恋をした少年のShiny Days   作:甘党ゴンザレス

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どうも甘党ゴンザレスです!!

Aqoursのライブ前に上げれず申し訳ありませんm(_ _)m

Aqours感動をありがとう。これからもずっと応援します!!


それでは、本編どうぞ!!


Day10 ゴールデンウィーク(2)

俺は今千歌ちゃんのお父さんの部屋へ向かっている。額から汗がにじみ出て、手汗をかいていることから自分自身緊張していることがわかる。俺の心臓は部屋に近づくにつれて鼓動を早めていく。一歩一歩の足取りがだんだん重くなってきた。

 

そして千歌ちゃんのお父さんの部屋の前に着き、俺は大きく深呼吸をしてからドアをノックした。

 

コンコン

 

祐一「沖田です。入ってもよろしいですか?」

 

優吾「どうぞ。」

中から優吾さんの声が聞こえたので、俺はドアを開けた。

 

祐一「失礼します。」

 

優吾「よく来てくれたね。疲れているところを申し訳ない。さぁ、こっちに来てくつろいでくれ。」

 

祐一「はい。では、失礼します。」

俺は優吾さんの近くに腰を下ろした。

 

そして俺は話の内容を知るために口を開ける。

 

祐一「それで自分に話と言うのは何ですか?」

 

優吾「あぁ、そのことなんだがなぁ…。」

 

ゴクリ

 

俺は息を呑み優吾さんから言われる言葉を待った。

 

優吾「君と千歌はどういう関係なんだい?恋人かい?」

 

 

 

・・・へ?

 

 

 

祐一「へっ??」

俺は優吾さんから言われた言葉に素っ頓狂な声が出てしまった。

 

優吾「いやー、いつも妻から聞いていてね。千歌が君の話を嬉しそうにしているっていうからどんな子なのか気になってね?もし彼氏だったら、一度腹を割って話そうと思ったんだけど、もしかして違うのかい?」

そう言いながら優吾さんは煙草に火をつけた。

 

祐一「は、はい。千歌さんとはとても仲良くさせていただいていますが、決してお父さんが疑うような関係ではありませんので安心してください。」

 

優吾「なんだ、違うのか…。俺はてっきりそうだと思っていたんだが勘違いか。でも、千歌が男を連れてくるなんて初めてだから、きっと君たちの事を気に入ってるんだろう。あんなに嬉しそうにしている千歌を見たのは久しぶりだよ…。俺の前ではあんな笑顔はここ数年見せてくれていなからね…。」

優吾さんはどこか悲しそうな表情をしている。

 

祐一「えっ、そうなんですか?」

 

優吾「ああ、そうなんだよ…。言い訳になってしまうが、俺はこの旅館を経営して厨房に入っている事が多いから自然と千歌と顔を合わせる機会が少なくてね。高校の時スクールアイドルをやるってことも妻から聞いたからね。でも、あの子が自分から何かをやりたいって言い出すことが無かったから俺としては嬉しかったんだ。」

 

優吾「でも、あの子が苦しんでいる時俺は父親として何かをやってあげられることができなかった…。子供が苦しんでいるのにも気づけずに全部友達や妻、美渡、志満に任せっきりになっていた。俺は自分の娘のことを何も知らない…。俺は本当にあの子の父親として胸を張れるのか、あの子は本当にこんなダメな親父の子供で幸せだったのかすごい不安なんだ…。本当に父親として情けない…。」

 

祐一「…。」

俺は優吾さんの話をしっかり聞いてた。

 

父親としての責任、自分の娘なのに苦しんでいる姿を気づけなかった自分の不甲斐なさ、いろんな感情が混ざり合い不安となって優吾さんは苦しんでいた。

 

だが、

 

祐一「お父さん、自分はお父さんはしっかり千歌さんの父親として胸を張るべきだと思います。」

 

優吾「えっ?」

 

祐一「自分が言うのはお門違いだとは思いますが、千歌さんは本当に素直で魅力的な女性です。嬉しい時は笑い、悲しい時には泣ける。すごい感情表現が豊かでそんな風に感情を素直に表せられるのは間違いなく育った環境の良さです。千歌さんは言っていました。ラブライブに優勝できたのはたくさんの人に支えられたからと、その中にはお父さんも絶対入っていると思います。それに千歌さんの事を知らないならこれから知ればいいんです!お父さんはすごい素敵な人です。こんなにも千歌さんの事を大切に思って、愛しているんですから…。」

