ストライクD×D   作:オタク浪漫

12 / 13
大変お待たせしましたm(__)m
最初は新校舎のフェニックス編を全部書いてから投稿する予定でしたが今のペースだと更に長くなるといたった為今できている分を投稿します。


新校舎のフェニックスⅢ

 俺は部員メンバーの視線を一身に浴びるなか説明をした。

 

「あの時俺が呼び出したのは『眷獣(けんじゅう)』っていうんです」

 

「ケンジュウ?・・・・・・眷属と似た響きだけど同じものなの宗司?」

 

「いえ、違います。眷属と眷獣似ていますけど別物ですよ部長」

 

 部長の質問に答えながら俺は話を続けた。

 

「眷獣は一応使い魔に当たる存在です。宿主の血の中に宿る異界の召喚獣でその能力、姿は様々あります」

 

「「「異界の召喚獣!!?」」」

 

「はい、意思を持った超高濃度の魔力の塊で強大な戦闘力を持つ反面召喚の際宿主の寿命を継続的に削り続けながら実体化します」

 

「「「「寿命を!!?」」」」

 

 俺の説明に皆が驚く。異界の内容に部長、兵藤、木場が、寿命の代償に姫柊、姫島先輩、アーシア、塔城が驚いている。

 

「だ、大丈夫なんですか!?先輩!!寿命を代償なんって・・・・・・!?」

 

「宗司くん!そんなムチャをしてたなんて・・・・・・!!」

 

 説明を聞いて姫柊と姫島先輩が俺に詰め寄って来た。その際、至近距離のため二人の髪の匂いがした。

 あ、二人ともいい匂い・・・って、マズイ!

 咄嗟に両手を二人の前に出して距離をとった。

 

「ちょ、ちょっとおちついてくれ!俺は大丈夫だから・・・」

 

「・・・本当ですか?」

 

「!ッ~~~・・・ ええ、本当です!」

 

 俺は心配する姫島先輩の表情に ドキッ としながら説明を続けた。

 

「ゴホンッ、・・・だから常人の寿命では一瞬で尽きてしまうため、基本的には不老不死の吸血鬼にしか扱えないんです」

 

「・・・・私の知っている吸血鬼にはそんな能力(ちから)はないわ」

 

「真祖である先輩だけの力なのでしょうか・・・?」

 

 俺の説明を聞いて部長と姫柊はそれぞれ思考を巡らせている。

 これで納得してくれるといいんだけど・・・・・・。

 俺は他に隠している眷獣の事を話さずにすんで内心ホッとしていると、姫島先輩が話しかけてきた。

 

「・・・・・宗司くん。一つ訊いてもいいかしら?」

 

「なんですか?姫島先輩」

 

「宗司くんは・・・眷獣を何体持っているのかしら?あの時呼び出した眷獣は5番目って言ってましたし・・・」

 

「――――! たしかに・・・」

 

 姫島先輩の言葉で姫柊もハッっと思いだし顔をした。

 マズイ!”獣王の紅玉„(ライガー・アンスラックス)だけだと誤魔化せると思っていたのに。

 俺はおもわず視線を逸らしてしまった。そのため俺がまだ隠しごとがあるとを自分で教えてしまった。

 

「あらあら、まだ私たちに隠しごとがあるようですわね」

 

 頬に手を当てながらもう片手からバチバチっと雷を出してる姫島先輩。その笑顔、怖いです。

 

「先輩、知っていることは全て話してください・・・」

 

 姫柊、ギターケースに手を掛けてるの止めないか、雪霞狼は駄目だろう。

 

「ソージ、私たちに隠しごとなんて、解っているわよね」

 

「・・・・・・」 シュッシュッ。

 

 部長、滅びの魔力を出さないでください。塔城、なぜジャブをしている。

 

「アハハッ・・・」

 

「・・・・・・」サッ!

 

「い、イッセーさんなんで急に目を隠すんですか??」

 

 木場、笑ってないでフォローしてくれ、そして兵藤、アーシアの目を両手で塞ぎながら目を逸らして見なかったことにするな!

