THE NEXT RESTART   作:晩舞龍

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M78スペース編
銀色の翼飛翔するとき


「俺が……あなたと同じ?」

 マキの問いにノアは答える。

 

「そうだ」

 

「始まりは奴、ダークルシファーがこの世界に来たことだった。奴は、こちらの並行宇宙のすべての生命体を凌駕していた。むろん、私も奴に敗れた……しかし、奴には恐れていることがあった。それは、全並行宇宙の力の結集だ」

 

「みんなが力を合わせれば、奴に勝てる?」

「そうだ。奴はそれを阻止するため、手下を使ってすべての宇宙に"呪い"を放ち始めた」

「呪い……ガイさんが言っていたやつか。たしか、石像が消してくれていたというけど」

「それは、私の力の一部、ストーンフリューゲルだ」

 

「私は呪いを早急に消し、宇宙の崩壊を防ぐ必要があった。しかし一方で、手下たちを倒さないと呪いは再び散布されてしまう。そこで、私の意識と残った力の7割をストーンフリューゲルに持たせ、呪いの除去に当たった」

 

「そ、それで……残りの3割は」

「それがマキ、君なのだ」

 

 淡々と伝えられる事実。失った過去が明かされた。いや、実際には過去などなかったのだ。

 マキは、ただの力だった。ウルトラマンザ・ネクストという、純粋で無垢な力だけの存在。

 しかし、彼はノアが残してくれていたエボルトラスターの光と周りのウルトラ戦士、そして仲間と関わる中で意識や感情が発生していた。一つの新しい人格が生まれていたのだ。

 

 彼が見た謎の記憶は、ウルトラマンネクサスと一体化した人間たちの記憶。それは彼を進化へと誘った。

 

 マキという人格は曖昧で決して強くはない。しかし、ここまで世界の崩壊を食い止めてきた。かすかだが、マキという人格には"意思"の力があったのだ。

 

 そして、今二つの力が一つになる。

 マキが旅の中で取り戻したネクサスの力と、ノア本体の力。

 

 目を覚ますと、そこには銀色に輝く伝説の巨人が顕現していた。それはマキでありザ・ネクストであり、ネクサスであった。しかし、こう呼ぶのがふさわしい。

 ウルトラマンノア。銀色の翼と赤きエナジーコアを輝かせ、その手のひらには二人の旅の仲間。それを安全な場所に横たえ、そして振り返る。

 そこには、光の国の戦士たち。

 

 並行宇宙の力を結集すれば、勝てる。

 

 ノアは、光の国の戦士たちとともに、ダークルシファー迫りくる宇宙空間へと飛び立った。

 

 

 

 ノアと共に飛び立った戦士は4人。

 宇宙を股に掛けるウルティメイトフォースゼロのリーダー、ウルトラマンゼロ。

 U40最強の戦士、ウルトラマンジョーニアス。

 ウルトラ六兄弟とメビウスの力を結集し合体したスーパーウルトラマン、メビウスインフィニティー。

 ギャラクシーレスキューフォースより救援にやってきたウルトラマンリブット。

 

 宇宙における最強の戦士たち。その力が正義と平和の翼として飛翔する。




ウルトラマンメビウスインフィニティー

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