任務 -ミッション-
闇の中で誰かがささやいた。
「メフィラスもチェーンも、何者かによって倒されました。まるで、我々の存在を知っているかのように……」
「ふむ。しかし、おまえとアイツが残っている」
囁きに、禍々しい声が答える。
「おまえは機械を暴走させておけばいい。儲けはすべて、お前にやるとも言った」
「は、はあ」
「いざとなれば私が出向いて消す。だが、その前にアイツが始末するだろう」
禍々しい声の持ち主はそう言い、配下の前で不敵に笑った。
―――ウルトラマンゼロによると、最近さまざまな並行宇宙で同時に異変が起こっているらしい―――
闇の巨人の出現、コンピュータ世界のハッキング、ロボットの暴走……
私がゾフィー隊長に呼ばれたのは、そんな折だった。
「どうしました、隊長」
「うむ、これを見てくれ」
挨拶もそこそこに、ゾフィー隊長は端末にデータを送ってくる。
「これは」
「以前、異変の調査に向かった時の報告書だ」
私はそれを読む。
調査に向かったのは三人。リーダーに勇士司令部のネオス。以下、グレート、パワード。
異変は現在、この宇宙に不定期かつ不規則に発生するゲート。別の並行宇宙につながっており、ゼロによると別の並行宇宙でもいくつか確認されているらしい。
被害にあっているのは、ヒューマノイド型の宇宙人。そのゲートに吸い込まれ、帰って来ないという噂だ。
三人はゲートの発生の知らせを受け、調査に向かった。ゲートまでは、ゼノンも同伴し、連絡が途絶えた際は救出に向かうようにしていたという。
結果として、四人全員が帰って来なかった。
そのゲートはいまだ閉じておらず、宇宙警備隊は早急に追加の人員を派遣することにしたという。
「で、私ですか」
「そうだ。場所はデータを送ってある。チームは、お前をリーダーにし、スコット、チャック、ベスの四人だ」
私はメンバーを確認し、ゾフィー隊長に向き直る。
「では、行って参ります」
「頼んだぞ、セブン21」
ゲートに到着する。
前回同様、同伴者として一人がゲートの外で待機している。今回はマックスがその任に当たっている。
私はマックスに
「では、頼んだぞ」
と伝え、チームの三人を連れてゲートへ入っていった。
ゲートの奥には、並行世界……パラレルワールドが広がっていた。
私は三人に合図を出し、一定の間隔で散らばるよう命じる。奇襲を受けて全滅しないためだ。
周囲に怪しい星や物体などはなく、普通の宇宙空間が広がっている。
しかし、少しすると遠方から何かが近づいてくる。三人に警戒するよう合図し、目を凝らすと、それはウルトラ人のようだった。銀のボディに紫のライン。光の国では見ない配色だ。
そのウルトラ人は接近し、私たちに話しかけてきた。
「こんにちは、ようこそ! 私たちの世界へ! さぁ、私についてきてください」
「どこへ行くんだ?」
私が問う。すると、彼は名乗りながらその問いに答えた。
「私はウルトラマンセカイ! 案内しますね、私たちの理想郷、ウルトピアへ!」
ウルトラセブン21
ゾフィー
ウルトラマンネオス
ウルトラマングレート
ウルトラマンパワード
ウルトラマンゼノン
ウルトラマンスコット
ウルトラマンチャック
ウルトラウーマンベス
ウルトラマンマックス
ウルトラマンセカイ(オリジナルキャラクター)
登場