Devils front line   作:白黒モンブラン

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―――見るのは彼女達とは限らない


Act95 Either nightmare Ⅰ

鉄血のハイエンドモデル 錬金術士(アルケミスト)によるS10地区前線基地襲撃。

突然の事に最初こそは混乱に陥るが、流石は悪魔との戦いに身を投じ、何が起きてもおかしくない状況に慣れているのか基地所属の人形達の対応は早かった。

簡易であるが防衛線構築に成功し、内部に入れさせまいと鉄血を迎え撃っていた。しかし襲撃直後に幾らか鉄血の人形の侵入を許してしまったか内部でも銃声が引っ切り無しに響いていた。

そして激戦地帯化した基地正面入口では第三部隊を纏める経験があってかMG5が簡単な指示を飛ばし、この場に集結した人形達は攻め入ってくる鉄血人形部隊に向かって鉛玉を叩きこんでいた。

数では相手が上を行っている。この防衛線もどれ程持つか分からない。しかし彼女達は引き金を引く事を止めない。

 

「ダミーとの連携も忘れるな!SG部隊は空いた入口から入ってくる奴らにご挨拶の散弾を食わらせてやれ!AA-12!任せるぞ!」

 

「了解!」

 

AA-12を主軸とした即席で編成されたSG部隊が空いた入口からなだれ込んでくる敵に対し散弾をお見舞いし後方からは迎撃に来ていたSVDやリー・エンフィールドと言ったRF部隊が的確な狙撃で敵の進行を食い止める。

雑魚程度なら何とかなる。しかし今の状況でダミーまで引き連れてきた錬金術士を相手出来るか。正直言ってそれは無謀とも言えた。相手するとしてもこの戦力では一体が関の山。

そして遠くから見ていた錬金術士とそのダミー達は行動を開始する。

襲撃は多少なりと効いている。迎撃部隊が手こずっている今、基地内へと侵入は容易と言えよう。

 

「まずは裏切り者の始末だ。お前たちの相手は後でじっくりしてやる」

 

本体がそう口にすると彼女達は一斉に動き出し、戦術人形達との戦いは今はどうでもいいと言わんばかりに基地内へと侵入する。その光景を目撃したJS-9が叫んだ。

 

「不味い!あいつら基地内に!」

 

「分かっている!くそっ…!ここで時間かける訳には!」

 

今も尚激しい抵抗を見せる鉄血人形部隊。ここで基地内部に侵入した錬金術士を追う為に戦力を割く訳には行かない。しかしこのまま敵に好き勝手される様な事は避けなければならない。

MG5は基地内にいるであろうシーナに連絡を取ろうとするが、基地全体に通信妨害が展開されており連絡を取る事すら叶わない。

くそっ!と悪態つくMG5。このままでは取り返しのつかない事になる。そう思った矢先であった。

侵入していった錬金術士とまるで入れ違いになったのか様に新たに基地正面入口に現れる敵を迎撃し、とある人形が姿を見せた。両手に持った六銃身型ガトリングが二つも取り付けられた武器を構えると敵に向けると引き金を引く。

回転する砲身。はじき出される嵐の様な弾幕。それによって攻め入ってきた鉄血人形達は瞬く間に蜂の巣へと変わっていき生体パーツを巻き散らしながら地面へと倒れていく。

新たに現れたその者は重武装にも関わらず空へ高く飛び上がると軽々と空中でアクロバティックな回転を披露し、迎撃部隊の前に華麗に着地。突然現れたその人形に戸惑いを見せる鉄血人形部隊に彼女は両手のガトリングガンを構え、掃射。圧倒的な火力の前に次々と敵が倒れ伏せていく中、その者は両手のガトリングガンの引き金を引いたまま、迎撃部隊へと口を開いた。

 

「ここは私が請け負う。貴方達は中に侵入した奴らの方へ行ってくれ」

 

「本気で言っているのですか、ノーネイム!?」

 

