エボルトラスターの光が射す先にあったのは、ごく普通のリサイクルショップ「絢 JUNK SHOP」だった。
マキは深呼吸して、異変の原因を突き止めるため店内に入る。
店の中はジャンクショップ兼喫茶店という感じで、昼前であるこの時間、客がいる様子はない。
カウンターの向こうには若そうな女性の店主が居た。
「いらっしゃい、何にしますか?」
気さくに声をかけられる。
「いえ、少し探し物を」
そう言ってエボルトラスターを覗き見る。その光は、上の階を指していた。
「ん?」
上から誰か降りてきた。短めのスカートに整えられたショートヘア、透き通るような青い目。その少女に、光はまっすぐ向かっていた。
「えっと……何?」
突然客に光をあてられたのだ。不機嫌そうに少女が顔をしかめる。
「えっと、これはだね……」
どう説明したものかと悩んでいると、外で大きな破壊音が聞こえてきた。
「なになに!?」
慌てる少女や店主と共にマキは店を飛び出す。すると、空に浮かぶ魔法陣から巨大なロボットが出現している!
大空大地は、エクスデバイザーから発せられるXのナビゲートに従い、不審な電波の発生源へやってきた。そこには、宇宙人の姿があった。
「何者だ! 正体を現せ!」
鍛え上げた近接格闘術を用いて、宇宙人に奇襲をかける。しかし宇宙人も、素早い身のこなしでそれを回避。さらに、周りの時空を歪めて大地を吹き飛ばす。
「な、何だこの力は……」
戸惑う大地にXが解説する。
「大地、こいつはチェーン星人だ! コンピュータ世界の存在を実体化させる力を持っている!」
「その力を使って、この世界で何かしようと企んでるのか」
二人に向けチェーン星人は言い放つ。
「気づいたところでもう遅い。出でよ、ギャラクトロン!」
チェーン星人が空に手を振りかざし合図すると同時に、空に魔法陣が出現!
「何だ、あれは!」
魔法陣の中から姿を現したのは、白い色を基調としたボディで包まれた、鋼鉄のロボット兵器・ギャラクトロン!
その出現に街はパニック状態となる。
「ギャラクトロン! この街を制圧しろ!」
「チェーン星人がこの世界に介入したことで時空が歪んでいたようだな……しかし大地、先にあのロボットを止めるぞ」
「ああX。ユナイトだ!」
大地がエクスデバイザーを構える!
「ウルトラマンXとユナイトします」
そう電子音声が告げるや否や、大地はエクスデバイザーを掲げ叫ぶ。
「エックス──ッ!!」
「X ユナイテッド」
サイバー空間に稲光を巻き上げ、ウルトラマンXが顕現した。
ギャラクトロンがその体を光らせ、攻撃態勢に入る。Xはそれを見逃さず、サイバーカードをロード。
「サイバーベムスターアーマー アクティブ」
盾形のアーマーを出現させ、ギャラクトロンの攻撃を受け止める。さらにそれを「ベムスタースパウト」として弾き返す。
しかし、その直後Xは背後から攻撃を受ける。
「がっ!! 今度はなんだ!?」
そこには、もう一体のギャラクトロンの姿。
さらに遠方には、強化型ギャラクトロンであるMK2の姿もある。
「いったい何体いるんだ!? きりがないぞ!」
マキはリサイクルショップの二人を避難させ、変身する。
さらに、銀から赤へ姿を変え、ギャラクトロンを止めに入る。何発ものレーザー攻撃を次から次へと弾き落とす。しかし、多勢に無勢。10体を超えるギャラクトロンの軍勢をさばききれない。
「このままでは、街に被害が!」
そのときだった。ビルの影から紫の影が出現。忍者のような素早さで次々とギャラクトロンをエネルギー波で切り伏せていく。
さらに、エネルギー波、光弾も使い分け、辺りの敵を一掃。
ついでに構えていなかったマキにも光弾がかすった。
「いてっ! お、俺はこいつらの仲間じゃない!」
Xが聞く。
「君はいったい……」
紫の戦士が動きを止め、言う。
「俺はこの街を守る騎士……グリッドナイト」
ウルトラマンX
チェーン星人
ギャラクトロン
ギャラクトロンMK2
グリッドナイト
登場