アンゲルとリーゼは巨人となって機械から出てくる。
アンゲルの巨人体は、スマートな銀色のボディに赤いラインが入った、マキと同系統の配色。
リーゼの巨人体は女性らしくマキよりやや小柄だが、しっかりとした銀のボディに青のラインが走る。
二人とも、マキやウルトピアの人々と遜色ない巨人として"誕生"した。
「二人とも上手くいったみたいでよかったよ」
「いやー、まさか自分が巨人になるなんて思いもしませんでしたよ」
「これで強いやつを探す旅も楽になるなー!」
「おい、俺の記憶もさがしてくれよ……」
そんなことを話していると、機械を調整していたマユイに通信が入った。彼女は少し席を外していたが、やがて深刻な表情で戻ってきた。
「実は、皆さんがいらっしゃる前にこの星に侵略者が現れ、拘束していたのですが……その者たちの同胞が攻めてきたようです」
「し、侵略者!? こんなに巨人が来るのに侵略しようとするなんて、正気じゃないな」
リーゼは驚愕するが、マユイは首を振る。
「その侵略者もまた、巨人なのです」
地下の収容所では、プラズマエネルギーを無効化する電磁波を照射し、侵略者の巨人を拘束。さらに、交代で衛兵が立ち、脱出を食い止めている。
その数はわずか四人だが、この星の巨人が千人がかりでようやく抑えることができたとてつもない強敵だったという。
そして、今回も侵略者の数は四人。
「以前の襲撃から間が開いておらず……戦士たちは万全とは言えません。そこで、あなたたち三人にも協力してもらいたいのです」
「もちろん、協力する」
「巨人にさせてもらったことですし」
「よし、巨人の力の試運転といきますか!」
マユイの紹介で、ウルトラマンアイハとウルトラマンアルルという二人の戦士がサポートにつき、三人はウルトピアの中心部に向かった。
そして、空中エレベーターで近くの小惑星までワープ。そこには、大勢のウルトピアの戦士と、それに取り囲まれる四人の巨人がいた。
「あれが侵略者……」
「ええ、以前も手ひどくやられました……今回は被害が少なく済むとよいのですが」
アルルという青いウルトラマンが答えながら、端末を操作する。
エレベーターは集団から少し離れたところに停まり、五人は外にでた。
「すごい! 宇宙空間でも息ができる」
「感心している場合ではありません、アンゲルさん。来ます!」
アイハがそう言うや否や、高速で飛んでくるナイフのように鋭利な宇宙ブーメラン。それが戦士たちを蹴散らしながらこちらへやってくる。
「ウルティウムケイン!」
「ウルティウムスピーカー!」
アルルは魔術師の杖のような武器を、アイハは音を発するスピーカー型の武器をそれぞれカプセルから取り出す。
「行くぞアイハ! 準備はいいか!」
「いつでもいけますよ!」
アルルが杖から発した空気を切り裂く金属音が、アイハのスピーカーで凝縮されて放たれる。息の合ったコンビネーションはブーメランを発射した者のところまで打ち返した。
「個々人の力はそれほどでもない、だが。カプセル怪獣の技術まで持っているとは……やはり、この星は危険だ」
ブーメランを投げ返された巨人が言った。
その巨人は、赤いボディに銀のラインが入っており、額に輝くエメラルドの如きビームランプが特徴的な戦士だった。
M78星雲光の国の宇宙保安庁から派遣されたエリート戦士、ウルトラセブン21。それが彼の名前だった。
ウルトラウーマンマユイ(オリジナルキャラクター)
ウルトラマンアイハ(オリジナルキャラクター)
ウルトラマンアルル(オリジナルキャラクター)
ウルトラセブン21
登場