銀色の翼飛翔するとき
「俺が……あなたと同じ?」
マキの問いにノアは答える。
「そうだ」
「始まりは奴、ダークルシファーがこの世界に来たことだった。奴は、こちらの並行宇宙のすべての生命体を凌駕していた。むろん、私も奴に敗れた……しかし、奴には恐れていることがあった。それは、全並行宇宙の力の結集だ」
「みんなが力を合わせれば、奴に勝てる?」
「そうだ。奴はそれを阻止するため、手下を使ってすべての宇宙に"呪い"を放ち始めた」
「呪い……ガイさんが言っていたやつか。たしか、石像が消してくれていたというけど」
「それは、私の力の一部、ストーンフリューゲルだ」
「私は呪いを早急に消し、宇宙の崩壊を防ぐ必要があった。しかし一方で、手下たちを倒さないと呪いは再び散布されてしまう。そこで、私の意識と残った力の7割をストーンフリューゲルに持たせ、呪いの除去に当たった」
「そ、それで……残りの3割は」
「それがマキ、君なのだ」
淡々と伝えられる事実。失った過去が明かされた。いや、実際には過去などなかったのだ。
マキは、ただの力だった。ウルトラマンザ・ネクストという、純粋で無垢な力だけの存在。
しかし、彼はノアが残してくれていたエボルトラスターの光と周りのウルトラ戦士、そして仲間と関わる中で意識や感情が発生していた。一つの新しい人格が生まれていたのだ。
彼が見た謎の記憶は、ウルトラマンネクサスと一体化した人間たちの記憶。それは彼を進化へと誘った。
マキという人格は曖昧で決して強くはない。しかし、ここまで世界の崩壊を食い止めてきた。かすかだが、マキという人格には"意思"の力があったのだ。
そして、今二つの力が一つになる。
マキが旅の中で取り戻したネクサスの力と、ノア本体の力。
目を覚ますと、そこには銀色に輝く伝説の巨人が顕現していた。それはマキでありザ・ネクストであり、ネクサスであった。しかし、こう呼ぶのがふさわしい。
ウルトラマンノア。銀色の翼と赤きエナジーコアを輝かせ、その手のひらには二人の旅の仲間。それを安全な場所に横たえ、そして振り返る。
そこには、光の国の戦士たち。
並行宇宙の力を結集すれば、勝てる。
ノアは、光の国の戦士たちとともに、ダークルシファー迫りくる宇宙空間へと飛び立った。
ノアと共に飛び立った戦士は4人。
宇宙を股に掛けるウルティメイトフォースゼロのリーダー、ウルトラマンゼロ。
U40最強の戦士、ウルトラマンジョーニアス。
ウルトラ六兄弟とメビウスの力を結集し合体したスーパーウルトラマン、メビウスインフィニティー。
ギャラクシーレスキューフォースより救援にやってきたウルトラマンリブット。
宇宙における最強の戦士たち。その力が正義と平和の翼として飛翔する。
ウルトラマンメビウスインフィニティー
登場