アーマードメフィラスは剣を自在に操り、ショウとマキの攻撃を華麗にいなしていく。逆に、メフィラスから二人に向けての反撃は少ない。一見メフィラスが押されているようにみえるが、そこにメフィラスの策略が見え隠れする。
「なぜ反撃しない!?」
「フッ……気付くのが遅かったな、ウルトラマンギンガは今頃闇の戦士たちに倒されているぞ」
「なんだと!?」
ショウが驚きの表情を見せる。
UPGの隊員の一人・礼堂ヒカルは、太平洋から発せられた謎の救難信号を受け、数日前から調査に出ていた。船でそのポイントに近づくと、地図にはない島が見える。
船員に礼を告げ、船を降りる。荷物を置き、辺りを確認する。
島は草木があまり見られず、草原が一面に広がっている。そして、前方の景色は何やら薄暗い霧で覆われ、遠くまで見渡すことができない。
「どうなってんだ、これ……」
しばらくすると、霧がどんどんと晴れてくる。見えてきたのは、巨人の足。それも、ひとりや二人ではない。
目を凝らしたヒカルは、五人の巨人を確認した。
「何だ、お前らは!!」
霧が完全に晴れ、巨人たちの正体が明らかになる。
ウルトラマンタロウのコピー体・カオスロイドT。
ウルトラセブンのコピー体・カオスロイドS。
ウルトラマンのコピー体・カオスロイドU。
暗黒破壊神・ダークザギ。
暗黒魔人・ダークルギエル。
全員、ウルトラマンギンガと戦い、そして倒された闇の戦士たち。それを、メフィラス星人が別の世界とのはざまからエネルギーを引き出し蘇らせたのだ。
「お前ら、蘇ったのか……だが、好きにはさせねえぜ!! 行くぞギンガ!」
『ウルトライブ! ウルトラマンギンガ』
「ギンガ──────ッ!!」
水色に光り輝くクリスタルを纏う、未来の戦士・ウルトラマンギンガが島の大地に降り立つ。
それを、闇の戦士たちは五人がかりで取り囲む。
メフィラスは隙のできたショウの足を払い、マキを剣で攻め立てながら言う。
「さすがのギンガも、闇の精鋭五人相手では生きて帰ることはできまい!!」
「ギンガコンフォート!」
緑にクリスタルが光り、辺りの闇の霧が完全に消える。そして、体に火を纏い向かってきたカオスロイドTに向き直る。
「ギンガサンシャイン!」
クリスタルが桃色に光る。両手からの破壊光線でカオスロイドTは粉々に吹き飛んだ。
後ろから飛んできたカオスロイドSの分裂する刃を、クリスタルを白色に光らせ発動するギンガセイバーで打ち払う。
「ギンガセイバーッ! その技は見切ってるぜ!!」
敵の額からのビームをギンガは腕で弾きながら、クリスタルは黄色に発光。
「ギンガサンダーボルト!!」
雷光が叫び、カオスロイドSは一瞬にして空中で爆散。同時にカオスロイドUが腕を分離させて放った巨大ウルトラスラッシュがギンガを狙って接近。
「ギンガファイヤーボール!」
赤きクリスタルの光とともに放たれる火球が迎え撃つ。
火球で打ち砕かれ腕が返って来ず、狼狽するカオスロイドUに向け、ギンガはダッシュで接近。クリスタルを紫に光らせ、頭部から光の刃を放つ。
「ギンガスラッシュ!」
片腕で放つカオススペシウムを押し返され、カオスロイドUもあえなく爆発。
ここまで数十秒の早業で、ギンガは三体の闇の巨人を葬った。
アーマードメフィラス
カオスロイドT
カオスロイドS
カオスロイドU
ダークザギ
ダークルギエル
ウルトラマンギンガ
登場