「今から皆さんには能力確認テストを行います。先程我が学戦理事長様より説明を受けたと思いますが、より詳しく説明致します。まず、皆様には御手元のパンフレットを確認お願い致します。」(なるほどこれか内容はふむふむ)「そこに書いてあります通り、今からこのパンフレットに自分の考えている武器やこれからの学戦生活をどう過ごしていくかや自分の憧れている戦隊ものやヒーローの存在をイメージして貰います。そしてこう唱えて下さい。インスピアと。それと言い忘れていましたが、インスピアと唱える前はご自由に何かしらの言葉をつけてもかまいません。付けなくてもいいです。それではどうぞ」
桐崎は言われるがままに詠唱を始めた。
(イメージだよな、俺が思う武器、学戦生活、ヒーロー像んー悩むなこれは非常非難しい。··········いや待てよ全然難しくなんかないじゃないか!?何故気づかなかったんだろうか、簡単だよな。答えはもうここに来る前から決まってた。俺はバカだな·····。)
「我が声に答えよ、インスピア」
と悩み抜いて出したインスピアの言葉は詠唱した途端に桐崎の体から光り輝くオーラを作りだした。「ん!?体が暑いだと!?なんだこれ意味わからんどうなるだ俺は、この先どうなってしまうのだ!?」
すると無駄に大きな声で叫んでしまった桐崎は辺りいた学戦の方々にやたら痛い目線で見つめられていた。「あのぉーそんなに見なくてもいいだろ?なぁ、ほらお前達も俺みたいにさぁ、暑いものに包まれただろ?おい、誰か、だーれーかー、同調してくれる奴居な以下?おーい居ないのか??·····ふっ!まぁ、いいほら気にせんと続けてくれ。」
何にせよ、桐崎は入学初日からやらかしてしまった。
しかし、そのような事件はあったもののそれぞれ無事に能力確認テストは終わりを告げその日のお昼、新たな事件が桐崎の前に立ちはだかる。みんなは伸び伸びとお昼を食べ伸び伸びと部屋に戻り昼寝でもしている時間帯に何故か桐崎は理事長先生様にお呼び立てされたのであった。ついてないやつだなぁと思ったやつ後で職員室に来なさい。とまぁ、冗談はさて置いて、桐崎の話に戻ろう。
「桐崎くん呼び立てた理由があなたには分かりますか?」「もちろん承知しております。」「おっ!?自信があるようだね?では教えてくれ·····。」「はい!わたくしは能力確認テストの際自身の潜在能力が凄すぎて溢れんばかりのオーラに過剰な反応をしてしまい、生徒・職員共に多大なる迷惑を掛けしてしまいました。恐らくこの件がわたくしをお呼び立てした理由でしょう。理解できないほどバカではありません。最後にお一つ言い訳をさせていただきます。わたくしは初めての体験だったため驚いてしまっただけであり、決してわざと授業妨害を測ろうとしたと言う計画的犯行ではありません。しかし、わたくしが迷惑をかけたこともしかりです。ここでわたくしには提案があります。初めての経験だったと言う事もありますし、今現在わたくしは充分に反省しております。次からは罰を受けます。今回だけは慈悲を貰えないでしょうか。」
桐崎は一方的に言い放ちさらに慈悲まで貰おうとしている。その結果はいかに·····!!!
「めっちゃ話したよね桐崎くん」(あれれ?私今関西弁出てた!?あ、行けな行けない。)「そう言うことで呼び立てた訳ではなく、実はあなたの能力確認テストの結果のことで呼びました。非常に言い難いのだけれど、あなたの能力、ステータス共に一番最下位に値する能力値だったの、でもめげないで下さい。貴方ならきっと伸びしろがあると思われます。このままではかなり厳しくなるかもしれませんが頑張りが実らない事は絶対にありません。気を落とさないでね。それと、あなたの部屋はこちらで決めました。勝手にすみません。ちなみに部屋番号は、208号室です。楽しく暮らしてください。あ、あと、貴方が発情し興奮を抑えきれず迷惑をかけた事は不問にしてますのでお気になさらないでください。これからの貴方を楽しみにしております。それではこちらが鍵になります。先程渡した鍵はこちらにお返し下さい。長々とお話を聞いて下さりありがとうございました。こちらからの話は以上です。それでは早くここを出て言って貰えますか?」
「えっ!?急に!?分かりました。失礼します。」
(俺ってそんなに悲しい人間だったのか·····しかしだ、あいつも、これから伸びしろがあると言っていたんだ、つまり、もっと強くなれるって事だよな。ポジティブに捉えよう。それと、俺のイメージで作られた武器がとても変わってるのだ。まぁ俺っぽいっちゃ俺っぽいのだろうが、しかし、まぁ、実際使ってみないと色々分からない面もあるだろうし、これものちのち発見していけばいいよな。今はどーでもいいことだ。だがしかしだ、俺はこの変わりつつある日常に興奮が収められず今でもうずうずしている。今日は色々あり頭が今でもパンクしそうになっているのだが、色々楽しくなってきやがったじゃねぇか俺は今猛烈に感動している。よし、俺の気持ちのぼるてーじが上がっている内に俺と寝たり、暮らしたりを共にする奴に挨拶をしなければな、、相手も気になっていることだろうし、いや、それは勝手な偏見だな言い方を変えようか、「俺は気になって仕方がない」よしこっちの方がスッキリする。では、はやく向かうとしよう。)
このように変わりつつある日常で、桐崎は幸福を感じて来たのであった。