そう叫ぶは迎撃に来ていたSpit-Fire。

幾ら圧倒的な火力を保有する専用武装「パトローネ」を纏うノーネイムでもこれだけの相手するのは厳しいと言えるだろう。だがノーネイムという人形はパトローネの運用試験の際にはたった一人で鉄血の大部隊が潜伏していた基地を襲撃し壊滅まで追い詰めたという事実がある事を彼女は知らない。

またパトローネに搭載された特殊機構によって、本武装は長期戦向きといっても過言ではない。

 

「この状況下で冗談を言える性格はしていない。急げ、言い合っている時間はない」

 

「で、でも…!」

 

Spit-Fireにとってノーネイムはこの基地に所属する事になって出来た大事な友人だ。

そんな友人を置いていくことにためらいがあった。しかし今も尚、基地内部では鉄血の人形たちが我が物顔で歩き回っている上、指揮官との連絡も取れていない状況だ。どっちを優先するかなど分かり切っている筈なのだ。それでも決めきらないSpit-Fireに見かねたMG5が彼女の腕を掴み引っ張っていく。

 

「行くぞ!彼女に任せるしかない!」

 

「しかし!」

 

「安心しろ!あの武装を纏った彼女なら任せられる!だから急ぐぞ!」

 

「…っ」

 

MG5に腕を引っ張られながら後ろを振り向くSpit-Fire。

両手のガトリングガンにマルチウエポンユニット「ヘイトリッド」を展開し、理不尽とも言える弾幕で敵の数をもの凄い勢いで減らしていくノーネイムの後ろ姿が映る。

何か言わなくては。

そんな思いに駆られたSpit-Fireは出せるだけの声でノーネイムへと叫んだ。

 

「ノーネイム!絶対!絶対に!死なないでくださいッ!」

 

その声は重火器の銃声によって聞こえないと思われた。

しかしその声はしっかりと届いていた。顔だけ少しだけ後ろへと向け、安心させようと優しく微笑むノーネイム。そして何かを伝えようと口が動いている事に気付きそれを読み取ったSpit-Fireは彼女からのメッセージを胸の中に収め、基地内へ消えていくのだった。

ノーネイムがSpit-Fireへと伝えたメッセージ。その内容は『約束する』ととても短いものであった。

 

Spit-Fireたちが基地へ消えていったのを見届けたノーネイムは敵を近づけまいと持てる全武装を用いて迎撃に当たっていた。戦力を基地内部防衛へと割いた為、基地正面入口での戦力差は圧倒的に鉄血が勝っている。相手が引いたのを見ていたのか勢いづく鉄血の人形達。

そしてここに攻め入った事を間違いだと気付くべきだったろう。幾ら数で上回ろうとしてもこの圧倒的な暴力には叶わない、と。

それを知らずに基地正面入口になだれ込んでくる敵。相対するは専用武装「パトローネ」を纏うノーネイム。

敵の亡骸から流れる人工血液が地面を赤く染め、硝煙の匂いが戦場に漂う中彼女は小さく呟く。

 

「大多数を一人で相手する…これで二度目になる」

 

パトローネの運用試験での事を言っているのだろう。あの時も今の様に大多数を一人で相手する状況にあった。

暴走し、そして機能停止した敵達の亡骸。舞い上がる炎と火の粉。漂う硝煙の匂い。

その時の光景を見て彼女が思ったのは、まるで火葬している様だと感じていた。

だからこそ明かそう。彼女の本来の名を。

汚れ仕事専門。それが人であれ、味方であれ変わりない。標的となれば殺すまで。

それが彼女の本来の運用方法。奇しくもそれは暴走したかつての味方へ向けられる。

積み上がるのは墓標。銃声と薬莢が弔いの花となる。

葬儀屋(Undertaker)。それが彼女の本当の名。

そして彼女はこの名を知る事は無いだろう。今もこの先も。

今はノーネイムと名乗り、この先の未来では新たな名前が与えられるのだから。

 

「…始めよう」

 

