銀河超えてエスメラルダ
ムサシ=ウルトラマンコスモスとの邂逅により、俺の心の内面には変化が訪れた。
明確な生きる理由が見つかったのだ。当面の目標は、グローカーの暴走を止めること。その先で、自分の記憶や出自が思い出せればなお良い。
今現在、俺は宇宙を飛んでいる。巨人でいることもだいぶ慣れてきた。それでも、星から星へと渡る中で休憩は欠かせないが。
途中で、グローカーと戦うコスモスのような戦士を見かけた。俺が助力する前に片付け、去っていってしまったが。彼も、ウルトラマンなのだろうか。
しばらくすると、一体のグローカーを発見した。周りに他の機体の気配は無い。あの戦士の気配も。俺は意を決して、そのグローカーを追いかける。しばらく追い続けると、やがてグローカーは何やら不気味な場所に入っていってしまった。宇宙の空間の中で何故か光を放ち、その先は全く見通すことができない。
この先に何があるのかは全く分からない。しかし、グローカーを放っておけば、先ほどの怪獣たちのように何も罪もないものが傷つくことになる。俺は、身体にグッと力を込め、その空間に飛び込んだ。
長いのか、短いのかわからないその空間をいつの間にか通り抜けていた。視界にはいっぱいに銀河が広がっている。いや、待てよ!?
俺は遠くに見える白い点の集合を、『銀河』と認識した。これも、過去の記憶なのだろうか。それより、視界に無数の銀河が広がっているということは、ここは別の宇宙どうしをつなぐ空間のようなものなのだろうか。
視界の端に、先ほど追いかけていたグローカーが確認できた。あれを逃がしておくわけにはいかない。気を取り直し、その後を追跡する。光線を繰り出すと力が急激に減ってしまうため、宇宙空間では使いたくない。できれば、どこか地に足のつく場所に降りてもらいたいが。
しばらくすると、グローカーは別の銀河へと入っていく。そして、一つの星に向かっていった。
その星は、エメラルドのように輝く美しい星だ。降りていくその機体を追って、俺も静かにその星に降り立つ。
草原が広がる美しい風景。その向こうにはその水晶のような宮殿も見える。そんな穏やかな世界に、グローカーの着地が破壊をもたらす。やはり、暴走したその機体は放っておけない。俺は草原に降り立つと、グローカーに向かい走り出した。敵機体はグローカーの中でも強力な種類である、グローカールークだ。上半身が大柄で、ナイト型とはまた違った威圧感を発している。俺が巨人になった姿よりも、一回り大きなその体躯。気圧されそうになるのをこらえ、その進行を食い止める。
(ぐっ……強い! 俺の力が足りない!)
その強靭な腕で、逆に俺が抑え込まれてしまう。このままでは、宮殿にまで破壊の手が及んでしまう……!!
そう思った時、俺の背後の宮殿が。その表面の鏡が。まばゆく光り出し、次の瞬間……
「シルバークロス!!!」
手裏剣状の光線がグローカールークの腕を切り割く。
緑の戦士が、鏡の中から現れた。
ウルトラマンジャスティス スタンダードモード
ミラーナイト
グローカールーク
登場