ジャンクショップ屋の少女・宝田六花を媒介としてコンピュータワールドに侵略を仕掛けるチェーン星人。その企みを止めるため、マキ、大空大地とX、アンチの4人はチェーン星人の居場所へ急行。アンチが敵を蹴り倒したが……
「こいつは気絶してるぞ」
アンチが確認する。しかし、Xは磁場の乱れを、空気の"ノイズ"を感じ取っていた。
「いや……遅かったようだ、来るぞ!」
そう言うのと同時に、巨大な怪獣が実体化する。
「あれは……!!」
アンチが驚きの声を上げてみたそれは、以前新条アカネが作り出した怪獣・グールギラスだった。
Xが声を張り上げる。
「急いで発生源を止めるんだ! どんどん怪獣が出てくるぞ!」
すぐに次の怪獣・デバダダンが出現。
「俺は怪獣を止める! そっちは任せたぞ!」
アンチがグリッドナイトとなり、怪獣に向かっていく。再生怪獣を撃破したことのあるアンチは、手際よく怪獣たちを撃破。しかし、それを上回るスピードで怪獣は出現する。ゴングリー、バジャック、ナナシ……
「こいつは、少しばかりきついな……」
一方、怪獣出現の原因を追うマキと大地。Xが不規則な磁場の乱れを観測し、それを追う。
「まだか!?」
「いや、近いぞ! あと数メートルだ!」
追いかけた先にいたのは、先ほど倒したばかりのチェーン星人だった。しかし、その左半身は色が無くなっている。
「どういうことだ!?」
マキの驚愕の声にチェーン星人は答える。
「私は双体宇宙人……右は力を、左は頭脳を司っている……だが、先ほどその片方は切り離した! 軟弱なレフトは不要」
どうやら、先ほど気絶させたのは分裂した左のチェーン星人だったようだ。
チェーン星人は続ける。
「私が倒れぬ限り、怪獣は出現する! そのようにレフトがこの世界を弄った……だが、俺は軟弱なレフトと違うぞ」
そう言うとマキに瞬時に接近し、後ろ回し蹴りを喰らわせた。
「がはっ……!! こいつ、速い! しかも、パワーも桁違いだ!」
大地は様子を窺う。とてもじゃないが、常人の身体能力ではチェーン星人には勝てない。すると、大地の持っていたサイバーカードがひとりでに動き出した。
「X、これは!?」
「大地! サイバーカードが、自律移動している! エクスデバイザーをかざすんだ!」
エクスデバイザーを胸の前でかざすと、そこに吸い込まれるようにサイバーカードたちが読み込まれていく。
「サイバーゴモラ リアライズ」
「サイバーエレキング リアライズ」
「サイバーベムスター リアライズ」
「サイバーゼットン リアライズ」
驚くことに、一度に四体ものサイバー怪獣が出現した。巨大な怪獣・ゴーヤベックに一丸となって向かっていく。
Xが理解したように言う。
「そうか……この世界は現在、我々の世界に侵食している……つまり半分はサイバーワールドとも言える状態だ。だから、サイバー怪獣たちは自然な行動として実体化……リアライズしたんだ!」
大地がグリッドナイトに向かって叫ぶ。
「交代しよう! 怪獣は任せてくれ、こっちの宇宙人を頼む!」
グリッドナイトが頷き、アンチの姿へ戻ると同時に、大地はXとユナイトする!
「エクシードX!」
アンチは既に三体の怪獣を撃破しており、残すはゴーヤベックのみだ。
Xとサイバー怪獣たちが並び立つ。
「行くぞみんな!」
サイバー怪獣たちは大地の声に合わせ、それぞれ必殺光線を発射。
Xはエクスラッガーを装着した額から、七色の光線を放つ。
「エクスラッガーショット!」
ゴーヤベックの体は光線の束に貫かれ、ボロボロと崩れ落ちていった。
怪獣特有のたぐいまれなる身体能力と、マキのエボルトラスターの援護を受け、アンチはどんどんとチェーン星人を追い詰めていった。
「ぐほうっ……こんな……ところで……」
「終わりだ!」
最後はアンチの回し蹴りを受け、ライトはレフトと同じように気絶したのだった。
「助かった」
アンチが言った。
大地はXと共に、チェーン星人を宇宙警備隊に引き渡すという。
マキは、アンチと大地、Xに別れを告げ、リーゼとアンゲルが待つ宇宙船に戻るため、このコンピュータ世界を飛び出す。そこには、現実世界と変わらぬ平和な風景が広がっていた……
グールギラス
デバダダン
ゴングリー
バジャック
ナナシ
ゴーヤベック
サイバーゴモラ
サイバーエレキング
サイバーベムスター
サイバーゼットン
チェーン星人ライト
チェーン星人レフト
登場