嫌いなアイツと   作:コードAtoZ

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ちわー!テストから遂に解放されたので、通常運転に戻ります。では、どうぞ。


5話 妹と買い物

「お兄ちゃん!はやくー!」

そう呼んだのは、俺の血の繋がっていない妹、紅蓮 風華(ぐれん ふうか)だ。

俺たちは晩御飯の買い出しに来ている。

 

「はいはーい。」

「あ!あれ食べたーい!」

と、アイスクリーム屋を指差して言ってきた。

まぁ、時間はあるしいっか。

 

「ほら、これやるから買ってこい。」

 

「はーい!ありがと!お兄ちゃん!」

そう言って無邪気に走っていった。

 

風華は今小学3年生だ。俺が10歳の時に捨てられていたところを保護した子で、本当の親の行方は分からないままだ。警察に言おうとしたが、風華がここにいたいと止めたので、そのまま家族にすることにしたのだ。

 

(あいつは昔っから変わらねぇなぁ。)

そう思って風華を待っていると、

 

「あ!シュン君!やっほー!」

 

最悪の事態が起こった。

 

 

「じゃあ俺ら帰るから、また...」

「あー!佳奈ねぇだー!奇遇だねー!」

丁度戻ってきた風華が、佳奈に笑顔であいさつした。いい子だ。だが、これはまずいな。この先の展開がよめてしまった。

 

「佳奈ねぇも一緒にお買い物しよー!」

まぁこーなるよな。まぁ、佳奈も忙しいだろ...

「シュン君がいいって言うなら、ご一緒させてもらおうかな。」

 

そんなの断るに決まってる。そう返事したかったが、風華がお願いお兄ちゃん!の目で見てくる。これ断ったら泣くやつだな。

 

「...好きにしろ。」

 

「「やったぁー!!」」

と、同時に言ってきた。

 

 

 

 

「今日晩御飯何にするのー?」

風華が聞いてきた。

 

「オムライスにするって言ってたな。」

 

「やったー!オムライス好きー!」

 

「オムライスかぁ。良いチョイスだねシュン君!」

 

「俺の母さんな。」

俺たちはそんな会話をしながら材料を買っていた。

 

「なんか、こうしてると家族みたいだね。」

「お前と家族とか死んでもい「ひどい!」ぐふっ!!」

耳元で小さく言ってきた佳奈の言葉を全否定するとグーパンをくらった。手がでるのはえぇよ!

 

「お兄ちゃんたち相変わらず仲良いね!」

 

「良くねぇよ!」

というツッコミはスルーされ、材料調達に戻る。

 

 

「いやー、お熱いっすねー。」

 

「ですねぇ。」

俺、和樹は、シュン達を尾行していると、偶然京子先輩に出会い、一緒に尾行することになった。

 

「佳奈ちゃん、手が出るのはやかったね。」

 

「まぁ、元ヤンの娘ですし、佳奈は昔からすぐ手が出るやつでしたからね。」

 

「佳奈ちゃんは怒らさないようにしないとね。」

 

「加減はしてますよ。多分...少なくとも京子先輩にはするはず。」

 

「殴るのは否定してくれないのか!」

やっぱ京子先輩とは気が合う。いい人だなぁ。

そんなことを思い、俺たちは尾行を続けた。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

買い物も終わり、夕方頃

 

「今日は楽しかったよ!またね二人ともー!」

 

「佳奈ねぇ!ばいばーい!」

 

「...」

佳奈の言葉に、風華は返事し、俺は軽く手を振って帰っていった。ちなみに、尾行してた二人は気付いたときにしっかりしめておいた。

 

「お兄ちゃん、昔はもっと佳奈ねぇと仲良くしてたのに、何かあったの?」

ちょっとだけ鋭いな。ちゃんと周りを見て、偉いぞ。

 

「いや、特には。ちょっとこの前揉めただけ...」

 

「あ!7時だ!アニメ始まっちゃうー!先帰るね!お兄ちゃん!」

 

聞いたんなら最後まで聞けよー!!というツッコミをする前に風華は走っていった。

 

「はぁぁ。今日は疲れたなぁ。ほんと、運悪いな。」

 

そう呟きながら歩いて帰っていると、

 

 

「いて!」

曲がり角で、人にぶつかった。謝ろうと、前を見ると、そこには金髪ロングの、どう見ても日本人ではない感じの同い年くらいの女の子だった。

 

「あの、すみません!大丈夫ですか?」

そう声をかけると、その子は倒れたまま、足をおさえている。怪我をしてるようだ。

 

「あの!これ、使ってください。」

そう言って、ハンカチを渡した。ばんそうこう持ってればよかったなぁ。

 

「あ、えと...ありがとう...ございます...」

その子は、ハンカチを受け取ると、すぐに離れていった。

 

 

「...綺麗だったなぁ。今の子。あのハンカチ、お父さんのなんだけど...まぁいっか!」

もう会うこともないだろう。あのハンカチは忘れよう!そう思い、俺も帰宅を再開した。

 

 

 

帰るとバレて怒られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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