ストライクD×D   作:オタク浪漫

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今回は主人公の日常と裏関係との接触までの話です。


旧校舎のディアボロスⅠ

「・・・・・・・怠い」

 

 俺はようやく授業が終わった教室で机に顔をつけてダレていた。外からは部活動を始めた生徒の声がする。

 一日の授業を受けるだけなのにこんなにキツイとはな。体質の所為とはいえやっぱり怠いな。

 そんな事を思いながら俺は教室でダレていると一人の女子生徒が声を掛けてきた。

 

「宗司、いつもの事だけどなにダレているのよ。たかが授業を受けただけでなんですべてを出し尽くしたようになっているのかしら」

 

「・・・・・・うるへ~、奈織(なおり)。ほっとけ」

 

 俺は声を掛けてきた女子生徒、浅葱奈織(あさぎなおり)に力なく言い返す。

 浅葱奈織(あさぎなおり)、同じ中学に通った同級生であり、学園一の秀才である。なんでか俺の世話を買ってでる変わり者だ。

 ま、こいつには何だかんだで助けて貰っているからなんも言えないんだけど。

 

「ほっとけって、アンタみたいなのほっとけるわけないじゃない!いつも怠そうにして危なっかしいんだから誰かが面倒を見ないといけないでしょう」

 

「それだったらなんでお前がするんだ?他の誰でもいいんだろう」

 

「!――そ、それは/////~~~~」

 

 俺が質問すると何故か奈織は顔を赤くしてゴニョゴニョなにか言っている。

 

ヒソヒソ 「あんな解りやすい態度なのになんで気づかないのかな逢魔君は」

 

ひそひそ 「ほんと、奈織が可哀そう」

 

 なんか外野が騒がしいな。

 

「~~~!アンタの面倒を他の人にまかせたら可哀そうでしょう!だ・か・ら仕方なく私が面倒を見てあげているの!わかった!」

 

「・・・・そうか、良い奴だなおまえは」ニコ

 

「/////わ、分かればいいのよ、ふん////」

 

ひそひそ 「くそ~、浅葱さんにあんな顔させやがってー」

 

ヒソヒソ 「逢魔の奴~、羨まし~妬ましい~」

 

 ・・・・・・やっぱ外野が騒がしいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「課題、面倒だな」

 

 あの後教室を出た俺は帰るために玄関に向かっている。廊下には俺のように帰ろうとしている者や部活動に行く学生が多くいた。その中を歩いていると前の方から一人の女子生徒がこちらに歩いて来ていた。

 あれはたしか3年の姫島朱乃先輩。学園の2大お姉さまと呼ばれている一人だったか。

 和風感漂う佇まいと笑顔を絶やさないニコニコスマイル。まさに理想の大和撫子そのものだ。その為男女共に学生からの人気もある。

 まっ、俺には関係ないことだな。

 俺はそんな事を思いながら廊下を進み彼女とすれ違った瞬間、俺の体は変調をきたした。

 ――――!なっ、なんで急に発作(・・)が!?

 俺はとっさに鼻を抑えた。だが間に合わず鼻から血が流れ出す。

 

「あらあら、大丈夫ですか?」

 

 鼻血を抑えている俺に姫島先輩が話しかけてくる。急に花血を出した俺を心配してくれているんだろう。

 

「大丈夫です。何でもありませんから」

 

「そうですか、でも念の為に保健室まで行きましょう。私も付き添いをしますわ」

 

ドクン。

 

「!!いいいいえ結構ですぅううううう!!」

 

ダッ ドドドドドドドドド。

 

 俺は鼻を抑えながら彼女から離れるべく廊下を走った。

 

 

 

 

 

 

 

 朱乃は呆気にとらわれていた。用事をすまし部室に行くため廊下を歩いていた時自分とすれ違った男子生徒が急に鼻血を出していた。朱乃は急に鼻血を出した生徒を心配して声をかけるが男子生徒は鼻を抑えながら心配ないと言い自分から凄い勢いで走り去っていった。

 ―――えっ?

