嫌いなアイツと   作:コードAtoZ

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ちわー。コードAtoZです!暇な時とかにネタを考えたりできるので、退屈な時間を有効活用できて良いですね!まぁ、実際に書くと色々変わって、ちゃんと考えれて無いのが丸分かりですけどね。余談はこれくらいで、どうぞ!


10話 臨海学校と肝試し

「これはまた良い雰囲気だなー。」

和樹がそう言った。

 

俺達は肝試し会場の山のふもとに到着していた。ここから、この山をルート通りに登っていくのだ。

 

「お前はそんな余裕があるかもしれねぇけど、俺、こーゆーの結構苦手なんだよなぁ。」

 

「いや、知ってて言った」

こいつ性格わりぃー。

 

「カナ、ホントに大丈夫ですか?保健室に行った方が...」

ねぇよ!?ここ学校じゃないから保健室はねぇよ!?

 

「だ、大丈夫だから。」

ほんとに佳奈の様子はおかしいようだ。

 

「佳奈、だいじょ「はーい。じゃあ、くじ引きを始めるぞー!」

 

「...?シュン君、何か言...」

 

「うるせえ!くじ引いてくる!」

俺は赤面しながらそう言い、後ろでニヤニヤしてる和樹を無視して、逃げるようにくじを引きに行った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「まぁ、分かってたけど、実際になるとやっぱ悲しくなるな。」

 

くじの結果、俺は案の定佳奈とペアになった。ちなみに、和樹とライカもペアで、仕込まれているかと思った。

 

「順番は俺とライカが最後の前で、シュンと佳奈はラストかぁ。これ、誰が仕組んだんだろな。」

 

「さぁな。部長じゃね?」

 

「シュンヤさんの部長のイメージひどいですね。」

 

「まぁ、日頃の行い的にそうなるよな。」

そんな会話をしているが、佳奈は全く会話に入ってこない。少し、ほんの少しだけ心配だ。

 

そんなこんなで時は流れ、和樹とライカの番になった。その間、すごい悲鳴が聞こえてきて、少し怖じ気づいているのは内緒だ。

 

「じゃ、行くかライカ!」

 

「はい!いきましょう!」

そう言って、二人は出発していった。

 

 

 

「なぁ、佳奈。お前本当にどうしたんだ?流石にちょっと心配するぞ。」

 

「...大丈夫だから。シュン君が心配してくれるなんて久しぶりだね。」

 

「っ...!!うっせ!」

くそっ!こんなときまでムカつくやつだ。

 

「はい、次!ラストか。いってこい!」

そう、こわーい体育教師の掛け声で、俺たちのこわーい肝試しがはじまった。

 

 

 

少し森に入ったところで、突然佳奈が立ち止まった。

 

「お、おい。どうし...っ!?」

俺が佳奈に呼び掛けようと近づいた瞬間、佳奈が俺の腕にしがみついてきた。

 

「かかかか佳奈さん!?ど、どうしたんですか!?」

俺は動揺を隠せず、声が裏返りながらそう言った。

すると気付いた。

 

佳奈が震えて涙ぐんでいることに。

 

「!?...もしかして佳奈...怖いのか?」

 

「...」コクッ

と、佳奈は俺の腕にしがみつきながら、小さくうなずいた。

 

「か、佳奈。お前まさか、さっきまで様子が変だったのは、怖いのを隠そうと...?」

 

「...うん。」

と、小さく返事した。

 

「我慢できなくなったのか。ま、まずは離れてくれないか?」

と、俺はドキドキを隠すためにそう言ったが、

 

「...むり!怖くてしょうがないの!お願い!このまま...」

と、少し恥ずかしがりながら、そう言ってきた。あれ、佳奈ってこんなにかわ...やめろ!考えるな!

 

「じゃ、じゃあせめて、手、繋がないか?腕じゃ歩きづらいんだ。」

と、俺は手ならまだ落ち着いて行動できると思い、そう提案した。

 

「...それなら、いい。」

そう言って佳奈は、そっと俺の手を握った。

 

(っ!!やばい!これはこれでやっぱりきつい!)

佳奈の柔らかくて、緊張のせいか冷たい手が俺の手を弱々しく握っている。落ち着け俺!佳奈なんかにドキドキしてどうする!

 

「よ、よし、行くか。」

俺は早くこの状況を終わらせるべく、先を急ぐことにした。

 

「...うん。」

佳奈がそう返事し、俺達は肝試しを再開した。

 

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ドサッ

肝試しの最中、俺、土井 和樹は突然倒れた。

 

「ど、どうしたのですかカズキ!!し、しっかり!」

と、ライカが俺をユサユサと揺らして安否確認をしている。

 

「う、うしろに何かが...うっ...!!」

俺は震えた手の人差し指で後ろの草むらを指差した。

ライカもその方向を恐る恐る見ると...