 

 

 

 

 

 

 

 

疾く在れ(出やがれ)、第5の眷獣 ”獣王の紅玉„(ライガー・アンスラックス)―――――!!!」

 

ガァオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

 

「!!―――これが眷獣」

 

「ス、スゲェェェェェ!!」

 

「はわわわわわ!!?」

 

「!? ・・・・・・スゴイです」

 

「まさかこれ程とはね・・・・・・」

 

 追い詰められた俺は早々に降参して部長たちに眷獣を見せている。みんな初めて見る眷獣、”獣王の紅玉„(ライガー・アンスラックス)に驚愕している。

 

「とんでもないわね、あんなのがまだ複数いるなんて。ソージ、他の眷獣も見せてちょうだい」

 

 ”獣王の紅玉„(ライガー・アンスラックス)を見ていた部長が振り返り他の眷獣を見せてくれと言ってくる。それにたいして俺はうつむいた。

 

「・・・・・・」

 

「?・・・どうしたですか先輩」

 

 姫柊が俺の様子に気づいて話しかけてくる。

 ・・・・・正直に話すか。ハァァ~~・・・。

 心の中でため息を吐き俺は正直言う。

 

「・・・部長、他の眷獣は出せません」

 

「出せない・・・ですか?」

 

「・・・・・・どういうことことですか?」

 

 アーシアと塔城が不思議そうに訊いてくる。俺は右手で頭を掻きながら理由を言った。

 

「そこにいるってのと自由に使えるってのは全然別の話ってことだ。あいつらは俺の命令なんか聞きかないんだ。俺の事を宿主とも思ってないんだよ・・・」

 

「「「「「「なっ!?」」」」」」

 

 皆俺の説明に驚いている。そりゃそうだ、主の命令を聞かない使い魔など聞いたことも無いだろうし。

 

「そんなことあるんですか!?」

 

「まぁ、かなり特殊だろうな・・・」

 

 姫柊の問いに俺は顔を逸らしながら答える。

 

「そんな使い魔聞いたことも無いわね・・・ソージ」

 

「はい」

 

「あなたの眷獣はどれほどの力を持っているの?」

 

「・・・眷獣一体でもかるく国を滅ぼせるほどです」

 

「「「「「「「―――――――――!?!?」」」」」」」

 

 俺の回答に先ほどと比べ物にならない程皆驚愕している。国を滅ぼせる使い魔なんて前代未聞だろうし、それが複数体いるうえに制御不能なのだから当然の反応だろう。

 

「ソージ!/先輩!」

 

「ハイ!」

 

 部長と姫柊が同時に俺に詰め寄って来た。そのあまりのの迫力に面喰い俺もおもわず返事をしてしまう。

 

「むやみにその眷獣(ちから)を使わないでください」

 

「そうね、制御できるまで眷獣(ちから)を使うのは禁止よ。いいわねソージ」

 

「わ、わかりました・・・」

 

 こうして午前中の勉強会は終わり昼飯を食べまた特訓に励んだ。

 

 

 

 

 

 

 夜の特訓を終わり皆が寝静まっている中俺は一人外に出て夜空を見ていた。明日のレーティングゲームの事を考えていたら眠れなくなったからだ。

 ・・・・・・レーティングゲーム俺も出られたら・・・って想ってませんか、先輩?」

 

「・・・人の心を読むな姫柊」

 

 何時の間にかいたのか背後から姫柊の声が聞こえた。後ろに振り返ると寝間着姿の姫柊がいた。いつも制服を着ている姫柊しか見たことなかったため寝間着の姫柊におもわず見惚れてしまった。

 

「? 先輩どうかしましたか?」

 

「! いや、ひ、姫柊も眠れなかったのか?」

 

「・・・はい、明日のことをどうしても考えってしまって寝付けなくて」

 

「そうか・・・」

 

