THE NEXT RESTART   作:晩舞龍

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U40編
ウルトラの星


 ―――Nの世界―――

 

「ノアは完全に始末した……もう一人のノアは逃がしたが……奴も力を完全には取り戻していない」

 

 ついに魔王へと変生したダークルシファーは、マキを抹殺する段階に計画を移行した。

 

「この宇宙の脅威……キングは潰え、こちらのノアももうすぐ始末し終える。そうすれば、残るはウルトラの星のみだ」

 

 ルシファーは自分の有り余るパワーの一部を分離。

 離れた力は異形の影となり顕現する。その名はダークルギエル。

 

「行け、我が分身ルギエルよ。こちらの世界のウルトラマンノアを抹殺するのだ」

 

 

 

 

 

 マキは無限に広がるかに見える広大な自然の中で、一人の男性に出会った。

 精悍な顔つきに屈強な肉体を併せ持った、まさに"戦士"と呼ぶべき男だ。

 

「すみません、ここは一体……?」

「ん? 君は、どこから来たのかね? この星のものではないようだが」

 

 男の衣服は白い布で、どこか民族衣装を思わせる。

 

「この宇宙に危機が迫っています、そのせいで俺はここまで飛ばされてきました」

 

 ありのままを話すと、男は真剣な表情で聞き入る。その様子から、根がとてもまじめな性格なのだろうと窺える。

 

「宇宙の魔王……それはどんな」

 

 男が言い終わらぬうちに、空から黒い物体が飛来。

 

「もう嗅ぎ付けられたのか!」

 

 マキを追ってやってきた異形の存在、ダークルギエルが豊かな自然あふれる大地に漆黒の足を叩き付け着地した。

 その深紅の釣り目がじっとマキを見つめる。

 

 マキはエボルトラスターを構え、変身しようとする。

 それを男が呼び止める。

 

「質問の答えがまだだったな。ここはウルトラの星、U40。そして私はウルトラの戦士ジョーニアス! 若者よ、共に戦おう!」

 

 マキは驚きながらもうなずき、エボルトラスターを抜刀。奮起の叫びをあげる。

 ノアは自分の命が潰えるその時までマキを気遣い、ウルトラの星という最も安全な場所へ転移させてくれた。彼の願いを、叶えなければ! 

 

「うおおおおッ!!!!」

 

 ジョーニアスはその手にビームフラッシャーを。手を高く掲げ、額に当てて叫ぶ。

 遠い地球の仲間を思い出しながら。

 

「ウルトラチェーンジ!!!」

 

 銀色の巨人、ウルトラマンネクサス アンファンス。

 U40最強の戦士、ウルトラマンジョーニアス。

 

 二人の巨人が、美しき大地に降り立った。

 

「行くぞ!」

 ジョーニアスの咆哮と共に、ネクサスは赤きジュネッスへと変化し、走り出す。

 ルギエルの胸から放たれる光弾をかわし、懐へ飛び込んで光弾を喰らわせる。

 ジョーニアスは空高くジャンプし、急降下からのキックを放つ。ルギエルは圧倒的な戦闘力でマキを弾き飛ばし、ジョーニアスのキックに対抗してエネルギーを込めたパンチを繰り出す。

 

 両者の攻撃が拮抗し、衝撃波を発生させる。

 

 吹き飛ばされたマキは瞬時に起き上がりジュネッスブルーに変化。ジョーニアスとエネルギーのぶつけ合いをしており手が離せないルギエルにオーバーアローレイ・シュトロームを撃ち込む。

 

「グオッ!!!」

 

 脇腹に光の矢が直撃。力を維持できないまま、ジョーニアスのキックを正面から受けてしまう。

 

 だが、ルギエルもやはり悪魔の力の一部なだけあり、そのくらいでは倒れない。逆にジョーニアスの足をつかみ、地面に叩き付ける。マキはジュネッスルージュに変化し、光の槍を投擲するが、それをルギエルは闇のエネルギーで黒化し、自分の得物としてしまった。

 

「これは……私の手に良くなじむ」

 

「まだだっ!!」

 マキは、以前脳裏に焼き付いた謎の記憶を思い起こした。その中には、紫のネクサスが居た―――

 

 ネクサスの体色が変化していく。

 

 ウルトラマンネクサス ジュネッスビオレがそこに現れた。




ウルトラマンジョーニアス

ダークルギエル

登場
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