 

「わぁ!!」

「キャーー!」

「ぐふっ」

と、俺がライカをわっと脅かすと、とっさに殴られ激痛がはしった。

 

「...じょ、冗談冗談♪せっかくの肝試しだし、ちょっと怖がらせようかと思って...てかいてぇ!!!」

 

「ご、ごめんなさい!でも、今のはカズキが悪いです!」

と、少し怒り気味のライカにそう言われた。ライカって、騙されやすくてからかいやすいんだよなぁ。

そう思っていると、一通のメールがきた。

 

「なんだ?...お、さっそくかぁ。...お!いい写真だ。」

 

「カズキ、どうしたんです?」

 

「..いや、何でもないよ。」

と、俺はそのメールを隠した。

 

メールは京子先輩からだ。俺は先輩を帰らせたように見せたが、実はあるお願いをしていた。

 

せっかく盗撮しに来たんだから、盗撮して帰りません? と。

 

詳しく言うと、この肝試し、何かあると思っていたから、先輩にシュン達を肝試し中に盗撮してそれを送って欲しいというお願いだ。もちろん即答でOKしてくれた。

 

「...さて、一つ俺も仕掛けるか。」

俺はそう言うと、シュン達を怖がらせるための仕掛けを準備した。

「?」

ライカは何をしているか気付かずにボーッと俺が作業を終えるのを待っていた。

 

(ライカが天然で良かったぜ。)

準備を終えると、なんとかごまなし、肝試しを再開した。

 

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「グォォォォォオ!!!!」

 

「きゃー!!」

「ば、だから急に抱きつくなって!」

俺は、先生に仕掛けられる度に毎回大げさなリアクションを取る佳奈に飛び付かれたり殴られたりで災難だった。

 

俺的には雰囲気はあるけど、そこまで怖く無いと思うけど、佳奈は本気でビビっている様だ。

 

だが、それももうすぐ終わる。ここまでよく耐えた、俺!もう少しでゴールだ。そう自分をほめていると、目の前の草むらに何かが落ちていた。

 

「...ん?なんだあれ。」

そう、よく見てみると、所々赤く、全体的には肌色の物が落ちていた。これはまさしく...

 

「なっ...!!う...」

「きゃーーーーー!!!!腕が!なんで!?誰の!?血もついてるー!!!」

俺が言い終わる前に佳奈が何かを理解し、とっさに首もとに飛び付いてきた。

 

「だから抱きつ...ぐ、ぐるじ...」

 

「ごめんなさい!でも無理無理無理!これはほんとに無理!離れれないよぉ!!」

 

「落ち着け!これニセモノ!てか分かれよ!」

そう言ってなだめていると、30秒後くらいに落ち着いてきた様だ。

 

「...ニセ...モノ?」

 

「学校の肝試しで本物の腕なんかあったら大問題だろ。」

 

しかし、この血だまりもできていて、ほんとに切られたような見せ方、本当にうまい。まぁ、この腕、誰がやったか分かるんだけどなぁ。

 

そう。この腕は、きっと和樹の仕業だ。行きのバスで荷物にこの腕が埋もれていたのを俺は知っている。

まぁ、佳奈にこれを言ったら和樹はただじゃ済まないだろうから、黙っといてやるが、後で二、三発殴ってやるよ。

そう決意していると、奧に小さいが、光が見えた。

 

「おい、佳奈!ゴールだ!もう大丈夫だぞー!」

 

「...はぁぁぁ。疲れたぁぁ。」

俺がゴールを伝えると、佳奈は深くため息をついた。ゴールで安心したのか、少し元気になったみたいだ。

 

「...シュン君、分かってると思うけど、私が肝試しで泣い「言わねぇから安心しろ。」...!?」

と、俺が佳奈の言葉をさえぎってそう言うと、少し佳奈は驚いた目で俺を見ると、突然小さく笑いだした。

 

「どうした?」

俺がそう聞くと、なんでも?とごまかし、

 

「ありがとね!シュン君!」

と、少し頬を赤くしながらも、笑顔でこう言ってきた。

その急な笑顔に、俺はドキッとしてしまった。

 

佳奈はそう言ったあと、そのままゴールまで走って行った。

 

俺は急に元気になった佳奈に口元を緩ませ、追いかけてゴールへ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





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