 姫柊も俺と同じだと知り内心安堵した俺は再び星々が輝く夜空を見た。街中と違い星の光を遮るモノが無いので星がよく見える。

 

「綺麗だな・・・」

 

「そうですね」

 

 隣にきた姫柊に俺は考えていたことおもいきって姫柊に訊いた。戦闘のプロの姫柊ならいい答えが貰えると思ったからだ。

 

「・・・・・・姫柊、部長たち勝てると想うか?」

 

「・・・ほぼ・・・可能性はありません」

 

 だが、返ってきた言葉は俺が望んだものじゃなかった。

 

「部長・・・リアス先輩たちとライザー・フェニックスとその眷属とでは大きな差があります」

 

「大きな差・・・・」

 

「はい」

 

 姫柊は俺の方に向いて続きを話した。

 

「一つは人数。ライザー・フェニックスは眷属が15人全員揃っているに対してリアス先輩たちはリアス先輩をいれても6人。圧倒的な人数差があります。二つ目に経験の差です。一誠先輩とアーシア先輩以外の皆さんは戦闘経験が多くあるでしょうが、今回のレーティングゲームは初めてです。それに比べて相手の方は何度もレーティングゲームも実戦している経験者、ベテランと素人の差は先輩でも解りますよね」

 

「ああ」

 

「そして最後の理由ですが、相手が”フェニックス„だからです」

 

不死鳥(フェニックス)・・・」

 

「炎の中から幾度も蘇る不死なる鳥、その涙はあらゆる傷を癒す秘薬、その流れる血を飲めば不老不死を得られる命を司る聖獣。それがフェニックス伝承です。そして悪魔のフェニックスも同じ不死の能力をもっています」

 

「不死・・・か」

 

「はい、それがどれほどの能力か真祖(不死)である先輩なら解りますよね」

 

「ああ・・・嫌になる程な」

 

 不死(のろい)がどれほどの能力(もの)かな・・・。

 

「でも、絶対倒せないわけでもないんです」

 

「なに?そうなのか」

 

 姫柊から意外な事実を聞いて俺は純粋に驚く。不死身といっても真祖(おれ)ほどではないようだ。

 

「はい、方法は二つです。圧倒的力で押し通すか、復活するたびに何度も倒して精神を潰すことです」

 

 おいそれって―――――。

 

「それってどっちにしても力と実力が必要だってことだろう」

 

「そうなります。それも相手を圧倒するほどの力と実力が必要です。」

 

 相手を圧倒するほどの実力、圧倒的な力・・・・・・あっ!

 

「兵藤の・・・・赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!あれなら圧倒的力を出せる・・・!」

 

 神すら屠る神滅具(ロンギヌス)の一つである赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)。その能力は10秒ごとに自らの力を倍にする反則的なものだ。

 

「ええ、先輩の言う通りです。一誠先輩の赤龍帝の籠手ならフェニックスを上回る可能性があります。それがリアス先輩たちのゆういつの可能性なんです。ですが・・・・・・」

 

 姫柊が何かを言いかけたので気になった。

 

「? ですが?」

 

「いえ、それより先輩に訊きたいことがあります」

 

「訊きたいこと・・・?」

 

「先輩・・・先輩はどうやってあの”獣王の紅玉„(眷獣)を手懐けたんですか?」

 

「?!ぐっ・・・そ、それは・・・」

 

「・・・やっぱり従えるための何か手順があるんですね」

 

 姫柊の視線に耐えられず俺は顔を逸らすが姫柊はジ~っと見てくる。

 

「先輩、正直に話してください。でないと・・・」

 

「でないと・・・?」

 

「先輩が今まで私にしたいやらしいことを朱乃先輩に云います」

 

 姫柊の発言に姫島先輩に知られたらどんな目に合うか想像してしまった。

 あらあら、宗司くんたらいけませんわね。おしおきが必要ですわね。 バチバチ!!

