THE NEXT RESTART   作:晩舞龍

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ウルトラマンの星編
眠れる神


 M78星雲 光の国

 

 ウルトピアとウルトラマンセカイに関する事件を解決し、光の国に八人の戦士が帰還。宇宙警備隊隊長であるゾフィーが出迎えた。

「無事に帰還したな、ご苦労だった。ネオスたち四人は休息を取ってくれ。ウルトラフォースの三人とセブン21、マックスは私についてきてもらおう」

 

 ゾフィーに従い、五人が後ろを歩く。その先には、宇宙警備隊の本部がある。

 本部に入ると、五人は重苦しい雰囲気に包まれた。

 ブラザーズマントを纏ったウルトラ六兄弟の面々、ルーキーのメビウス、ウルトラの父と母など、そうそうたるメンバーがそろっている。そして、彼らに囲まれるようにして円卓型のモニターが置かれている。

 

 五人はゾフィーに促されてモニターの画面をのぞき込む。

 そこには、キング星の様子が映し出されていた。そこに、いつもの壮健な巨人の姿はない。先日から、ウルトラマンキングは外部から何者かの攻撃を受け、休眠状態に入っているのだ。レオとアストラがその警護をしている様子も見える。

 ゾフィーが話す。

「急で悪いが君たちにも、キング星の警備にあたってもらう」

「わかりました」

 セブン21が間髪入れず答える。

 光の国のウルトラマンたちにとって神の如き存在であるウルトラマンキング、その休眠……これは、この世界、いやすべての並行宇宙における危機であった。

 その危機に対処するため、宇宙警備隊には今、最高の戦力が集まりつつあった。

 

 

 

 一方、別の宇宙―――

 

 マキは、目覚めた時から自身の記憶を失っている。だから、アンゲルとリーゼ……仲間たちとの接し方も分からなかった。事実、彼らの間には会話は少なかった。しかし、名前も知らず、世界も違う人々を守ってきたマキにとって、仲間たちを攫った相手は許せない存在であった。

 そして、仲間たちは何よりも救うべき存在であった。

 

 マキとアンゲルを乗せた石像は宇宙を超え、青い星、地球に降りていく。ピエロの男はこの星を決戦の舞台に選んだようだ。別の思惑もあるのかもしれないが……

 

 地に降り立ち、マキはすぐにエボルトラスターを確認。すると、視界の向こうにピエロの男が立っている。しかし、リーゼの姿はない。

「リーゼはどこだ!」

 叫ぶマキ。ピエロの男がマキの後ろを指さす。

 振り向くマキは見た。アンゲルを捕らえるリーゼの姿を! 

 

「何してる、離せ!」

 マキが言うがその言葉はリーゼには届かない。リーゼは抵抗するアンゲルに指を突き立て、闇のエネルギーを注入。

 リーゼは既にピエロ男の配下に置かれてしまっているようだった。そしてアンゲルも……

 

 リーゼは闇に包まれ、その姿が闇の巨人・ダークファウストに変貌! 

 アンゲルも同様に闇に覆われ、ダークメフィストに! 

 

 マキはそれを見て、確信する。以前出会った紛い物と比べものにならない闇の気……彼らは、本物の魔人だと。

 

「うおおっ!!」

 エボルトラスターを抜き、マキは光と共に変身! 

 銀色の戦士が姿を現す。

 そして、その光がピエロ男の正体を看破。ピエロ男は、怪獣バイヤー・チャリジャとしての正体を現した。

「やや! 何だこれは! 私の姿が!」

 

 慌てるチャリジャを放置し、マキは二人の前に立つ。

 しかし、二人は闇の巨人へと変貌してしまった。それを前にし、マキは元に戻す方法を見いだせないでいた……

 




ダークファウスト
ダークメフィスト

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