どうも甘党ゴンザレスです!!
これから試験が終わるまでは不定期投稿になります。申し訳ありませんm(_ _)m
それでは本編どうぞ!!
ゴールデンウィークの前半が終了してしまった。
思い返せばこのゴールデンウィークの前半はほとんど千歌ちゃんと過ごした。
最初は千歌ちゃんたちの帰省についていきすごい楽しかった。
その後は千歌ちゃんたちと静岡から帰ってきた翌日にみんなで遊んだ。カラオケに行ったりショッピングをして楽しい1日を過ごした。
次の日は疲れすぎて夜まで寝ていた。その日は何もせず終わり1日を無駄にしてしまった。
そして今俺は暇すぎてゴロゴロしている。
祐一「暇だぁ…。」
なんだかんだ今回のゴールデンウィークは10日間あるので正直なんでもできる。それに今は5日目でやっと折り返し地点だ。実家に帰るのもいいが、どうせなら怜と一緒に帰りたいから今帰るわけには行かない。
となると本当にやることがない。
そう思っていると、俺のスマホがメールを受信した。
祐一「ん?なんだ?」
俺はスマホを取りメールを確認する。
祐一「誰だこれ?」
メールの差出人はアドレスしか書いておらず、誰なのかわからない。だが俺の知人かもしれないので俺はメールを開けて読み始めた。
内容を読み進めていくと差出人がわかった。
差出人はあの時ひったくりにあった女性だ。
内容としては、あの時のお礼がしたいから、暇な日を教えて欲しいとのことだった。
祐一「なるほど、どうせ暇だし。今日とか暇なのでどうでしょうか?っと、送信。」
俺が返信してから数分後、返事が帰ってきた。
『でしたら、今日の午後6時頃〇〇駅に来ていただいてもよろしいでしょうか?お食事をご馳走させていただきたく思います。』
そこまでしてもらわなくても…。と思いながらも断るのは申し訳ないので、俺は了解しましたと返信した。
今は午後の3時、準備するには早いが早めに準備する分のはいいだろう。
俺はシャワーを浴び準備を進めた。
支度が終わったのは午後4時過ぎ、また早く準備しすぎた…。
祐一「まだ2時間くらい時間があるからAqoursのライブ映像を見るか。」
俺はスマホの画面を横にして動画を視聴してる。
最近ではAqoursの動画を観過ぎてだんだん観るものが無くなってきた。
でも、何度見てもいいよね!
Aqoursのメンバーはみんな可愛いし、楽しそうに歌って、踊ってるから観ていて飽きない。そんなメンバーの3人と出会えて俺は本当に幸せものだ。
そう考えると、高校の時から知っておけばよかったと思い、激しく後悔している。
色々考えながら観ていると午後の5時を過ぎていた。
本当にAqoursの動画を観ていると時間が経つのがあっという間だ。
祐一「さて、そろそろ行くか!お礼とは言え女性より遅く行くのは男として恥ずかしいからな!」
俺は戸締りを確認して、靴を履き家を出た。
集合場所には30分前に着き俺は女性を待っている。
なのだが、
俺は女性の名前を知らない。あの時は急いでいたので名前を聞かずに立ち去ってしまった。
それに、顔もよく覚えていない…。すごい美人ていうのは覚えてるんだけどなぁ…。
そんなことを考えていると、
??「あの、沖田さんでよろしいでしょうか?」
祐一「あっ、はいそうですが?」
??「よかったですわ。改めてお会いできて光栄です。」
女性は丁寧にお辞儀をしてきた。
祐一「あっ、どうも。あの時は急いでいたものでお名前もお聞きせず立ち去ってしまい申し訳ありませんでした。」
俺は改めてあの時の女性だと気がつき挨拶を交わした。
それにしてもどこかで観たことがあるような気がする?
??「いえ、とんでもありません。改めて自己紹介させていただきます。わたくしは黒澤ダイヤと申します。重ね重ねあの時はありがとうございました。」
祐一「いえいえ、自分も改めて、沖田祐一ともう…しま…すう!!!」
ダイヤ「どうかされましたか?」
祐一「あ、あの、すみませんが、もう一度名前をお聞きしてもよろしいですか?」
俺はもう一度女性に聞き返した。
ま、まさかね?
ダイヤ「ああ、わたくしの名前は珍しいですものね。改めまして黒澤ダイヤと申しますわ。」
あれ、俺の耳壊れた?
今『黒澤ダイヤ』って聞こえたんだけど?
