GuPx東宝怪獣 アーディアンネクス プロトタイプ   作:TF1

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エピローグ 明日へ/未来に向かって歩きます!

戦いは終わった。ネクスから人間の姿に戻ったケンは港で最後まで壊されなかったマリンタワーを眺めていた。

「やっと終わったんだ・・・」

亜美はそんなケンの後ろから肩を叩く

「蝶野さん!?驚かさないでくださいよ!?」

「ごめんね、でもとてもグッジョブだったわ!」

「みほや蝶野さんのおかげです。自分一人じゃ兄さんが言ってた通り心が壊れてたかも知れません」

「そうね、でも柏原くんのお陰であの怪獣と黒幕をやっつけられたんだと思うわ」

「そうですかね?」

「そうよ」

そういうと亜美はケンに忙しいからと言ってその場から去っていった。今度はみほがケンを呼びに来た。

「ケンさん!お兄さんが読んでますよ!」

「あぁ!近くに居るのか?」

「えーと・・・磯前神社の前に居るらしいですよ」

「え・・・なんで?」

「私たちも呼ばれてるんで一緒に行きましょう」

「分かった」

みほとケンは港を後にする。その後優花里や黒木、まほ達と合流し磯前神社の近くまで歩いて行った。歩く途中破壊された建物などがあるため迂回して磯前神社の前にある海が一望できるテラスに着く。そこにはキョウタがスーパーXを止めて待っていた。

「兄さん」

「よく俺の仇をとったなケン!」

冗談ばかしにキョウタはそう言った。

「確かにそれもあるけど・・・みほ達やこの世界の未来を守れた事が良かったと思ってる」

「そうか、お前はこれからどうするんだ?」

「兄さん・・・俺はこの世界が気に入った。だからこの世界に残るよ」

「あぁ・・・分かったよ。元気でな」

キョウタは寂しそうに答えながら肩を叩く。

「これを貴方にお返しします。私達が持ってても意味ありませんから」

みほは3つのモンスブレスをキョウタに渡す。しかし、モスラとゴジラが宿るモンスブレスだけを受け取り、機龍の宿るモンスブレスだけ受け取らなかった。

「これは君が持ってて欲しい。どうやら君と彼の繋がりは他の二匹より強いみたいだからな」

ブレスレットから青い光と共にみほより少し小さな三頭身の機龍が現れた。

「kisyaaaan!!」

「分かったよ機龍。これからもよろしくね!」

それを見た黒木と沙織は少し寂しそうな顔になっていた。

「俺達は途中参加だからやっぱり絆が弱かったのかな?」

「ん~?どうなんだろう?」

その会話に答えるかのように二つのモンスブレスが光巨大なままのゴジラとモスラが海に現れた。

「angyaaa!」

「kiiiiin!!」

「そうか、一様俺たちの事を気に入ってくれたんだな」

「良かった~」

ほっとする黒木と沙織。

「じゃあゴジラ、モスラ、俺たちの世界に帰ろう!」

「angyaaa!!」

「kiiiiin!!」

キョウタはスーパーXに乗り込んだ。スーパーXはそのまま浮上して海に向かう。ゴジラとモスラの前に飛行し、光線を出して異次元空間を開き。二匹と共にその中へ消えていった。異次元空間が閉じると、今までとなにも変わらない景色に戻る。

「さよなら兄さん・・・」

ケンは海を見つめて呟く。

「あの・・・柏原殿、質問いいですか?」

「どうした優花里?」

「柏原殿が変身した巨人の名前ってなんですか?」

「あら、私も聞いてませんでした」

「そうそう、ヒーローには名前が付き物だ!名無しな分けないよな!」

優花里と華、黒木にケンが変身した巨人の名を聞かれる。ケンは自分が変身した巨人の名前を自分から名乗った時は一度きり。しかもみほ達が気を失ってる時で、誰も名前を聞いていないのだ。

「そうか・・・名前をみんなの前で言ってなかったな・・・」

ケン以外の7人は頷く。

「アーディアンネクスって所かな?」

「良いんじゃないか?みほはどう思う?」

「私も良いと思うよお姉ちゃん」

「なんか響きがカッコいいな!沙織もそう思わないか?」

「私は女の子だし黒木みたいにヒーロー物とか特撮見ないから分からないかな~」

「私は素敵だと思いますよ」

「私も五十鈴さんと同意見だ」

「そうか・・・みんなありがとう」

ケンは頭を下げながら礼を言った。アーディアンネクスの名前はみほ経由で亜美達に伝えられ、数日後自衛隊からマスコミを通して公式に巨人の名前として発表され、デストロイアとの戦いも大洗怪獣災害と名付けられ世界中にこの事が発信された。しかしデストロイアを倒し、世界を守ったのがケンやみほ達だと言うことは世間には明かされずに秘密として一部の関係者だけに伝えられた。

 

それから数ヶ月。ケンはみほの役に立つために戦車の整備士になることを決めて勉強をしていた。

「君、吸収が速いね。教えた事がすぐ覚えられちゃうなんて凄いよ!」

ガタイの良いつなぎを着た男性にケンを誉められていた。

「そんなこと無いですよ常夫さん。自分はまだまだ覚える事がいっぱいありますから」

ケンはみほの実家がある熊本で整備士の勉強をしている。みほの勧めでみほとまほの父親、西住常夫に整備士の基礎を教えてもらっている途中だ。

「君なら1年ぐらいで基礎知識を覚えそうだ」  

「頑張ってみます!」

「うん!その意気込みだ!」

ケンの新しい生活がこの世界で始まろうとしていた。

 

END

 

 

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