中間テスト二週間前に入り、部長が、
「この部室を勉強用に使うといいさ」
と言ってきたので、和樹と部室へ向かったのだが...
「げっ...」
「シュン君にカズ君も来たんだねー!やっほー♪」
こいつも部員なの忘れてたぁぁぁぁ!!!
俺は引き返そうとしたが、和樹に肩を掴まれ、
「せっかくここまで来たんだ。勉強してくよな?(威圧)」
と脅してきたので、仕方なく勉強することになった。
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「和樹、ここ分からねーんだが。」
「俺も分からーん!佳奈に聞いてくれ。」
「いや」
俺は即答した。
「つれねぇなぁ。」
和樹は残念そうに、そして楽しそうにそうつぶやいた。
「てか佳奈って部活の時も言ってたけど、勉強苦手って程でも無くないか?」
と、和樹が聞いた。
「まぁ運動とかに比べたら苦手かなってだけかな。まぁ、シュン君よりかはできるだろうけど笑」
「おい。」
(こいつホント叩き潰してぇ!!!)と、俺は俺より喧嘩が強い佳奈にそう思った。
「てか、京子先輩は来ないのか?」
と、和樹が言う。
「確か2年生も同じ日にテストだよね?」
佳奈も疑問に思い始めた。
「ここでは勉強しないんじゃないの?てか、部長は勉強とか無縁そうだし」
「なんか言ったかな?」
「うおわぉ!いつの間に!!」
俺が馬鹿にしているといつの間にか部長がすぐ後ろにいた。何者なんだよあんた。
「聞こえてたんだよ。こんちきしょーめ~!」
「うぐっ...!!や、やめてくださいー!」
先輩が腕で首を掴んでグリグリしてくる。痛い。
「京子先輩も勉強するんっすねー!意外っすね。」
「和樹君も失礼だな~!」
そう言って笑いあっている。
「俺はグリグリされてるのに和樹にはしないんですか!?」
「私も普通こんなのしないよ。ただ、俊也君ってなんかいじるの楽しいんだよね~!」
「分かります。」
また和樹と部長が分かり合っている。ほんともう、分かり合わないでくれ。
「そういえば、高校ってテストの順位とか出るんですよね?先輩は何位ぐらいなんですか?」
佳奈が訪ねた。
なんて恐ろしいこと聞いちゃってんだよ!この人にそんなの聞くのはしつれ...
「1位だよ~」
ほら、悲しい順位聞かされ...
「は?」「え?」
俺と佳奈が同時に驚いた。何被せてきてんだよつぶ...
「お前ら知らなかったのかよ~。京子先輩は学年一位を常にキープしてる天才なんだぞ?学校でも有名人だぜ。」
と、和樹が当然のことの様に言い出した。
「「.....」」
俺と佳奈は少し黙ってからまた被って言った。
「「すみません。勉強教えて下さい。」」
今までで一番、能力研究部の部長らしく、能力アップのサポートをしてくれた気がした。
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