ダイヤ「あの、沖田さんどうかされましたか?」
祐一「はっ!い、いえすみません…。なんでも無いです。」
祐一「あの、つかぬ事を伺いますが。」
ダイヤ「はい、なんでしょうか?」
祐一「高校の時歌って、踊ってたりしました?」
ダイヤ「はい、やっておりましたが?」
祐一「9人グループで学校の廃校を救うために静岡県でスクールアイドルやってました?」
ダイヤ「あら?もしかして、わたくしのことご存知なんですか?」
祐一「や、やっぱり…。Aqoursの黒澤ダイヤさんですよね…。」
ダイヤ「ふふっ♪そんなに恐る恐る確認しなくても大丈夫ですよ。」
黒澤さんは優しく俺に微笑みかけてくれた。
どうやら俺の耳は壊れていなかったようだ。
ダイヤ「沖田さんは面白い方ですね♪」
黒澤さんは俺を見て笑っている。
ダイヤ「それにしても随分わたくしのことに詳しいですが、どうしてですか?」
祐一「あ、それは友人がAqoursのファンで聞いてたのと、千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃんに聞きました!」
ダイヤ「まぁ、千歌さんたちとお友達なんですか。そうでしたら納得ですわ。」
ダイヤ「では、行きましょうか。」
祐一「は、はい!よろしくお願いします!」
ダイヤ「ふふ♪そんなに固くならないでください。今日はわたくしがお礼をするのですから。」
祐一「わかりました!」
俺は精一杯の笑顔で答えた。
ダイヤ「///」
何やら黒澤さんの顔が赤い。だがそれにふれずに俺は黒澤さんの後をついて行った。
――――――――――――――
しばらくして、黒澤さんにすごいオシャレなお店を紹介された。ここで食事をするらしい。席に案内されメニューを見ていて俺は店内の雰囲気について黒澤さんに言った。
祐一「なんだか、すごい雰囲気が良くて良いお店ですね!」
ダイヤ「ええ、ここは友人と会うときなどに利用していますわ。」
祐一「そんな、お店教えていただきありがとうございます!黒澤さん!」
ダイヤ「いえいえ、とんでもありませんわ。」
黒澤ダイヤさん、本当に礼儀正しい人で美人だ。動画でしかよく見たことなかったから正直よく分からなかったけど今日会って改めて思った。
ダイヤ「さぁ、好きなもの頼んで下さい!今日はわたくしがご馳走するので遠慮しないで下さいね。」
祐一「ありがとうございます!」
俺たちは料理を注文してから会話を始めた。
祐一「そういえば、黒澤さんはここら辺の大学なんですか?」
ダイヤ「大学はこの近くですわ。それにわたくしのことは下の名前で呼んでいただいてよろしいですよ?」
祐一「そ、そんな。恐れ多い…。でも大学が近いなら今後もいろいろ相談乗っていただきたいです。」
ダイヤ「ふふ、わたくしでよろしければいつでも乗りますわ♪」
ダイヤ「それにしても、わたくしのことを名前で呼んでいただけませんの…?」
黒澤さんは瞳をウルウルさせながら俺を見てきた。
祐一「い、いや…。そういうわけじゃ…。」
ダイヤ「…。」
祐一「わ、わかりました!…スゥー…。ダイヤさん。」
ダイヤ「はい、よろしい♪」
なんかダイヤさんにしてやられた気がする…。
祐一「それなら、自分のことも名前で呼んでください!」
ダイヤ「わかりましたわ。祐一さん!」
ダイヤさんは笑顔で俺の名前を呼んできた。
くそぉ…。この人には勝てん…。
そんなこんなで、ダイヤさんとの食事は滞りなく続いた。食事をしながら千歌ちゃんたちとの出会い、つい先日の内浦観光について話していた。
祐一「そう言えば、ダイヤさん。」
ダイヤ「なんですか?」
祐一「ダイヤさんは彼氏っていますか?」
ダイヤ「なっ///」
祐一「ダイヤさんすごい美人だからいるのかな?って思って。」
ダイヤ「い、いませんわ!」
祐一「あ、そうなんですか…。失礼なことを聞いて申し訳ないです。ちょっとアドバイスを貰いたかったので…。」
ダイヤ「アドバイス?」
祐一「じ、実は自分。す、好きな人が…///」
ダイヤ「ああ、そういうことですか。」
ダイヤ「先ほどの話を聞く限りでは祐一さんの好きな人は千歌さんですか?」
祐一「え、いや、あの、その///」
祐一「は、はい…///」
ダイヤ「ふふ、やはりそうだったんですね♪」
ダイヤ「祐一さんの話を聞いてたらわかりますわ。千歌さんの話になると優しい顔になるんですから…。すぐに気がつきましたわ♪」
