ではどうぞ
かつて、高度に発達した文明があった。あらゆる生命を産業とし、星の命すら利用し尽くすまでに発展した人類とその科学は、文明の興りから1000年を期に世界総てを巻き込む最終戦争…『火の七日間』によって滅ぶこととなった。
火の七日間において、人類と文明を滅ぼす決定打となったのは、『巨神兵』と呼ばれる炎の巨人達である。あらゆる兵器を灰燼ヘと帰し、あらゆる命を燃やし尽くした巨神兵により、人類は滅亡寸前にまで追い込まれた。
しかし、火の七日間の終わりを待たずして、巨神兵はほぼ全てが『滅ぼされる』こととなった。巨神兵は知らなかった、この星には未だ、自分たちを超える『強者』がいたことを。そして人類は永き繁栄の果てに忘れてしまっていた。人が人の意思によって星を滅ぼすに至るとき、人類への『怒り』を糧に蘇る『破壊の神』の名を。
『GAAAAAAAAAAッ!!』
その名は…『
最終戦争から更に1000年の時が流れた。更地となった地表には『腐海』と呼ばれる従来には無い動植物が蔓延る新たな生態系が各地に出現し、既存の生態系を瞬く間に蹂躙していった。
僅かに生き残った人類は腐海を避け、影響の無い安全地帯に根を下ろし、いくつかの国家を形成した。ある国家は腐海の侵蝕と戦い、ある国家は腐海との共存を選択しながら生き延びていた。
その内の一つ、『風の谷』と呼ばれる国。人口は500人ほどの小さな国ではあるが、この国にはたった一つだけ他の周辺諸国にはない特徴が有った。
…それは、『腐海からの侵蝕が殆ど無い』ということである。無論完全に無いわけでは無く、風の谷にほど近いところにある腐海からは常に胞子や花粉が舞い、風の谷の方角へと飛んでいく。だが、風の谷の内陸側の入り口にあるこの時代では貴重な『古代植物の森』へと辿り着いた胞子は、あっという間にその古代植物に取り込まれ、根付くことが出来ずにあった。『森』を避けて飛んでいった胞子も、海側から吹き抜ける潮風により押し戻され、同じ命運を辿ることとなる。
風の谷の人々はそのことを喜びつつも、やはりその原因が気になり幾度も調査を行った。その結果分かったのは、あの『森』には全ての生命に共通する特殊な『何か』があり、それが腐海の侵蝕を逆に喰らい尽くしているのだということであった。
文明の衰退により遺伝子研究など遺失してしまったこの時代の人々には、その『何か』の正体を知る術などなかった。だが、あるとき風の谷の古い文献が見つかった。そこには、こう書かれていた。
『巨神兵を滅ぼせし黒き破壊の神、其の怒りを以て世界を破壊した後に、眠りに就く。我ら、神の眠りを妨げぬ為の守り手と成らん。神が現れし青き海を背に、神の眠りし地を見守るこの地を、風の谷と名付ける』
この日を境に、風の谷の人々は生き方を改めることとなった。『腐海の届かぬ幸運な地に生きる民』としてではなく、『神の慈悲により穏やかな生を許された民』として
導入なのでここまでです
設定としては、原作では火の七日間の後に巨神兵は勝手に滅んだことになってますが、実際は生き残っていたゴジラによって滅ぼされたということで
古代植物の森は、アニゴジの2万年後の地球の縮小版みたいなもんだと思ってくれれば
では、次回があるかは分かりませんがまた