Devils front line   作:白黒モンブラン

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Act-archive page8

処刑人

:鉄血のハイエンドモデル。現在はS10地区前線基地独立遊撃部隊に所属。

S09地区にて魔界の寄生虫に寄生され暴走。仲間や同じハイエンドモデルである狩人を攻撃。後に地獄門を起動させた後にそこから現れた霊体と化したフリージング・アンジェロに体を乗っ取られた。後に鉄血のハイエンドモデルである狩人からの依頼を受けたギルヴァと激闘を繰り広げ、寄生された右腕と霊体であったフリージング・アンジェロを斬り落とされた後にS10地区前線基地に運ばれた。

目覚めた当初は自身が狩人を手をかけてしまった事を覚えており「このまま殺してくれた方がマシだ」と口にしていたが、ギルヴァから事の顛末を聞いていた代理人から全てを聞かされ涙する。後にシーナの計らいよりS10地区前線基地に身を置く事になり、後方幕僚兼魔工職人であるマギーから対悪魔用戦闘義手「デビルブレイカー」を受け取る。「Act82 Executioner」にてマギーが初めて作り上げた魔剣を譲渡されるのだが…。

「Act83 New power」で接続が甘かった事が原因で義手が外れてしまった時に、悪魔の様な右腕が生えている事が発覚する。マギーによれば自身が託した魔剣が本来の力を解放し、使用者の不足している部分を補うという特性を有しており、それで右腕で作り上げたとされる。

また右腕を介して処刑人の全身に魔力が通っており、これにより彼女も悪魔と戦える力を得て、人形と魔のハイブリッドと言った特殊な人形となる。

鉄血のハイエンドモデルを自由にしていては不味いという事もあり独立遊撃部隊に所属。

実力面ではギルヴァやブレイクと比べると劣るが純粋なパワーだけなら二人を超えるパワーを有している。

ギルヴァから返却された機械剣「クイーン」とマギーから譲り受けた太刀状の魔剣「狩人」、悪魔の右腕「デビルブリンガー」及び対悪魔用戦闘義手「デビルブレイカー」を駆使して戦う。

また本人としては銃もあればと思っているらしい。現段階では銃を所持していない。

 

 

シーナ・ナギサ(3)

:S10地区前線基地を統べる若き女性指揮官。黒髪がとても美しい女性であり、悪魔が関わる案件を経験し大きくとは言えないがそれなりに成長している。

ある理由でMG4が人権保護団体過激派基地に囚われていると知った時は自身も戦場に出るといった大胆さも見せた。同時に敵に対して一切の情を見せないと言った修羅の部分を見せ、襲ってきた敵に何ら躊躇いもなく撃ち殺していた。本気でキレた時は口調までその変化が見られる。

普段はお菓子作りが得意で、その腕前は職人級。また心を有した悪魔や行き場を失った処刑人を迎え入れるなどと言った優しさ溢れる所も有している。

またその外見からは予想できないが、プロレス技が得意という意外な一面もある。

 

 

クイーン

:以前まではギルヴァが使用していたが、処刑人がS10地区前線基地に身を置く事になり、ギルヴァから処刑人へと返却されている。当初こそは扱い切れずにいたが、今ではそれなりに扱えている模様。

推進剤噴射機構や推進剤噴射機構を全段階まで解放する「Max.Act」はそのまま残っている。ギルヴァからの依頼で新たなクイーンが製作されるが、そちらはある基地へお詫びという形で送られた。

 

 

狩人

:マギーから譲り受けた太刀状の魔剣。ギルヴァが愛用する「無銘」以上の長い刀身を有している。

マギーが初めて作り上げた武器であり、欠陥を抱えていた。斬る事が出来ないという武器としての致命的な欠陥を抱えており、マギーがまだ魔界にいた時は周囲から欠陥品と揶揄されていた。最初の内は自身が初めて手掛けた作品を「欠陥品」と認めたくない一心であったが、精神的に追い詰められた彼女は何時しか「欠陥品」と認める様になっていた。しかしこの太刀は決して欠陥品ではなく、マギーでさえ知らない内に意思を有しており製作者が託してもいいと決めない限り本来の力を解放しないという条件を自ら課していた。その事が原因で斬る事が出来なかったとされる。後にS10地区前線基地に身を置く事になった鉄血のハイエンドモデル 処刑人に託され力を解放。自身を扱う者の不足している部分を補うという特徴を有しており、後に「デビルブリンガー」と言われる悪魔の右腕を太刀の魔力だけで創り上げた。

処刑人から「狩人」と名付けられており、自身を支えてくれた戦友の事を忘れたくないという思いからそう名付けられた。未だに謎が残る魔剣であるが、処刑人の支えになっているという事は誰もが分かる事であろう。

 

 

デビルブレイカー

:マギーが開発した対悪魔用戦闘義手の総称。

様々な機能を積んだ義手であり、汎用的な義手もあれば、特殊機構を積んだ義手も存在する。

それぞれの義手には潜在能力を有しており、その能力は義手によって異なる。また潜在能力を一度解放すれば耐久性の問題もあって壊れてしまうが、戦闘中に攻撃を受けても壊れてしまう。

扱いの際には大胆かつ繊細に扱う必要がある。

現在明らかになっているのは二つである。

 

 

ブリッツ

:汎用的な性能を持ったデビルブレイカー。放電機構を内蔵しており、敵に目掛けて電撃を与える。

電撃もかなりの威力を誇り、下級悪魔程度なら一撃倒す事が出来る。潜在能力は不明。

 

 

ガーベラ

:移動補助を主としたデビルブレイカー。複合式反射炉を内蔵しており、五本の指を介して衝撃波を放つ事が出来る。また衝撃波の反動を活かして即座に移動する事も可能な他、敵の遠距離攻撃を弾き返す事も可能。

潜在能力は複合式反射炉が生み出すエネルギーを利用し、極太照射レーザーや跳弾及び貫通するレーザーを放つ事が出来る。

 

 

デビルブリンガー

:太刀状の魔剣「狩人」が作り上げた悪魔の右腕。処刑人の支えとも言えるものである。腕を飛ばして相手を引き寄せたり、またはそのまま鹵獲。普通に持ち上げる事が不可能な物でも持ち上げ投擲、右腕から発せられる魔力を剣に流し込んで魔力で形成された斬撃を飛ばす等、多種多様な使い方が出来る。また右腕は狩人を格納する為の機能を有しており、基本狩人は右腕に格納されている。

処刑人が悪魔と戦う為の力を与えており、右腕を失うような事があれば処刑人も普通のハイエンドモデルへと戻る。またデビルブレイカーを使う際には右腕自ら幽体化するといった機能も持ち合わせている。


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