シーナ・ナギサ(4)
:S10地区前線基地を統べる若き女性指揮官。
歳は18でありながら悪魔が関わる案件、様々な出来事を通して大きく成長を果たしているが、「Act85 True End」にて修羅の片鱗を覗かせる時もあった為、どこか危うさも秘めており本気でキレた時は口調にも変化見える程。
普段は年相応の反応を見せ、笑顔を絶やさない。趣味はお菓子作りであるがその腕は職人級。
「Act104 Geryon」で時を操る力を持つ悪魔で仔馬の姿をしたゲリュオンを発見。時を操る力に驚きながらも仲良くなろうとお手製クッキーをゲリュオンに差し出している。
後にゲリュオン自ら姿を変え、懐中時計型の魔具「quick silver」を得ると使いこなす為に日々練習に励んでいる。扱いに関してはギルヴァの中に存在する蒼曰く「センスがある」との事。
状況によっては銃を手に戦場へと赴く事もあり、その際利用している銃はH&K MP5とM92Fである。
ノーネイム(2)
:S11地区後方支援基地を舞台に行われた「operation End of nightmare」のちに基地地下にて発見された鉄血のハイエンドモデル。人形と思えぬ美貌を有し冷静な性格も相まってどこか氷の様な印象を抱く。
内部骨格に魔の力を有しているがそれを抜きにしてもパワーだけなら代理人を圧倒する。
人権保護団体過激派基地では専用武装「ラヴィーネ」を使用し、アルケミスト襲撃では専用武装「パトローネ」を纏い、その圧倒的火力を用いて敵の迎撃に当たった。
本来の名前だけが何らかの要因で失われている為、自ら「ノーネイム」と名乗っているが、本当の名前は
錬金術士
:裏切り者である代理人、処刑人の始末をする為にS10地区前線基地を襲撃した鉄血のハイエンドモデル。
最初こそは混乱に乗じて優位に立っていたがブレイク、代理人、処刑人、フードゥルによってダミーが倒され、ギルヴァと死闘を繰り広げるが戦闘の最中に騎士の姿をした何者かに襲撃を受ける。
それが夢想家からの送られた援軍である事を理解しつつも攻撃を受けた事に彼女は組織から切り捨てられた事を悟り、第三勢力を排除した後に彼女は夢想家に真意を問う為に行動した。
愛用するジャマダハルの一つをギルヴァによって破壊されてしまい武器を必要としていた錬金術士は雨の降るS10地区で出会った武器屋を経営している店主から「ストライカー12」と「M79 グレネードランチャー」を譲り受ける。
後に夢想家が身を置いているであろう拠点に向かって行く道中で同じく組織から切り捨てられた鉄血のハイエンドモデル「侵入者」と行動を共にする様になる。
侵入者
:S10地区とは別の地区で行動していた鉄血のハイエンドモデル。
彼女もまた切り捨てられた一人であり夢想家から送られてきた赤い竜に攻撃を受ける。
辛うじてその場から逃げ出しており、後に錬金術士と合流を果たし共に行動
錬金術士と共に行動する前は放浪していたらしく、偶々寄った廃屋で見つけた酒を飲み、その味に惹かれた事により酒を好む性格となった。錬金術士と再会を果たした時は酒を勧めた程。
一番好きなのはウイスキー。ロックにして飲むのが彼女の好みらしい。
謎の騎士
:錬金術士がS10地区前線基地を襲撃し、ギルヴァと死闘を繰り広げている際に突如現れた謎の騎士。
剣を装備したタイプと大型ランスを装備したタイプが存在している。
どういう訳か中身は存在しておらずギルヴァ達によって倒されると何もなかったように消失した。
赤い竜
:夢想家が侵入者の援軍の為に送った謎多き竜。
侵入者の元に送られた時は敵味方関係なく暴れ出し、周りの敵を殲滅した。
その戦闘能力は非常に高く、決して侮れない存在。
ラヴィーネ
:ノーネイムの第二専用武装。 「Act84 Confusion」にて実戦投入された。
パトローネが地表での砲撃戦を得意としているに対し、ラヴィーネは空中戦を得意とする。
