―――惑星ルーリン―――
揺れる岩山を背に、人々は逃げ惑う。
山を揺らし人々を襲うその元凶は、巨大なロボット怪獣・ギガデロスだ。
チャリジャがウルトラマンオーブ到着前に起動・暴走させたロボットの一体だ。
逃げ遅れ、地面に倒れ込んだ子ども。そこに、一人の男が駆け寄る。
「坊主、大丈夫か」
助け起こして、逃がしてやり、それと同時に巨大なそのロボットを見据えている。
「チャリジャはとっくにこの世界を去ったようだな」
そう言って構えをとる彼の手には、巨人の顔をかたどった、リーフラッシャー。
「こいつを倒して、さっさと追いかけないと」
それを高く掲げ、叫ぶ。
「ダイナーーーッ!!!」
彼の体が光に包まれる。光の中から現れたのは、巨人・ウルトラマンダイナ。
ギガデロスの腕のブレードがダイナを襲う。それを受け止め、キックを使って相手との距離を取る。
歴戦の戦士であるダイナは、敵の特徴をよく観察し、的確に攻撃を加えていく。
そして、敵の動きが鈍ってきたところで、とどめのソルジェント光線!
敵は爆散した……かに思えた。しかし、爆風を押しのけて現れたのは、一体増えて二体になったギガデロスの姿だった。
これにはダイナも驚きを隠せない。もう一度光線を打ち込む。だが、またもや分身。今度は三体となって向かってくる。
ダイナはすかさずタイプチェンジ! 青きミラクルタイプに変身。
ウルトラマジックで三人に分身し、ギガデロスをそれぞれ迎え撃つ。
三体を追い詰め、一つの場所に追い込んだところで必殺のレボリウムウェーブ・アタックバージョン。
それは衝撃波が生み出すブラックホール。
次元の狭間へとギガデロスを追いやった。
人々の無事を確認し、ダイナはその惑星を去る。
向かうはチャリジャのいる世界。
以前共に戦ったウルトラマンオーブ……ガイから連絡があり、この世界にいると聞いてやってきたのだ。
しかし、少々遅かったようだ。
そこに、コスモス……春野ムサシもやってきた。
「大丈夫か、こんなところに居て」
「ああ、グローカーの動きは落ち着いた。だけど、元凶を倒さないことにはどうにもならないからね」
―――別の宇宙―――
地球。
怪獣たちと共存し、また自然とも共存するその星で、そのマシンは唸りをあげていた。
「大丈夫そうか」
男が言う。
「ああ、一度、行ったことがあるからね、座標はばっちりさ」
そのマシンは両脇に巨大なタイヤ型の円柱を備えた、それ自体がアルミ缶のような形状であった。
しかし、その大きさは人よりもはるかに大きく、そして現在二名が搭乗していた。
ひとりは、藤宮博也。
先日、ウルトラマンアグルへと変身してネクサス……マキとともにこの星を防衛した。
もう一人は高山我夢。このマシンを作った張本人である。
彼はもう一人の巨人・ウルトラマンガイアなのだが、この宇宙の危機に備えてチャリジャを追うため、マシンの調整に追われていた。そのため、先日は姿を見せなかったのだ。
そのマシンとは、時空移動マシン・XIGアドベンチャー。
マシンが起動し、フレキシブルローターが回転し始める。それはやがて、徐々に空間に歪みを作り出す。そして並行世界への道が切り開かれる!
二人は、ウルトラマンダイナの呼びかけに応え、チャリジャが向かったとされる世界に向けて発進した。
そこは、かつて我夢が初めてアドベンチャーで訪れた並行世界―――
ウルトラマンの存在しない、かつてキングオブモンスと対決した世界であった。
ウルトラマンダイナ フラッシュタイプ
ミラクルタイプ
ギガデロス
登場