「他の世界から来た宇宙人さんですか!?」
どうやら別の世界というものに、この世界の住人はなじみがないらしい。というか、普通はそうなのだろうか…とマキは思う。
マキとアンゲルは山中で巨人を発見し、声をかけた。彼女の名は湊アサヒ。ウルトラウーマングリージョとしてこの街を守る巨人だそうだ。二人は、木々の見えるカフェで彼女に、この世界や虚について聞いてみることにしていた。
「そうですねぇ…あの黒い穴は最近できたんですけど、警察のひとが見張っていて私やお母さんも調べられていないんですよね…」
「そうか…他に変わったことは?」
「いいえ、最近は怪獣も現れませんし…ところで、あなたはなんて巨人なんですか?」
「ああ、俺は…名も無いウルトラマンだ。」
「え、名前、ないんですか?名前は大事なものですから…名づけるべきです!」
「ああ、考えておくよ…」
「結局、収穫はなかったな」
「でも、マキさん、その光を追っていけば何かわかるんじゃないでしょうか」
「そうだな、行ってみよう」
アサヒと別れ、二人は綾香市を光が射している方角へ進んでいく。
しばらく歩いていくと、だんだんと人気の無い道に差し掛かっていく。警戒しながら歩みを進める二人。すると、どこからともなく光弾が飛来!
アンゲルがとっさにストルム器官による位相反転を行う。それにより逆位相となったアンチ化光弾が敵のもとに跳ね返る!
敵もすかさずかわすが、その際に二人は姿を確認した。メフィラス星人だ。
「以前、倒したはずじゃ…」
「幻影は私の得意分野さ」
フューチャーアースでスパークドールズの黒い巨人を使役していた宇宙人だ。
「私のダークファウストでは力が足りなかったようだからね…」
ダークファウスト。その名前を聞いたマキは頭に小さな違和感を抱くが、すぐさまかなぐり捨てる。
「次はこいつだ」
メフィラスはダークスパークを使い、次なる闇の巨人を召喚する。
「いでよ、ダークメフィスト」
建物を破壊し、黒と赤の巨人が出現する。その漆黒の目は、先ほど見た虚のように、あらゆるものを吸い込みそうだ。
腕には鋭利なダガーを持ち、こちらの体をえぐり取らんと待ち構えている。マキは変身し、銀色の姿を見せる。巨人と相対したとき、マキは再び頭に違和感を覚える。
―――俺は、以前この黒い巨人と戦ったことがある?―――
そのとき、頭に強烈なイメージが浮かび上がる。
それに従い、マキは腕に力を込め、力を振り絞る。
すると、体が赤く光り、赤い巨人へと変化を遂げた。マキは自分の力が先ほどよりも高まっているのを感じた。
「行くぞ!ダーク…メフィスト」
発破をかけてマキは走り出す。赤い巨人と闇の巨人の一騎打ちが始まった。
ウルトラウーマングリージョ
メフィラス星人
ダークメフィスト(SD)
登場