どうも甘党ゴンザレスです!!
先日から色々忙しくてバタバタしておりましたが、執筆なんとか終わりました!
まったりと読んで頂ければ嬉しいです!
それでは本編どうぞ!!
俺たちは今女の子の目の前に来て話を聞いている。
千歌「どうしたの?パパとママは?」
女の子「うっ…うわーん!!」
女の子は泣き出してしまった。
千歌「あっ、泣かないで!お姉ちゃんたち怖い人じゃないよ?」
千歌「ど、どうしよう…。」
千歌ちゃんが困り果てているので俺は助けに入った。
俺は女の子の目線までしゃがみこんで話しかける。
祐一「こんにちは、お兄ちゃんたちは怖い人じゃないよ。ほら。アメあげるね。」
俺の言葉に女の子は泣き止み、アメを手に取った。
祐一「よーし、いい子だね!お兄ちゃんの名前はゆういち、このお姉ちゃんはちかって言うんだ。君のお名前は?」
女の子「グス…ひな。」
祐一「そっか!ひなちゃんって言うんだね。ひなちゃんは今日パパとママと来たのかな?」
ひな「うん、きょうはパパとママといっしょにきたの!」
ひな「でも、パパとママいなくなっちゃった…。」
再びひなちゃんが泣き出しそうになるけど俺はひなちゃんの頭を撫でる。
祐一「そっか、でも正直に言えてひなちゃんはエライね!じゃあ、お兄ちゃんたちと一緒にパパとママを見つけようか!」
俺はひなちゃんの頭を撫でながら笑顔で言った。
ひな「パパとママにあえるかな?」
祐一「絶対会えるよ!お兄ちゃんとお姉ちゃんに任せて!」
ひな「うん!ありがとう、ゆういちおにいちゃん、ちかおねえちゃん!」
ひなちゃんの顔はさっきと違い笑顔が溢れていた。
千歌「よろしくね、ひなちゃん!」
ひな「うん!」
祐一「よーし!じゃあひなちゃん行こうか!千歌ちゃん俺と反対の手握ってもらってもいい?」
千歌「うん、わかった!」
祐一「じゃあパパとママを探しにレッツゴー!!」
全員「「「オー!!」」」
歩きながら俺たちはひなちゃんから両親の特徴を聞いている。
祐一「ひなちゃんのパパとママはどんな人?」
ひな「パパはね、すごいおおきくてカッコいいの!ママはすごいびじんなの!」
祐一「そうなんだ!ひなちゃんはパパとママが大好きなんだね!」
ひな「うん!だ〜いすき!!」
グゥ〜
そんなやりとりをしているとひなちゃんのお腹が鳴った。
ひな「おなかすいちゃった…。」
祐一「そうだね、お兄ちゃんたちもお腹空いちゃったから何か食べようか!ひなちゃんは何食べたい?」
ひな「アレがいい!」
ひなちゃんが指差した先にあったのはチュロスだった。
祐一「わかった!じゃあ、ちょっと買ってくるから千歌ちゃんその間ひなちゃんのことよろしくね!」
千歌「うん!任せて!」
俺はチュロスを買っているところに歩き出した。
―――――――――――――――
Side 千歌
千歌「じゃあ、あそこで待ってようか!ひなちゃん。」
ひな「うん!」
私たちは隅っこへより祐一くんを待つ。
ひな「ねぇねぇ、ちかおねえちゃん。」
千歌「ん、何かな?」
ひな「ちかおねえちゃんとゆういちおにいちゃんはふうふなの?」
千歌「へ///」
突然のひなちゃんからの言葉に私は動揺してしまった。
千歌「ち、違うよ!///なんでかな?」
ひな「うーんとね。ゆういちおにいちゃんがパパに似てるの!ちかおねえちゃんもママとおなじくらいびじんだから!そうおもったの!」
千歌「そっか…。ゆういちお兄ちゃんとはねお友達なんだ!」
ひな「おともだち?」
千歌「そうだよ。でもね、千歌お姉ちゃんは祐一お兄ちゃんのこと大好きなんだ…。ひなちゃんも祐一お兄ちゃんのこと好きかな?」