 

「!?! それだけはやめてくれ!頼むッ!!」

 

「なら教えてくれますよね先輩」

 

「!・・・・それは・・・」

 

お し え て く れ ま す よ ね?

 

「・・・はぁぁ、わかった」

 

 姫柊の凄味のある笑顔に屈した俺は渋々説明した。

 

「眷獣は俺が吸血鬼として当たり前の行為をしていないから俺を主人として認めてくれないんだ」

 

「当たり前の行為・・・ですか?それはなんですか」

 

「きゅ・・・け・・つこ・・だ」

 

「? すみません先輩よく聞こえませんでした。もう一度お願いします」

 

 絞りだすほどの声で言うがやはりよく聞こえなかったようで姫柊は聞き返してきた。俺はやけくそ気味に一気に言った。

 

「――――吸血行為だ!!それをしてないから俺は認められてないの!!」

 

「!? そ、そうですか・・・」

 

「それじゃ俺寝るわ、また明日な!」

 

ダッ

 

 いきなりの声にびっくしたのか姫柊は表情が少し引き攣っていたが納得してくれたようだった。いたたまれなくなった俺はそのまま全力で走って別荘に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~、はぁ~、はぁ~」

 

 玄関にたどり着いた俺は手を膝に付けて走った所為で乱れた呼吸を整えるために深呼吸した。

 少しづつ息が整っている時、足音ともに声が聞こえた。

 

「宗司くん?」

 

 声に気づいて顔を上げると寝間着姿の姫島先輩がいた。

 いつもの纏めている髪を下ろしているためか寝間着姿と合わさって益々色っぽくみえる姿に内心ドキドキするのを隠しながら俺は会話する。

 

「姫島先輩?どうして・・・」

 

「うふふふ、明日のゲームに緊張して寝付けなかったので夜空でも見ようかとしていましたの」

 

「そうですか・・」

 

「宗司くんこそどうして外にいたんですの?」

 

「俺も同じです。寝付けなくて外で夜空を観てたんです」

 

「そうなの、なら二人とも同じですわね」

 

「ええ、そうですね」

 

 先輩とたわいない会話してると夜風が吹いてきた。

 夜風が姫島先輩の髪を靡かせ先輩はそれを手で押さえる。そのポーズとあいまって増々色っぽく見えてしまった。

 本当に俺の一つ上なのか?そうとはおもえない程色っぽい。・・・・・っ!まずい!!

 姫島先輩に見惚れていたら吸血衝動とともに鼻血が出てしまった。

 

「! あらあら、宗司くん大丈夫かしら?ちょっとまっててください」

 

 そう言うと朱乃さんはリビングに入っていきティッシュ持って戻ってきた。

 

「これを使ってください」

 

「あ、ありがとうございます。姫島先輩」

 

「うふふ、朱乃でかまいませんわ」

 

「それはちょっと・・・」

 

 俺はやんわりと拒むと姫島先輩が少し俯き拗ねた口調になった。

 

殲教師(エクソシスト)との時は名前でよんでくれましたのに・・」

 

「! あっ、あの時は咄嗟で・・・・ッ」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 姫島先輩が笑顔で俺を見つめながら近づいてくる。

 その行動に俺は困惑した。

 まっ、まずい!!吸血衝動が!!

 

「!! ひ、姫島先輩ッ!?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 姫島先輩は俺を無視してさらに近づいてくる。

 

ドクン!

 

 やっ、やばいぃぃぃぃぃぃ!!!!

 

「~~~~~~~っ、朱乃さん!!」

 

「! はい (^^♪」

 

 俺は諦めて名前で朱乃さんをよぶことにした。

 そして俺に名前でよばれた朱乃さんは何故か嬉しそうに微笑むのだった。

 

 

 

 

 俺と朱乃さんは玄関からリビングに移動した。

 深夜のリビングには勿論誰も居らず静かだった。

 俺は適当にソファー座った。

 朱乃さんは「お茶を入れてきますわ」言い台所に行った。

 その間俺はソファーでボーっとして、数分後に台所から朱乃さんが湯呑を持って戻ってきた。

 

「お待たせしましたわ」

 

 そう言いながら朱乃さんはお茶を渡してきた。

 

「ありがとうございます」

 

「うふふふ、どういたしまして」

 

 朱乃さんも自分のお茶を持ってが俺の隣に座った。

 

「あ、朱乃さん!」

 

「あらあら、どうしましたの?」

 

 そう言いながらお茶を机に置き俺にもたれかかってくる朱乃さん。

 こ、この人わざとやっているな!!

