仮面ライダー龍騎√ε   作:アマガキ

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第0話 タイムベント

オーディンとあるライダーが戦っていた。

もう残るライダーは彼とオーディンだけだった。

彼はこれまでの戦いで多くを失ってきた。

友の死も見てきた。

自分が止められなかったために死んだ友もいた。

ほかのライダーをかばって死んだ者もいた。

人をかばって死んだ者もいた。

この戦いを止めるために戦う。

今は亡き親友に誓ったことだった。

それでも止まらないままに自分とオーディンが残ってしまった。

最後に見たライダーの死で彼は己の願いを変えた。

当初の誓いとは違ってしまった。

彼の今の願いはここでオーディンを倒しもう二度とこんなことが起こらないようにすること。

モンスターが人を襲うようなことも、ライダーが殺しあうこともないように。

すべてをなかったことにすればいいのかもしれない。

しかし彼らの死があっさりなかったことになるのが正しいとも彼は思えなかった。

だからこそ彼の願いはこれからが守られることである。

そのために彼は泥まみれの満身創痍ながら戦っていた。

 

オーディンがおもむろにカードを取り出した。

それのベントインを止める力は彼にはもう残っていない。

 

『FAINALVENT』

 

『COPYVENT』

 

しかしまだ策は残していた。

彼はいまだオーディンが見せたことのなかったファイナルベントに強い懸念を抱いていた。

故のコピーベントの温存である。

再現されたファイナルベントによって相殺されるオーディンのファイナルベント。

すでにぼろぼろの体にムチ打ってカードを装填するライダー。

 

『STRENGE VENT』

 

託されたカードを再装填する。

 

『FINAL VENT』

 

彼のライダーのファイナルベントによってオーディンが吹き飛ばされる。

 

その攻撃によってオーディンのデッキには亀裂が入っていた。

これによりオーディンは敗北最後の一人に彼のライダーはなった。

が、そのライダーも力尽きたようで地に伏した。

最強のライダーたるオーディンとの戦いはそこまで熾烈だったのだろう。

変身が解かれ倒れた彼の手元に何枚かのカードが転がっている。

 

「まさかこのライダーが生き残るとはな・・・・・・まぁこんなことももうあるまい」

 

戦いの結末を一人見届けた神崎士郎は独りつぶやいた。

そして彼のライダーが落とした〈STRENGEVENT〉そして二枚の〈SURVIVE〉を拾う。

 

「また失敗か」

 

 そうつぶやいた神崎に応えるようにオーディンは最後の力を振り絞りゴルドバイザーに1枚のカードをベントインした。

 

 

 

 

 

 

 

『TIME VENT』

 

 

 

 

 

 

 

彼のライダーの願いはむなしく戦いは繰り返される。




彼のライダーは誰だったんでしょうね?

次回投稿のめどは立っておりませんがご容赦ください。

できれば感想ください。
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