張ってこころんが作ったもの。背中に張り付いてたのも恥ずかしくて顔を見られたくなかったから。
割とまともで普通に女の子してるこころん。
ゆきにゃん
縄張りはオリ主のベット。
荒らされると上書きするまで動こうとしない。
撫でられるとエロい声を偶に出す。
次回のお宅訪問者
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ポピパ、パスパレ、ハロハピ
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