 内心を表に出さないようにして確信すると朱乃さんが話しかけてきた。

 

「・・・ねえ、宗司君」

 

「? はい」

 

「どうやったら眷獣を制御できるか教えてくれます」

 

「!? はい!!」

 

 朱乃さんのいきなりの質問に動揺して返事してしまった。

 

「なんで急にそんなこと聞くんですか!?」

 

「明日菜ちゃんにはもう教えてさしあげたんでしょう?」

 

「!!なっなぜそれを・・・・(-_-;)」

 

「あらあら、やっぱりそうでしたわ」

 

「!?ひっひかっけましたね!!」

 

「うふふふ(^^♪」

 

 俺はまんまと朱乃さんに騙されたようだ。

 そんな朱乃さんは笑顔で微笑んでいた朱乃さんは何かを思いついた顔をしてから上目使いで俺にのしかかってきた。

 至近距離で朱乃さん顔とその綺麗な髪の一部が俺を顔にかかる。

 

ドックン!

 

 ままマズい~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!?

 吸血衝動が出たのと至近距離の朱乃さんの今の状況で俺はパニック状態。

 そこに朱乃さんは更に近づいて来て俺の耳元で囁いてきた。

 

「宗司君。明日菜ちゃんだけでなく私にも教えてくれますわよね?もし、教えてくれないなら・・・」

 

「・・・・なら?(-_-;)」

 

「宗司くんにエッチなことをされたと明日菜ちゃんや浅葱さんに言いふらしますわ(^^♪」

 

 朱乃さんの発言を聴き、脳内で想像した。

 冷たい目で雪霞狼(せっかろう)を構える姫柊。

 目が笑ってない笑顔で洒落にならない威圧感を放つ奈織。

 想像した瞬間命の危機を悟った。

 

「勘弁してください!!」

 

「じゃあ、教えてくれますね」

 

「はい(T_T)」

 

「うふふふ(^^♪」

 

 こうして朱乃さんにも説明するはめになった。

 今夜で生涯の秘密を二人にも知られてしまう俺だった。

 ・・・・・・・女は怖い・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は自室ベットに座りで項垂れていた。

合宿が終わりゲーム当日に部長たちを見送った俺と姫柊がグレイフィアさんが用意してくれた映像で観戦させてもらえた。

 結果は部長たちはレーティングゲームに敗北だった。兵藤は重傷で未だに眠っている。

 アーシアがついているから大丈夫だろうがそれでも心配だった。

 それに今日は部長とライザー・フェニックスの婚約パーティーの日だ。

 俺と姫柊はパーティーに参加できないけど朱乃さん、木場、塔城は参加している。

 ゲーム後にあった部長は自分の所為で兵藤を傷つけたこと対する後悔と悲しみで泣いていた。

 俺は抗議するべきだと部長に言った。だってそうだろう素人対ベテランなんてどう見ても出来レース俺は納得できなかった。しかし、部長からの返事は ごめんなさい だった。

 俺もゲームに出れていれば・・・・・。

 

「くそっ」

 

 苛立った俺は自分の膝の上で握りこぶしを力強く握りしめる。

 

コンコン

 

「先輩、今いいですか?入りますよ」

 

 ドアにノックの音ともに姫柊の声が聞こえた。そのまま姫柊がドアを開け入ってきた。

 

ガチャ

 

「先輩、アーシア先輩から連絡がありました。兵藤先輩が目を覚ましたそうです」

 

「! ほ、本当か!!」

 

「はい・・・」

 

「そうか、よかった・・・」

 

 姫柊の報告に俺は安堵した。

 だが何故か姫柊の表情は憂いた。

 どうしたんだ・・・?