 

祐一「千歌さんだってきっとお父さんのことが大好きだと思います。恥ずかしくて口に出しては言えないかも知れませんが、感謝していると思います。それに、お父さん、お母さん、志満さん、美渡さんが千歌さんにいっぱい愛情を注いだからこそ今の千歌さんがあるんだと思うんです。あんなに素晴らしい娘さん育てたんです。だからもっと胸を張ってください!」

俺は優吾さんに向かって自分の気持ちを伝えた。

 

優吾「そうか…。俺は千歌の父親として胸を張っていいのか…。」

 

祐一「はい、もちろんです!」

 

優吾「ありがとう…。何故かわからないけど君に言われると不思議と信じられる。」

 

祐一「あっ、す、すいません…。若造が上から物申してしまって…。」

 

優吾「いや、いいんだ。むしろ感謝している。」

 

祐一「い、いえ、そんな…。」

 

優吾「でも、千歌が君のことを気に入った理由がわかったよ。」

 

祐一「えっ?」

 

優吾「いや、なんでもない。気にしないでくれ。」

 

優吾「最後に確認していいかい?」

 

祐一「はい?なんでしょうか?」

 

優吾「祐一くん、千歌のことは好きかい?」

 

祐一「はい!もちろんです。」

 

優吾「そうか。それは友人としてかい?それとも1人の女性としてかい?」

 

祐一「っ!」

 

俺は何故か即答できなかった。俺は千歌ちゃんを1人の女性として好きだ。だけど優吾さんの真剣な眼差しに圧倒され即答する余裕がなかった。

 

俺はこの人に恐怖してしまった。

 

しかし、この人はもし俺と千歌ちゃんが恋人になれた時、将来的に結婚することができるのなら乗り超えなければならない人だ。

 

正直、今の俺ではこの人を超えられない…。俺はこの人のように強くない。今は自分の弱さを認めよう。

 

だけど、いつかはこの人に認められるようになりたい。

 

この人のように自分の弱さを認め、真っ直ぐに、

 

 

 

祐一「じ、自分は…。」

 

 

 

誰かを愛せるように…。

 

 

 

 

 

 

 

祐一「1人の女性として千歌さんが好きです!」

俺は慎吾さんから視線を外すことなく言い切った。

 

優吾「…君の気持ち、確かに聞いた…。今は君の言葉を信じよう。これからも娘のことをよろしくお願いします。」

優吾さんは深々と俺に向かって頭を下げた。

 

祐一「こちらこそ、もしもの時が来ましたら、改めて自分の決意を証明しに来ます。」

 

優吾「ああ、今度うちに来るようなことがあれば千歌の恋人として俺の前に来てくれ。俺も君を気に入った。だから、俺の期待を裏切らないでくれよ?」

 

祐一「は、はい!」

 

優吾「いい返事だ!今日はいきなり呼び出してすまないね。祐一くんの気持ちも聞けたし、俺は満足だ。明日も千歌たちと出かけるんだろ?部屋に戻ってゆっくりやすみなさい。」

 

祐一「いえ、とんでもありません。自分もお話しできて光栄でした。ありがとうございます!では、失礼します。」

俺は頭を下げ、部屋から出ようとした。

優吾「そうだ、祐一くん」

 

祐一「はい、なんでしょうか?」

 

優吾「俺からのアドバイスだ。千歌は笑顔を絶やさない人が好きだぞ!」

 

祐一「はい!わかりました、ありがとうございます!」

そう聞いた俺は優吾さんに今できる最高の笑顔で答えた。

 

優吾「うん!いい笑顔だ。じゃあ、おやすみ。」

 

祐一「はい、おやすみなさい!失礼します。」

 

優吾さんに挨拶を済ませ俺は、部屋に戻った。部屋に帰ると怜がいろいろ聞いてきてうるさかったが俺は適当にあしらって眠りにつくことにした。明日は千歌ちゃんたちにいろいろ案内してもらう予定だ。