ひな「うん!だいすき!!すっごいやさしいもん!」
千歌「ふふ、そうだよね、優しいよね♪」
そんな話をしてると祐一くんが帰ってきた。
祐一「おまたせー!あれ、2人とも仲良く慣れたみたいだね!」
千歌「うん、いい子に待ってたよね!ひなちゃん!!」
ひな「うん!」
祐一「おっ、エライね、ひなちゃん!いい子に待ってたひなちゃんにはご褒美あげちゃおっかな?」
ひな「え!なになに!」
ひなちゃんは目をキラキラさせながら祐一くんを見てる。
祐一「それはね、じゃーん!」
祐一くんが出したのはミッ◯ーのぬいぐるみだった。
ひな「わー!!ミ◯キーさんだ!!」
ひなちゃんは大喜びでぬいぐるみを抱きしめた。
ひな「ゆういちおにいちゃんありがとう!!」
ひなちゃんは最高の笑顔でお礼を言っていた。
祐一「はい、どういたしまして!ちゃんとお礼が言えてひなちゃんはエライね!」
千歌「よかったね、ひなちゃん!」
ひな「うん!うれしい!」
私たちがチュロスを食べながら話していると、前から慌てて走ってくる夫婦がいた。
男性「ひな!!」
女性「ひなちゃん!!」
ひな「あっ!!パパ、ママ!!」
ひなちゃんはご両親と思われる人たちの元へ走っていった。
ママ「よかった…。無事で…ごめんね。」
パパ「本当によかった…。」
ひな「あのね、ゆういちおにいちゃんとちかおねえちゃんがいっしょにパパとママをさがしてくれたの!」
ひなちゃんが私たちに手を振ってくれている。
もちろん、私たちは振り返す。
パパ「君たちがひなのことを…。本当になんとお礼を言っていいやら…。」
ママ「本当にありがとうございました…。」
ご両親は深々と私たちに頭を下げてきた。
祐一「いえいえ、お気になさらず!僕たちもご両親が見つかってホッとしています。それにひなちゃんとてもいい子で一緒にいてとても楽しかったです!ね、千歌ちゃん!」
千歌「もちろん!ひなちゃん今度はパパとママの手を離しちゃダメだよ?」
ひな「うん!わかった!」
祐一「よーし!本当にひなちゃんはいい子だね!」
ひなちゃんの頭を撫でながら祐一くんが言った。
ママ「重ね重ねありがとうございました。それにしてもお二人のデートのお邪魔をしてしまってごめんなさいね…。」
祐一「い、いえ、デートってわけじゃ…///」
ひな「あっ!ゆういちおにいちゃん赤くなってる!」
祐一「ひ、ひなちゃん!?そ、そんなことないよ?」
ひな「ママ、ゆういちおにいちゃんとちかおねえちゃんはふうふじゃないんだって!」
祐一「・・・えっ?」
千歌「ひ、ひなちゃん!?///」
ママ「あらあら♪ひなちゃんお姉ちゃんたちを困らせちゃいけないよ?」
お母さんは何かに気づいたみたいに私の顔を見ながら笑っている。
ひな「ひな、おねえちゃんたちこまらせたの?」
ひなちゃんは首を傾げている。
私は内心ドキッとしてしまった。
本当に心臓に悪い…。
祐一「そんなことないよ、ひなちゃん。お兄ちゃんたちがパパたちみたいに見えたのかな?」
ひな「そうなの!ゆういちおにいちゃんはすっごいやさしくてパパみたいだった!ちかおねえちゃんはママみたいにびじんでやさしいの!」
祐一「そっか、そっか!ありがとうね。お兄ちゃんたちも嬉しいよ!でもね…。」
なにやら祐一くんはひなちゃんにだけ聞こえるように耳打ちしている
気になる…。
ひな「そうなんだ!そうなったらひなもうれしい!!」
祐一「ひなちゃんもお兄ちゃんたちのこと応援しててね!」
ひな「うん!ひなおうえんする!!」
なんだろ、応援するって?