 

「姫柊・・・?」

 

「・・・先輩、兵藤先輩は今冥界にいます」

 

「!? ・・・部長を助けにいったのか!」

 

「はい・・・」

 

「あの馬鹿ッ、病み上がりなんだぞ無茶しやがって!」

 

 兵藤の無茶な行動に俺は苛立つ。

 部長も兵藤も俺の気も知らないで自分で勝手に決めやがって・・・・!!

 俺は更に苛立っていると無言になっていた姫柊がギターケースから雪霞狼を取りだし、くるり、と軽やかに回してみせた。

 一回転と半分―――銀色の穂先が彼女自身にのほうにへと向けれる。

 そして姫柊は、その刃を、制服の襟元からのぞく自分の首筋に押し当てた。

 すっ、と音もなく槍が引かれた。

 姫柊の肌に一筋の赤い線が走り、やがてぷつぷつと血の滴が浮き上がる。

 

「ひ、姫柊!?何を・・・」

 

「先輩、私の血を・・・・・吸ってください」

 

「!? な、なに言いだすんだよ」

 

 姫柊の急な行動と要求に俺は狼狽えうる。

 逆に姫柊は冷静だった。

 

「先輩、今回の事は悪魔(あちら)の内情なので獅子王機関の剣巫の私は手を貸すことができません」

 

 姫柊はつらそうな顔をする。

 

「ですが、後輩として・・・いえ、同じ女性としてリアス先輩を私も助けたいんです。ですから先輩、私の血を吸ってください。そして新たな眷獣()でリアス先輩や兵藤先輩、皆を助けてください!」

 

「姫柊・・・」

 

 姫柊の想いを聞いた俺は突き動かされるように姫柊に近づいていく。

 姫柊も緊張しているのか体が強張っている。

 俺は姫柊両腕で抱きしめ首元に顔を近づけ髪の匂いを嗅いだ。

 

「・・・やっぱりいい匂いだ」

 

「!!? ~~~~~」

 

 俺の言葉に姫柊が反応したの感じながら吸血衝動に身を任せ姫柊の首筋に牙を突き刺した。

 

「あ、()・・・・・先ぱ・・・・・い・・・・」

 

 痛みに耐えているためか、その手が俺の服をきつく握ってくる。姫柊の唇から弱々しい吐息が漏れる。

 やがて俺の腕に抱かれていた姫柊の身体から力が抜けていく。そして、

 

 ・・・・・――――――~~~~~~~~~~~!!!

 

 俺の中で眷獣が覚醒した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 魔界、悪魔の住まう地。

 そこでおこなはれているリアス・グレモリーとライザー・フェニックスの婚約パーティー。

 そこへ乱入した兵藤一誠とライザー・フェニックスの一騎打ちが魔王サーゼクス・ルシファーの計らいで始まろうとしていた。

 

「部長はおまえには絶対渡さない!!」

 

「こい!また格の違い教えてやる!!」

 

 一誠は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)をだして構える。ライザーも炎の翼だした。

 二人の戦いが始まろうとしたその時、二人の間の空間に切れ目ができた。

 いきなりの事に一誠とライザー、フィールドの外から見ていた観客達も驚いていた。

 裂け目から誰かが出て来た。その人物を見て一誠、リアス、朱乃、祐斗、子猫は更に驚く。

 

「「「「「宗司/君/先輩!?」」」」」

 

 人間界にいる筈のオカルト研究部のメンバー逢魔宗司だった。

 

「・・・パーティーには間に合ったみたいだな」

 第5真祖終焉の暁(エンド・ローウン)、逢魔宗司が魔界に現れた。




零時にもう一話投稿しますので待っててください。感想が間違い報告があったらお願いしますm(__)m
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。