折角案内して貰うのに寝不足だったら申し訳ない。なので俺は早く寝るため部屋の明かりを消し、怜に『寝ろ』と伝えて眠りについた。

 

――――――――――――――――――

 

翌朝俺たちは千歌ちゃん達と伊豆・三津シーパラダイスへ向かっていた。

 

地元の人はここを『みとしー』と呼ぶらしい。

 

みとしーに入ってすぐにマスコットキャラクターのうちっちーが出迎えてくれた。

 

曜「うちっちー!会いたかったよ〜!!」

曜ちゃんがうちっちーに抱きついた。

 

梨子「曜ちゃんは本当にうちっちーが好きね♪」

 

曜「うん!だって、可愛いんだもん♪」

 

祐一「ホントだね!めちゃめちゃかわいい!俺も抱きつこ〜」

俺も抱きついた。

 

祐一「うわー、ふかふかだ〜。」

俺はだらしない顔でうちっちーに抱きついている。

 

千歌「いいなぁ…。うちっちー…。」

千歌ちゃんは小声で呟いていた。

 

怜「千歌ちゃんは、祐一に抱きついてもらいたいのかな?」

怜はニヤニヤしながら千歌ちゃんに言った。

 

千歌「ち、違うもん///」」

 

千歌「ち、千歌は、別に…。」

 

怜「いいじゃん、いいじゃん!俺は応援してるよ!」

 

千歌「もお〜、怜くんのイジワル。」

 

怜「ごめんごめん。悪ふざけはこれくらいにして、行こうか?おい、祐一、曜ちゃん、行くぞ〜。」

 

曜「ヨ〜ソロ〜」

 

祐一「俺はうちっちーと一緒に暮らすんだ。」

完全に俺達はうちっちーに夢中になっていた。

 

怜「おい、早くしないと置いて行くぞ。それに、祐一。千歌ちゃんが拗ねちゃうぞ!」

 

千歌「ちょ、何言ってんの、怜くん!///」

 

祐一「わかったよ…。じゃあね、うちっちー…。」

 

曜「バイバイ、うちっちー♪」

 

俺と曜ちゃんはうちっちーに別れを告げ、みとしーに入っていった。

 

 

みとしーの中はすごい綺麗で驚いた。特にクラゲ万華鏡はすごかった。本当の万華鏡のように色を変えていくクラゲ達を見て俺はただ唯見惚れてしまった。その他にもイルカショーを見て俺たちは終始はしゃいでいて、俺と怜はイルカを見る機会があまり無かったので本当に楽しくて夢中で見ていて本当に楽しむことができた。

 

他にも美味しいお店や遊ぶ施設色んなところを案内してもらって、楽しい思い出が出来た。地元の人たちも暖かくて俺たちはとても内浦を気に入った。

 

そして、最後に千歌ちゃん達がどうしても行きたいところがあると言ってきたので俺たちはついていくことにした。

 

場所は、

 

浦の星女学院

 

俺たちは今バスに揺られ浦の星女学院へ向かっている。そしてバスを降り坂道を登っていると1つの学校が見えてきた。

俺たちはゆっくりと校門の前にいき、立ち止まる。

 

祐一「ここが、浦の星女学院…。」

 

千歌「そう、ここが私たちが救いたかった浦の星女学院…。」

千歌ちゃんは悲しそうに呟く。

 

千歌「ここにはね、いろんな思い出が詰まってるの…。」

 

梨子「そうね…。」

 

曜「本当にいろんな思い出をこの学校から貰ったよ…。」

 

千歌「ここでスクールアイドルを始めて、みんなと出会ってたくさんのことがあった。楽しいことも、辛いことも。全部この学校が教えてくれた…。でも…わたしは…この学校を…救えなかった…。」

千歌ちゃんの瞳から一粒の涙が溢れる。

 

曜「千歌ちゃん…。」

 

梨子「千歌ちゃんのせいじゃないよ…。」

曜ちゃんと梨子ちゃんは千歌ちゃんを優しく抱きしめる。

 

祐一「でも、この学校の名前はラブライブに残したんだよね?」

 

梨子「うん…。でも結局学校の廃校は阻止出来なかった…。」

 

