日本国召喚×不沈戦艦紀伊   作:明日をユメミル

84 / 258
第15話

フレイアの屋敷の庭にエンジンとローターを回転させたまま着陸したOH-1から機長が降りると、拳銃片手に大村達に駆け寄ってきた。

 

 

「2人とも、無事か!」

 

「両足以外は何とも無い!」

 

「そうか。で、こちらの方々は」

 

「あぁ……ヒノマワリ王国の第1から第3までの王女殿下達だ。今回の作戦で救出予定だった方達だ」

 

 

大村からその話を聞かされたスター41の機長は驚いた。

 

 

「何だって!?確か王城に居る筈じゃ……」

 

「昨日、グラ・バルカスの連中にこの屋敷に幽閉されてたらしいんだ。上はまだこの事を知らない筈だ。直ぐに本部に連絡してくれ」

 

「分かった、待ってろ」

 

 

スター41機長は急いで無線を使い、バルクルス基地へと事の次第を報告した。

 

 

「何という事だ……」

 

 

報告を受けた大内田達は予想外の出来事に驚きを隠せないでいた。

 

 

「だがこれで王族救出の手間が減らす事が出来た。救出部隊はいつ頃現場に到着できる?」

 

「えぇと………現場は城から直線で3キロの地点、救出部隊の現在位置は現場から5キロ地点です」

 

「現場に敵は移動してるか?」

 

「はい。1個小隊が現場の北側から向かってきています」

 

「位置は?」

 

「現場から北へ4キロの地点です。徒歩で移動している様なので、現場への到達予想時間は30分後と予想されます」

 

「タスクフォースと団本部第3小隊を現場へ走らせれば何分で到着できる?」

 

「こちらも30分程で可能です。航空救難団とほぼ同時に到着できるかと」

 

「分かった。彼等を現任務から解き、直ぐに現場に向かうように指示を出せ!」

 

「了解!直ちに指示を出します!」

 

 

タスクフォース332と団本部第3小隊は待機していた王城近くの広場で本部からの指示を受けた。

 

 

「了解。全員聞け、本部から作戦変更指示が来た!救出目標は墜落したジェロニモ6の墜落地点近くへ移動していた。これより現場へ急行する!」

 

「聞いたな?第3小隊続けて行くぞ!」

 

 

タスクフォース332の後を追う形で団本部第3小隊は広場から離れ、墜落地点へと走り出した。

全員、普段から厳しい訓練を受けているため3キロ程度の距離なら走っても問題はなく、皆汗ひとつかかずダッシュで現場に直行する。

 

 

 

 

その情報はバルクルス基地から大塚経由で墜落地点へともたらされた。

 

 

 

「本部から指示が来た!今、救出部隊が向かってきているとの事だ」

 

「そうか。で、俺達は何を?」

 

「上空からこの屋敷周辺の偵察と救出部隊の誘導しろとの命令が来た。後30分でヘリと増援が到着する。救出部隊が到着後にお前ら2人と王女殿下を回収して離脱する!」

 

「分かった!俺から王女殿下に話しておくから、そっちは任務に戻ってくれ」

 

「分かった!また基地で会おう!」

 

 

そう言い残しスター41の機長は自らの機体へ戻ると、屋敷から飛び立ち周辺の警戒任務に入った。

大村は心配そうな表情を浮かべるフレイア達に件の事を説明する。

 

 

「殿下、味方の救出部隊が向かってきています。到着後、直ぐに此処を脱出します」

 

「分かりました」

 

「では脱出の準備を始めてください」

 

「承知しました」

 

 

そう言うとフレイアは使用人達に脱出準備をさせるように命令し、使用人達は大急ぎで屋敷へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く




皆様からのご意見とご感想お待ちしております。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。