 朱乃は走り去っていく男子生徒の後ろ姿にデジャヴを感じた。自分から走り去る誰かの後ろ姿。朱乃はそれを何処かで見たことがあったような気がした。

 朱乃はそのまま立ち尽くし男子生徒が走り去った廊下を見続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁはぁ、まさかあんなとこで吸血衝動が起こるとはな」

 

 旧校舎の方に来た俺は鼻血が出てる鼻から手を放しポケットからティッシュを鼻に突っ込む。

 

「まさか俺も暁古城と同じ体質なるとはな・・・・・はぁーー」

 

 そう俺はストライク・ザ・ブラッドの主人公、暁古城と同じ性的に興奮すること吸血衝動がおきるのだ。しかもその所為で鼻血がでる始末だ。

 

「・・・・・いつまでこんなとこにいるわけにはいかないなし帰るか」

 

 俺は玄関に向かうべく足を向けるが旧校舎の方から視線を感じたため振り返った。旧校舎の二階の一室の窓から紅い髪の女生徒がこちらを見ていた。

 あれはリアス・グレモリー先輩だったか、さっき俺が逃げた姫島先輩と並ぶ2大お姉さまの一人。

 俺はその容姿を素直に綺麗だと思ったがそれ故に彼女が人以外の何かに見えた。

 ・・・・・・・帰るか。

 考えることをやめた俺は帰るため玄関に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの男子生徒・・・・・・」

  リアスは部室内のソファーに座りながら先ほど感じた変な感覚について考えていた。先ほど部室で寛いでいる時に校舎の方から走る音が聞こえた。気になり窓から外を見ると一人の男子生徒がいた。荒い息を繰り返し、少ししたら落ち着きポケットからティッシュを取り出し鼻に詰めていた。

 鼻血、かしら?

 その後何か悩むような仕草をした後校舎に向かい歩き出したが急に旧校舎に振り返り、自分のいる方を見た。

 その時、言い表せぬ感覚を覚えた。自分を見ていたのは一人だけのはずなのに複数に見られている感じがしのだ。

 その後男子生徒はを少しの間自分を見ると再び校舎の方に歩いて行った。

 

「何だったのかしらあの感覚。・・・・・・あの男子生徒調べる必要があるわね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 吸血衝動が起きた日から5日たった夜、俺は妹に頼まれ近くのコンビニまで買い物に出かけた。時間が時間だけに外を歩いている人は少なかった。

 

「たくっ、こんな時間に買い物を頼むなよな。まっ、俺にとっては快適な時間帯だけどな♪」

 

 夜、それは吸血鬼にとっての活動時間だ。そのため怠くなる朝と違い体が軽くていい気分だ。

 俺は気分よくコンビニに向かい頼まれ物を買って帰り道を歩く。

 ~♪夜の時間帯はやはり気分が良いな~。体は怠く無いし逆に活性化するしサイコ~♪・・・・ひさびさにこの近くの公園でも行くか。

 そう考えた俺は意気揚々と公園に向かった。・・・・・そこで俺の平凡な日常が終わるとも知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

「此処までだな小僧」

 

「がっ・・・・・あぁぁぁ・・・・」

 

 なんでこんな目に遭ってんだ俺は!?

 俺、兵藤一誠は数日前に彼女、天野夕麻ちゃんと出会い彼女が俺と付き合ってと告白されめでたく恋人同士になりデートをする約束をした。初めてできた恋人だったため俺は楽しいデートにするため色々準備をしてデートした。デートは夕麻ちゃんも楽しんでくれて上手くいっていた。そう、あの時までは・・・・・。

 夕方にこの公園来た俺と夕麻ちゃん。夕麻ちゃんはデートが楽しかったと言い俺にお願いをしてきた。

 俺は快く引き受けた。だがそれは俺が思っていたものじゃなかった。

 

「イッセーくん死んでくれる」

 

 その一言ともに夕麻ちゃんの背中から黒い翼が生え、その手から光る槍を俺に投げて俺の腹部を貫いた。

 

ズシャッ。

 