武装コンテナと脚部のミサイルポッドの全てのハッチが展開。そこから姿を現すミサイルの弾頭。

敵に向かって安らかな眠りを与える為に一斉に放たれ、追撃に弾幕が襲い掛かった。

連鎖し、巻き込まる爆発。止まる事を知らない銃声。

『約束』を守る為、葬儀の時間が始まりを告げた。

 

 

基地内部第二ロビーへと繋がる通路では武装したシーナはMG4と途中で合流したスオミと共に内部に侵入してきた鉄血と戦闘を繰り広げていた。敵のジャミングにより通信は使えず、こちらへ向かって戻ってきているであろうギルヴァ達に連絡が取れない。それどころか敵の戦力、戦況がどうなっているのか全く分からない上に、鉄血のハイエンドモデルが内部に侵入している事すらも知らない。偶然にも出くわしてしまえばシーナ達の命はないだろう。

 

「くぅ…!このままでは押し切られます!」

 

「一旦下がって、スオミ!MG4、足止めを!」

 

シーナの指示により壁から姿を出し、手に持った己と同じ名の銃を鉄血に向かって弾をばら撒くMG4。

しかし彼女とて弾が潤沢にある訳ではない。このまま戦闘が長引けばこちらが不利になる事も分かっている。

何よりもこんな自分を身を挺してまで助けてくれたシーナを何があっても守り抜くという意思が彼女を奮い立たせる。状況が不味くなった時には自分を囮にして指揮官を逃がす覚悟でいた。

だがそこまでする必要は無かった。後方から援護に現れた者達がいたからだ。

 

「MG4、避けて下さい!」

 

「ッ!」

 

その声に即座に反応し、彼女は右へと飛び込む。その瞬間鉄血にへと攻撃が襲い掛かった。

援護に現れた者達による攻撃は敵をあっという間に殲滅。一旦敵を退けた事を確認したMG4はシーナ達と援護に来てくれた者達と合流を果たす。

援護に来てくれたのはAR小隊のM4A1、SOPⅡ、AR-15の三人。彼女達もまた内部に侵入した敵を撃破しつつ、行動しており偶然にもシーナ達を合流する事が出来たのだ。

 

「指揮官、状況は?」

 

「ごめん、こっちも全部分かっている訳じゃないの、M4。状況知ろうにもジャミングのせいで通信もできない状況なの」

 

「…やはりでしたか」

 

「うん。取り敢えず、内部に侵入した敵を排除しつつ皆と合流しつつ防衛線を広げる。幸いにもというべきかな、内部に侵入した敵はそこまで数は多くないと見ていい。油断はできないけどね」

 

「了解です」

 

AR小隊の三人を加え、動き出すシーナ達。通路を抜け、第二ロビーへと出る。第二ロビーは基本グリフィンの補給部隊などが訪れた際や、別の地区の基地所属の者達が訪れた時の為にある。その為、ロビーにはベンチや簡易テーブルがいくつか置かれているのだが敵の襲撃もあってロビーにはそれらが散乱していた。

幸いにも敵の姿はなく、彼女達は周囲を警戒しながらロビーに抜ける為歩き出す。

今も尚響く銃声と爆発音。銃声は兎も角、爆発に関してはパトローネを纏うノーネイムがミサイルを放っているものだとは今のシーナ達には知り得ない事であろう。

ロビーの中腹まで渡り切る。その時であった。

後方を警戒していたAR-15が叫んだ。

 

「後方、敵!…ッ!!ハイエンドモデルよ!!」

 

彼女から伝えられた情報に他のメンバーの反応は早かった。全員が一斉に振り向き迫りくる錬金術士に向けて銃を構える。だが動きは相手が上を行っていた。

シーナ達が気付いた瞬間、錬金術士はテレポートを用いて射線を切る。そしてそのままAR-15の目の前に現れると、眼中にないのか武器を構えられる前に彼女を蹴り飛ばした。

 

「ぐうっ!!」

 

「AR-15!…がッ!!」

 

蹴り飛ばされたAR-15の名を叫ぶSOPⅡも続く様に一撃を貰い吹き飛ばされる中、M4は即座に狙いを定め発砲。だがそれは避けられしまうが躊躇い事無く連射していく。そこにMG4が加勢し近づけまいと援護射撃。繰り出される弾幕に一度は引く錬金術士であったが、再度テレポートを用いて姿を消した。