銃剣と盾を組み合わせた複合武器、肩部装甲側面に取り付けられた可動式大型砲、高速移動時に変形する背部ブースター、ブースターに取り付けられた分裂式ミサイルを発射するミサイルポッドを装備する。
一見見れば完成している様にも見えるが実は未完成で、リヴァイアサンの試験運用が行われたと同時に本来の姿を得た。
リヴァイアサンと合体を想定されており両機が合体した名称は「レヴィアタン」と名付けられている。
ラヴィーネはラテン語「雪崩」を意味し、それを現す様に装甲は白銀に染められている。
武装
:複合型携行火器ガンブレード
ラヴィーネの主兵装。銃、剣、盾を合体させた武器であり両手に装備する。
基本はブレード形態。射撃時にはブレードの中央のスリットが展開し、射撃形態へと変形する。
:肩部大型レーザー砲
肩部装甲側面に取り付けられた大型砲。主兵装である「ガンブレード」とは形状が似ているが別物。
主兵装と比べると威力に秀でているが大型故取り回しが悪いという欠点を抱えている。
:ミサイルポッド
背部大型変形式ブースターの両端に装備したミサイルポッド。
ミサイル内部に小型ミサイル7基内蔵しており、発射から一定時間経った際に自動的に展開し小型ミサイルを放つ仕様となっている。
:肩部可動式バインダー
リヴァイアサンが完成したと同時に装備されたラヴィーネの本来の装備。
肩部装甲上部の取り付けられており、バインダー先端にバルカン砲を内蔵しているが使用する際は後方を向いているバインダーを前方に向ける必要がある。
:背部連装レーザー砲
背部ブースターのテールスラスターの横に取り付けられたレーザー砲。肩部の物と比べると小型。
砲身をスライドさせ前方に展開させる事で発射形態を取る。
リヴァイアサン
:S11地区後方支援基地に密かに存在していた地下でノーネイムと共に眠っていた大型機動兵器。
その実はマギーが、マキャ・ハヴェリと名乗り魔界にいた頃に考案し、設計図だけの存在であった。
しかし様々な事情が絡みS11地区後方支援基地を悪魔の巣靴へと変えた悪魔であり魔工職人 アグリットがその設計図を盗み出してしまう。ギルヴァ達に発見された当初は未完であったがほぼ完成の域にあった。
S10地区前線基地へと持ち込まれた後、本来の開発者であるマギー・ハリスンの手によって完成し、そしてノーネイムの第三専用装備として運用される事となった。
高い機動性と運動性を持ち合わせ、元々拠点攻撃用として考案されていた為搭載している武装のほとんどが超一撃級。
移動に特化した巡航形態と攻撃に特化した形態「アサルトモード」といった変形機構も兼ね備えており、またその防御力は並みの攻撃では傷一つ付かない程。
一部では「決戦兵器」として運用されると予想されていた。
その理由としては運用の際に消費される資材が馬鹿にならないと言われていたが、それすらを見越していたのかマギーはノーネイムの専用装備「パトローネ」に搭載されている特殊機構をリヴァイアサン用に規格を合わせたものを搭載させており巨体に似合わず意外と資材に優しい兵器といった仕上がりになっている。
アニマ
:処刑人の愛用する大型特殊リボルバー。
バレルが二つ、弾数が12という点はギルヴァが愛用するレーゾンデートルから継承されているが、ベースとなった銃はトーラス レイジングブルとなっている。
銃を必要とした処刑人が借金してまでマギーに製作して貰った銃。与えられた名、アニマとはラテン語で「伊吹」を意味する。
クイックシルバー
:白銀色に輝く懐中時計型の魔具。
ゲリュオンの持つ時を操る力を有しており、敵だけを、または全ての時間を遅くさせることが出来る。
シーナと出会い、そんな彼女に「この世界を生きて欲しい」と時を操る悪魔「ゲリュオン」が姿を変えた魔具。シーナの手に渡り、心強い味方として彼女を支えている。