 痛みと混乱が入り混じり俺は倒れた。大量の血が流れていく。夕麻ちゃんが何かを言っているが俺の頭の中には入ってこなかった。

 言いたいこと言ったためか夕麻ちゃんは去って行った。動けない俺の体から血が流れ続けている。

 俺、死ぬのか?・・・・し・・・・死ぬんなら巨乳の美女の胸の中で・・・・・死にたい・・・・・・。

 意識が朦朧とする中俺が最後に見たのは紅い髪の美女だった。

 目が覚めた時には自分のベット中にいた。いつの間にか自分の家に帰ってきており、腹にあった大怪我もなかった。

 昨日のことで携帯で夕麻ちゃんに連絡しようとするが電話番号もメールアドレスも二人の記念に撮った写メも消えていた。

 その日俺は学校に着くなり学友の二人、松田と元浜に夕麻ちゃんのことを聞くも憶えていなかった。そうまるで最初から夕麻ちゃんがいなかったように誰も憶えていなかったのだ。

 あれから学校が終わり松田の家でビデオ鑑賞して最後の作品を見終わると十時になっていたため帰ることにした。時間が時間だけに外は暗く周りには人は歩いてい。

 ・・・・なんか体がオカシイ。体の内側から力が漲ってくる。それに暗いはずなのによく見える。どうなってるんだ?

 俺は自分の体の変化に戸惑っている最中に俺は生まれて初めて本物の殺意を感じた。殺意がくる方を見るとコートを着た男がいた。

 

「これは数奇なものだ。こんな地方で貴様のような存在に会うのだからな」

 

 なにを言っているんだ?

 

「主は誰だ?こんな場所を縄張りにしている輩だ、おまえの主は誰なんだ?答えろ」

 

 男が近づいて来る。

 マズイ!

 

バッ!

 

 俺は振り向き一気に今来た道を全速力で走った。捕まるまいと遠くへ走り続けた。体力も朝に感じた怠さ違い活性化している。夜の所為なのか。そう思った時一つの考えが浮かんだ。

 これって――――まるで吸血鬼みたいだ。

 走り続けて15分は経ったくらいで俺は公園にたどり着いた。俺は噴水近くまで来て一休みして俺は周りを見渡した。

 あれ?ここ・・・・知っている。

 そうだ、ここは夕麻ちゃんとデートで最後に来た場所!

 ・・・・・・なんでここに来てしまったんだ。

 

!ぞくっ。

 

 背筋に冷たいものが走る。

 俺は後ろを振り返るとさっきのスーツの男が立っていた。黒い翼をその背から生やして。

 俺は夢を見ているのか?人の背中から翼が生えているなんて現実じゃありえないファンタジーの話だ。

 

「逃げられると思ったか?舐められたものだな、下級にこのように思われるとは。さておまえの主の名を言え。こんなところでおまえたちに邪魔をされると迷惑なのでな。ん・・・・・・・まさか、『はぐれ』か?主なしならばこの困惑よう説明できる。ならばすぐに始末してやろう」

 

 男の手の中に光が集まりだした。

 こ、これって夕麻ちゃんの時と同じ!

 男の手に集まった光は槍の形になった。

 ―――ヤバい!

 と思ったときにはずでに腹に槍が貫いていた。

 

 

 

 

 

 

 

「痛かろう?光はおまえらにとって猛毒だからな。その身に受ければ大きなダメージになる。だが意外と頑丈のようだな次はもう少し光の力を込めてやろう」

 

 ―――っくそ。なんだよ、俺は訳もわからずここで殺されるのか?まだやりたいことがあるのに。

 膝をついている俺に男が槍を向けた。

 

「死ね」

 

シュカッ。

 

 

 

 

 

 

ダダダダダダダダダダ。 バッ!

 

「おらぁぁぁぁああああああ!」

 

バキャァアアン!

 

「なに!?」

 

「えっ?」

 

 突然のことだった。誰かが飛び込んで来て俺に迫ってくる光の槍を拳で破壊した。

 俺は驚き、スーツの男もいきなりのことに驚いていた。

 

ズザッ。

 

 謎の人物が着地をして立ち上がり俺を一瞥した。その時に顔が見えて俺は謎の人物の正体がわかった。

 !こいつは、駒王学園2年の秀才美少女として名高い浅葱奈織ちゃんを独り占めにしている木場祐斗に次いで全校男子の敵、逢魔宗司!