M4とMG4の後方ではスオミとMP5を手にしたシーナ。互いに背中合わせになり攻撃に備えた瞬間悪寒を感じ取ったのか勢い良くそちらへと振り向いたシーナは目を見開いた。

そこにいたのは手に持ったカタールの刃を突き立て、その命を狩り取らんとする錬金術士の姿。

一歩遅れてスオミやM4、MG4も気付き、即座に武器を構える様とするが間に合わない。

迫りくる刃。万事休すかと思われた時、別の通路から第二ロビーにたどり着いた者が加勢に入る。

 

「おらあッ!!」

 

「!?」

 

錬金術士の顔面に叩きつけられるブーツの底と衝撃。ドロップキックと言われる技をぶつけるクイーンを背負い、右腕にガーベラを装備した処刑人の姿。

顔面に叩きつけられた強烈な一撃に錬金術師士は宙へ、第二ロビー渡り廊下の方へ吹き飛ばされる。対する処刑人は後ろに一回点転して着地するとつかさず左手でアニマをホルスターから引き抜き、発砲。

銃声と共に二つの銃身から吐き出される銃弾。迫りくるそれに即座に反応する錬金術士。手に持っていたジャマダハルの様な武器で防ぐが反動までは抑えきれず更に後ろへと飛ばれる。

その隙を見逃さなかった処刑人は走り出し勢い良く跳躍。無防備な所に蹴りを叩き込もうとするが流石はハイエンドモデルと言うべきか反応は早く、錬金術士は地面に降り立つと蹴りを貰う前に素早くその場から飛び退く。

放たれた蹴りは回避され壁に大きな穴をあけるが気にする事はなく相対した両者は即座にお互いに持つ武器を同時に突き付けた。相対する元味方へと睨みを効かせつつ処刑人はシーナへ叫ぶ。

 

「ここは俺が引き受ける!そっちは他の連中の所へ行け!」

 

出来るのであれば処刑人の援護を行いたいシーナであったが、彼女がここを受け持つとなった以上は任せるほかないと判断。攻撃によって吹き飛ばされたAR-15とSOPⅡを起き上がらせつつシーナは口を開く。

 

「必ず増援をよこすから!それまで何とか持ちこたえて!」

 

そう言い残してシーナ達は処刑人を残して第二ロビーを去っていく。走り去る彼女達を目をで追う錬金術士であったが、すぐさま処刑人の方へと向いた。

この場に訪れる一時の沈黙。二人は口を開こうともしない。

周りでは銃声や爆発音が響く。

いつぶつかってもおかしくない状況の最中、シーナが言い残していった台詞に答えるかの様に処刑人は静かに呟く。

 

「…それまでには終わらせてやるさ」

 

そう言い切った瞬間、処刑人が先に動き出す。手に持ったアニマを発砲。真っ直ぐと飛んで行く弾丸を素早く身をかがめて回避する錬金術士。しかしそうなる事も織り込み済みなのか、処刑人はつかさず狙いを下へと向け発砲。だがそれも跳躍によって回避され、空高く飛び上がる錬金術士。ジャマダハルとサブマシンガンが一体化した武器を構えるが、そうはさせまいと処刑人も飛び上がり同じ高さまで上がると右腕を伸ばし錬金術士の手首を掴み、片方の武器を使わせまいと封じ、左手に持ったアニマを顔に目掛けて発砲するが、錬金術士は上体を反らして攻撃を回避、そこから体を回転させ処刑人を振り払い距離を取る。

振り払われ、距離を取られそうになるが即座に処刑人は錬金術士のスカートの裾部分を掴み自身の元へ強引に引っ張ると、錬金術士がやった事を真似するかのように体を回転させた。

 

「うおぉらっ!!」

 

そのまま回転の勢いに任せ、シーナ達が去って行った方向とは反対の方向へと錬金術士を投げ飛ばす処刑人。

投げ飛ばされた錬金術士は軽々とした身のこなしで態勢を立て直し、何もなかったように着地。

続く様に処刑人も錬金術士から離れた位置に着地し、アニマを構える。

そして先程から一言も発さない彼女を見て、分析する。

 

(喋らねぇてことはこいつはダミーか?)