祐一「それでも俺はAqoursを尊敬する。それにみんながやってきたことは絶対無駄にならないと思う!この学校だって、きっとAqoursのみんな、学校のみんなに感謝してるよ。必死に守ろうとしてくれてありがとうって。だから、もっと胸を張って欲しい。」

 

怜「祐一の言う通りだよ。俺はこの学校のことをよく知らないけど、みんなからこの学校が大好きだったって気持ちは痛いほど伝わってくる。ここで、俺が大好きなAqoursが生まれたんだ。俺も感謝の気持ちでいっぱいだよ。」

 

祐一「俺だって感謝の気持ちでいっぱいだよ。だってこんなにみんな素敵な人で、みんなが学校のことを大好きなんだ。それだけで俺にはこの学校がどれだけ魅力があったのかわかる。そんな学校で千歌ちゃんたちは過ごせたんだよ。だからこの学校で過ごした日々、思い出を胸に刻んで過ごしていれば、自分たちの中ではいつまでも大切なものとして残り続けると思う。」

 

祐一「そして、これからは笑ってこの学校の思い出を語ろうよ。そうすればきっとこの学校も嬉しいと思うし、魅力も伝わると思う。もう廃校は決まっちゃってるかも知れないけど、千歌ちゃんたちが笑って学校のことを話すことをこの学校も望んでると思うよ?」

俺と怜はそれぞれが思っていることを3人に伝えた。

 

梨子「そう…だよね。私たちが笑ってなきゃ学校も悲しいもんね。」

 

曜「私も、浦の星女学院で本当によかったって心の底から思ってる。」

 

梨子「だから、これからはここに来ても悲しい顔をするんじゃなくて…。」

 

曜「笑顔でこの学校の思い出を話そう!」

2人はどうやら元気になったようだ。

 

千歌「うん…。私もこの学校が大好き!だからもう泣かない!私も笑ってこの学校の思い出をみんなに伝えるんだ!」

千歌ちゃんも曇った表情から清々しい表情になった。

 

祐一「そうだよ!千歌ちゃん、この学校の思い出は千歌ちゃんたちだけのもの…。その思い出を話せるのは他でもない、千歌ちゃんたちなんだ!だから、浦の星女学院の為にも千歌ちゃんたちが楽しかった日々を教えてあげようよ!」

 

千歌「うん!祐一くん、怜くん。」

 

千歌・梨子・曜「「「ありがとう!」」」

 

 

3人は眩しすぎるくらいの笑顔で俺たちに言ってきた。

 

 

怜「いいえ、俺たちは本当のことを言ったまでだよ。」

 

祐一「そうだよ。俺たちもこの学校が好きになった。こっちこそありがとう。」

 

千歌ちゃんたちは改めて浦の星女学院の思い出を語ってくれた。学校での日々を語ってくれてた彼女たちの表情はとても晴れやかで、本当に楽しそうだった。そんな彼女たちの話を聞き俺たちも改めて浦の星女学院で過ごした千歌ちゃんたちがどれだけ素敵な日々を送ってきたのか、理解することができた。

 

そして学校の前で、話し込んでいるとあたりは日が落ちてきていてすっかり暗くなってきた。

 

祐一「さて、そろそろ暗くなってきたし帰ろうか!」

 

千歌「そうだね!ねぇ今日はうちでお泊まり会しない?明日には東京に帰るから。」

 

曜「賛成でありま〜す!!」

 

梨子「うん、私も賛成♪」

3人は乗り気だった。

 

祐一「俺たちもいいよ!なっ、怜!」

 

怜「もちろん、断る理由がないぜ!」

 

千歌「よーし、決まりね!そうと決まればうちに向かって…。」

 

曜「全速前進!!」

 

 

全員「「「「「ヨーソロー!!」」」」」

 

 

俺たちはバス停まで走っていった。

 

 

 

 

そして、夜はみんなでひとしきり話をして寝ることにした。

 

 

 

明日は内浦から東京へと帰る。

 

俺は内浦での思い出を決して忘れないだろう。

 

こんなにも楽しく、暖かい思い出をくれた内浦。

 

帰るのは少し寂しいがまたみんなと来ればいい。

 

 

 

そう心の中で思い、俺は冷めやらぬ興奮の中眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





ご愛読ありがとうございました!

次回も4日以内には投稿できるように頑張りますのでよろしくお願いします!

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