パパ「今ちょっと聞こえてしまったが、祐一くんと言ったかい?僕らも応援してるよ!」
祐一「あ、ありがとうございます!///」
ママ「ふふっ、それではあまりお邪魔しても行けませんしそろそろお暇しましょうか?」
パパ「ああ、そうだな。二人とも本当にありがとう!」
祐一「いえいえ、こちらこそ楽しかったです!ひなちゃんもバイバイ!」
ひな「うん!ゆういちおにいちゃん、ちかおねえちゃんありがと〜!」
千歌「またね、ひなちゃん!」
私たちはお互いに頭を下げて別れることにした。
ひなちゃんはしっかりとパパとママの手を握って去っていく。それを私たちは見えなくなるまで見送った。
千歌「そう言えば祐一くん。」
祐一「なに?千歌ちゃん。」
千歌「さっき、ひなちゃんになんて言ったの?千歌全然聞こえなかったんだけど!」
私は祐一くんの方を向いてちょっと強めに聞いた。
祐一「い、いや大したことじゃないよ!それじゃ、俺たちも行こっか?」
祐一くんになんだかはぐらかされて納得できないけど、祐一くんも頑固だから教えてくれそうにない。
千歌「むぅ〜。わかったよ…。」
そして私たちも再びデートを楽しむことにした。
Side out 千歌
―――――――――――――――――――
Side 祐一
ひなちゃんと別れてから、数時間が過ぎて今俺たちは晩御飯を食べている。あの後はアトラクションに乗ったり、写真を撮ったりとても楽しく過ごした。
祐一「それにしても今日は楽しかったよ!誘ってくれてありがとうね、千歌ちゃん!」
千歌「ううん、千歌の方こそ付き合ってくれてありがとう!すごい楽しかった!」
現在の時刻は午後7時30分、ここでは花火が8時30分から打ち上がるから俺は千歌ちゃんと一緒に見てから帰りたい。
祐一「せっかくだし、花火見てから帰らない?」
千歌「うん、花火みたい!すごい楽しみ!」
どうやら千歌ちゃんも花火を見ることに賛成らしい。
祐一「じゃあ、花火が始まる前にお土産見に行こうか!」
千歌「そうだね!あのさ、祐一くんお願いがあるんだけど…いいかな?」
祐一「お願い?俺ができる範囲だったら喜んで!」
千歌「ほ、ほんと?あのね、よかったらお揃いのストラップが欲しいな…なんて///」
祐一「へ?俺は全然いいよ?」
千歌「ホント!!やったー、ありがとう!!」
千歌ちゃんは笑顔で俺に言ってきた。
祐一「やっぱり千歌ちゃんの笑った顔ってかわいいよな…。」
千歌「ふぇ!?///」
祐一「どうしたの、千歌ちゃん?顔赤いけど大丈夫?」
千歌「祐一くん、今なんて言った?///」
祐一「えっ…。いや、千歌ちゃんの笑った顔がかわ…いい。」
あれ?
俺は今、体の穴という穴から汗が噴き出していた。
もしかして…。
祐一「あれ、もしかして、俺、口に出てた?」
千歌「///」
千歌ちゃんは無言で顔を赤く染めながらコクコク首を縦に振っている。
・・・
や、やらかしたーーーーーー!!!!!