 

シーナ達の救援に駆け付ける前、処刑人は偶然にも基地正面入口から内部に侵入した敵を対処しに戻ってきていたMG5らから基地正面入口防衛にノーネイムが単身で残った事、そして錬金術師がダミーと共に侵入しているという事を知らされていた。

その事をいち早くシーナへと伝える為に処刑人は行動しており、そして第二ロビーに辿り着いた所で錬金術師がシーナが殺そうとしている光景を目にし割って入った結果が今である。

 

(ってもどっちでもいいか。どのみち倒す事にかわりねぇ)

 

アニマを構える処刑人に対し、どこか余裕ある表情を浮かべる錬金術士。それを見て軽くイラっと来たのか、処刑人は口を開いた。

 

「相変わらず余裕たっぷりって感じの顔だな。そのにやけ面、むかつくぜ」

 

今更相手が本物かダミーかどちらでもいい。

敵として出てきたのであれば倒すまで。単純な話なのだから。

 

 

 

「基地と連絡が取れないだと?」

 

S10地区へと戻っているバンの中でギルヴァは代理人から伝えられた事に訝しい声を上げた。

その声にバンのスピードを全開にしながらハンドルを握る代理人は頷き、口を開いた。

 

「何度か連絡を取ろうとしているのですが、繋がらず…」

 

「…」

 

妙な胸騒ぎを感じ取りつつも一つの結論に至るギルヴァ。

その時、簡易通信端末が鳴り響いた。代理人は運転中なので、代わりにギルヴァがその通信端末を手に取った。

 

「デビルメイクライ」

 

『ギルヴァ!今どこ!?』

 

連絡してきたのはUMP45。

彼女…否、彼女達404小隊は任務でS10地区を離れていた事はギルヴァも知っていた。

しかし彼女の焦り様から考えられるのは一つであった。

 

「今S10地区へ向かって戻っている。…言いたいのは分かる、基地の事だな?」

 

『! えぇ、こっちも任務を終えて基地の連絡を取ろうしたのだけど、繋がらない状況なの。恐らく…』

 

「ああ。基地で何か起きたと判断していい。こちらも基地へ急行している」

 

『分かった。恐らく私達よりギルヴァ達の方が早いと思うから。…無理はしないでね。失うのはもう嫌だから』

 

「…分かっている」

 

失うのはもう嫌という45の台詞に反応しかけるギルヴァであったがそこは何とか抑えて通信を切る。

後部座席からブレイクが二人の居る所まで近寄り、真面目な表情でギルヴァへと問う。

 

「何かあった感じか」

 

「ああ。基地の方で何か起きているようだ」

 

基地が危ういと聞いた瞬間、ブレイクは思い切った行動に出る。

いつもの武器を手に取るとバンの後部ドアを開いた。そのまま外へと飛び出すとヴァーン・ズィニヒを呼び出し跨りそのままバンを追い抜くと猛スピードでS10地区へ向かって行ったのだ。

ブレイクの行動に何も言わないギルヴァ。その隣で代理人がギルヴァへ提案した。

 

「後から追い付きます。ギルヴァは先に基地へ向かって下さい」

 

「…後は任せるぞ」

 

「仰せの通りに」

 

助手席から立ち上がり、ウエポンラックから無銘を手に取るギルヴァ。

ブレイクが出ていった後部ドアを開き、外へ飛び出す。そして己の中にある魔を解放し、姿を変えると翼を大きく羽ばたかせ基地へと飛翔していくのだった。




アルケミストの襲撃。
暴れるノーネイム。内部で戦う彼女達。そして基地へと集い出す狩人。
果たして悪夢を見るのはどちらか。

という訳でここからはアルケミスト戦でございます。
では次回ノシ
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