祐一「自分ってそんなにわかりやすいですか?」
ダイヤ「そうですわね。少なくともあまり面識がないわたくしでも気づくくらいですかね?」
祐一「はぁ…。なんか単純みたいで嫌だな…。」
ダイヤ「そんなことはありませんわ。それが祐一さんの魅力でもあります。」
祐一「そんなことは…。」
ダイヤ「いいえ、その素直な性格こそが人を惹きつけるんです。それは祐一さんの1番の魅力だとわたくしは思いますよ。」
ダイヤさんは優しく微笑みながら俺に向かってそう言ってくれた。確かに俺はいろんな人から同じようなことを言われている気がする。そう思うとなんだか恥ずかしくなる。
祐一「ダイヤさん…。」
ダイヤ「正直、千歌さんが羨ましいですわ…。」
とダイヤさんは小声で呟くが聞こえなかった。
祐一「ん、何か言いました?」
ダイヤ「いえ、なんでもありませんわ。」
ダイヤ「さぁ、そろそろいいお時間ですし、お暇しましょうか!」
ダイヤさんにそう言われ俺は時間を確認する。
時刻は午後9時前、確かにいい時間だ。
祐一「そうですね!ごちそうさまでした!」
ダイヤ「いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございました。」
俺は改めてお礼を言ってた。そして遅い時間になってしまったのでダイヤさんを家の近くまで送るために一緒に帰ることにした。ダイヤさんの住んでいるところはここからあまり遠く無いらしいが、何かあっては心配なので送らせてほしいと頼み承諾を得た。
話しながら歩いていると、ダイヤさんの家の近くまで来ていたらしく。
ダイヤ「ここで大丈夫ですよ。もうすぐですから。」
祐一「あ、わかりました。改めて今日はありがとうございました!楽しかったです!」
ダイヤ「ふふ、わたくしも楽しかったですわ!」
祐一「じゃあ、自分はこれで失礼します!」
俺はダイヤさんに挨拶をして帰ろうとした。
ダイヤ「あっ、祐一さんちょっとお待ちいただけますか?」
ダイヤさんからそう言われたので俺は立ち止まりダイヤさんの方を振り返った。
ダイヤ「せっかくですから、メールでは面倒なので連絡先の交換を致しませんか?」
祐一「そういうことでしたら是非!」
俺たちはスマホを取り出しフリフリしてお互いの連絡先を交換した。
祐一「これでオッケーですね!また連絡しますね!」
ダイヤ「はい!是非お願いしますわ。」
今度こそダイヤさんに別れを告げ俺は帰路に着いた。
祐一「それにしても、まさかあの時の人がダイヤさんだったとはね。世の中狭いな…。」
そんなことを呟きながら家に向かって歩き出した。本当にダイヤさんとの時間は有意義なものになった。流石先輩だと思うほどだった。ダイヤさんからはもっと学ばせてもらうことが多そうだ。これからも仲良くさせてもらってダイヤさんからいろいろ吸収していきたい。
そう考えてる時俺のスマホが鳴った。
祐一「ん、ダイヤさんかな?」
俺は立ち止まりスマホを開く。するとダイヤさんでは無かった。
差出人は
千歌ちゃんであった。
祐一「千歌ちゃん?なんだろ?」
内容を確認するためトークを開いた。
そこに書いてあったのは
『明日は予定何かある?何もなかったら遊園地のチケットもらったから2人で行かない?』
まさかのデート?の誘いだった。
祐一「マジか。千歌ちゃんとデート///」
優吾さんと話して以来、千歌ちゃんといるといつもドキドキしてしまう。もちろん、以前からドキドキしてはいたけど、さらに胸の鼓動が強くなっているのを感じる。
もちろん俺の答えは決まっている。
『もちろん!俺で良ければ一緒に行こうか!』
そう返信したらすぐに返事が返ってきた。
『やったー!じゃ、明日駅に朝9時に集合で!明日楽しみにしてるね!』
『了解!俺も楽しみにしてるよ!』
俺もすぐに返信をしてスマホをポケットにしまった。
明日は千歌ちゃんに会える。
俺はその場でガッツポーズをして喜びを表現していた。しばらくして興奮冷めやらぬ中我に帰り、家に向かって歩き出した。
その時の俺は心なしか足取りが軽く、鼻歌を口ずさみながら帰路に着いていた。
ご愛読ありがとうございました!!
まさかのダイヤさんの登場です!Aqours全員出せればとは思いますが、メインは変わらず千歌ちゃんです!
重ね重ね申しますが、不定期投稿になりますのでご理解何卒お願いしますm(_ _)m