 

「たくっ、人が気分よく散歩と洒落込んでいるときにこんな現場に出くわすとはな。おい、そこのおっさん!うちの学校の生徒になにしてやがる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 せっかく散歩を楽しんでいたらまさかこんな現場に出くわすなんてな・・・・・・・。

 俺は腹を光で形成された槍で腹を貫かれた同じ学園の生徒を守るように黒い翼を生やしたスーツの男と対峙した。男もいきなり乱入した俺に警戒をして俺を睨みつけている。

 ・・・・・それにしても黒い翼ね。今朝見た夢で話がでた堕天使って奴か。まさか出会うことになるとわな。

 俺がそう思っていると堕天使が話しかけてくる。

 

「きさま何者だ?そこの下級の主か?」

 

 ・・・・・・下級に主ね。話から察するに後ろの男子生徒は下級の魔族で誰かの眷属ということか。

 

「生憎だが俺は後ろの奴が同じ学園に通っている生徒だから助けたんだ。主とかそんなの知らないね」

 

「ならばなおのことだ。きさまは何者だ?その魔力、上級いやそれ以上の桁外れな魔力だ。そんな存在が人間のはずがない。きさまは一体「その子に触れないでちょうだい」!?」

 

 堕天使が俺に問い詰めている最中第三者の声が割って入ってきた。

 俺は声がした方、後ろを見ると予想外の人物が立っていた。

 

「リアス・グレモリー・・・・・先輩」

 

 その紅い髪が印象的で今日たまたま旧校舎で見かけた学園の有名人。まさかの人の登場に俺は驚きを隠せなかった。

 

「・・・・・グレモリー家の者か・・・・・」

 

 堕天使が憎々しげにグレモリー先輩を睨みつける。

 

「リアス・グレモリーよ。ごきげんよう、堕ちた天使さん。そして逢魔宗司くん」

 

 グレモリー先輩は俺にも挨拶すると堕天使を睨みにつけた。

 

「この子にちょっかいをだすなら、容赦はしないわ」

 

「・・・ふふっ、なるほど。その者はそちらの眷属か。ならばこの町もそちらの縄張りにというわけか。今日はこちらの非礼を詫びよう。そして忠告をしておこう。下僕の放し飼いはしないことだ。私のような者に狩られてしまうからな」

 

「ご忠告痛み入るわ。この町は私の管轄なの。私の邪魔をしたら、そのときは容赦なくやるわ」

 

「その台詞、そっくりそのまま返そう、グレモリー家次期当主。そしてきさまが何者か知りたかったが今回は諦めよう。我が名はドーナシーク。再び見えないことを願おう」

 

 そう言うと黒い翼を羽ばたかせ俺やグレモリー先輩と男子を睨み、夜空に消え去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 堕天使が去って公園には俺とグレモリー先輩と男子だけになった。男子は堕天使が去ったためか気が抜けたためか気を失っていた。腹にあいた傷から血が流れ出ている。グレモリー先輩は男子の様子を確認して俺の方を向く。

 

「さて、逢魔宗司くん。この子を助けてくれて感謝するわ。あなたが何者か知りたいとこだけど、今はこの子ことを優先するわ。詳しい話は明日の放課後にしましょう。放課後に迎えを出すわ」

 

 そう言うとグレモリー先輩は男子と共に赤い光に包まれ消えた。

 彼女が消えた後俺は帰りながら頭の中で情報を整理した。

 さて今までの会話から推測するにリアス・グレモリーは人間じゃなく魔族。そしてこの町は彼女の治める縄張りで倒れている男子は彼女の眷属だということ。あの会話から堕天使と魔族は敵対関係である。そして放課後にグレモリー先輩とお話をすることになったことだ。

 

「・・・・・・明日はめんどくさいことになりそうだな。俺の平穏が。はぁぁぁ~~」

 

 俺は気が重くなりながら家に帰り家に着いたら妹に帰りが遅いことで怒られるはめになった。

 俺が何をした。




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