本当に思ってたことだけどまさか声に出てたなんて!最悪だ…。
絶対千歌ちゃんに引かれたわ…。
俺の人生終了。
優吾さんごめんなさい…。約束果たせないかもしれません…。
そう思った瞬間、俺は無言で滝のような涙を流した。
千歌「ど、どうしたの祐一くん!?」
祐一「もう、おしまいだぁ…。千歌ちゃんに嫌われるー…。」
俺の目は完全に死んだ。
千歌「そんなことないよ!?///むしろ、嬉しいっていうかなんというか…///」
祐一「えっ?も、もう一回言ってもらってもいい?」
千歌「もう!!なんでもないよ!バカ…///」
千歌「ほら、お土産屋さん行こ!」
千歌ちゃんは椅子から立ちあがり先に歩き始めてしまった。
祐一「え、あ、千歌ちゃん待ってよ!」
俺は千歌ちゃんの後を慌ててついて行った。
どうやら嫌ではなかったらしいので、俺はホッとした。
お土産屋に着いて俺たちは色々物色している。その中でも特に千歌ちゃんのお気に召したものはペアストラップだった。
千歌「これ、かわいいなぁ…。」
祐一「千歌ちゃんはこれがいいの?」
千歌「う、うん///なんかデザインも可愛いし、二人のストラップを合わせた時に一つになるっていうのが素敵だなって思ったんだけど…。祐一くんはどう思う?」
祐一「俺は千歌ちゃんと一緒ならなんでも嬉しいよ!」
千歌「そ、そっか///じゃあこれがいいなぁ。なんだか恋人みたいだね///」
千歌ちゃんのある言葉に俺は反応してしまいドキドキしてしまった。
『恋人』
確かによく見ると、このストラップはカップルがよく手にとっているように見える。もしかしたらカップルが記念に購入することが多いのかもしれない。
今は恋人じゃないけどいつか本当になれたらいいな…。
祐一「そうだね。じゃあそれ、買いに行こうか?」
俺は高鳴る鼓動を抑えて会計へ向かった。
祐一「よし、お土産も買えたしもうすぐ花火の時間だから観に行こっか!」
千歌「うん!」
俺たちは花火が見えそうなところまで移動して花火の開始を待っている。
そしてカウントダウンが始まった。
5・4・3・2・1
ヒュ〜〜、ドンッ!
一斉に花火があがり始め、月だけが輝いている空にたくさんの花火が打ち上がり空を彩って魅せた。
祐一「おおー!」
千歌「わぁ、綺麗だね!」
千歌「本当に、綺麗…。」
俺たちは花火に魅了されていた。
祐一「そうだね、千歌ちゃ…ん。」
俺は千歌ちゃんの方を振り向いた瞬間、時が止まった。
千歌ちゃんは花火に夢中で俺が見ていることに気づいていないが、俺は花火よりも、花火を見ている千歌ちゃんの姿に見惚れてしまった。
花火が霞んで見えるほど千歌ちゃんは綺麗だった。
綻んだ表情だけどどこか儚げで、俺の心臓をキュッと掴んでくる。
本当に、君はどれだけ俺をトリコにすれば気がすむんだい?
まるで夢でも見てるのではないかと錯覚するくらい、今俺の見ている世界は色鮮やかだった。
千歌「あっ、ごめんね祐一くん!どうしたの?」
千歌ちゃんはようやく俺に気づいたけど俺は言葉を返せない。
千歌「あれ?祐一くーん。おーい!」
千歌ちゃんの呼びかけでようやく現実に引き戻され俺は反応した。
祐一「あっ、ごめんね、なんでもないよ!」
千歌「そっか、でも本当に綺麗だね!」
祐一「そうだね…。」
どうやら俺は高海千歌という一人の女の子に魔法をかけられたみたいだ。
ゆういち「千歌ちゃんの方がずっと綺麗だよ…。」
俺の小さな呟きは千歌ちゃんの耳には届かず、今も空に打ち上がっている花火の音にかき消されていった。
花火も終わり、俺はどこか寂しそうな表情をしている千歌ちゃんと一緒に帰路につき、千歌ちゃんを家まで送り届けた。
千歌ちゃんと別れた後、心做しか俺も寂しくなったのは内緒の話だ…。
ご愛読ありがとうございました!!
とりあえずここまででゴールデンウィーク編は終わらせたいと思いますm(_ _)m
次からはまた日常で書きたいと思います!
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいですm(_ _)m