恋をした少年のShiny Days   作:甘党ゴンザレス

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お久しぶりです!甘党ゴンザレスです!

更新遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m

駄文ではありますが、お楽しみいただけたら嬉しいです。

それでは本編どうぞ!!


Day25 時には休息を

俺たちは今海から帰っている途中、突然千歌ちゃんが俺の肩に寄りかかってきた。

 

祐一「どうしたの千歌ちゃん?疲れちゃった?」

 

千歌「う、うん…。少しね。」

 

そう言った千歌ちゃんは直ぐに離れて笑って答えた。

 

祐一「そっか。じゃあ早く帰って休もうか!」

 

千歌「そうだね…。」

 

なんだかいつもの元気が無い千歌ちゃんに不信感を抱きながらも俺たちは足早に十千万に向かった。

 

 

 

 

早めに十千万に帰った俺たちはみんなと別れ部屋に戻ることにした。

 

千歌「じゃあ、チカ自分の部屋行ってるね。」

 

祐一「あぁ、うん、わかったよ。」

 

そう言った千歌ちゃんは力無く階段を上って行く。

 

祐一「やっぱりおかしいよなぁ…。」

 

志満「あら?祐一くん早かったね?」

 

祐一「あっ、志満さん!ただ今帰りました!」

 

志満「はい、おかえりなさい♪もっと遅くなると思ってたけど、この辺何も無いから早く帰って来たのかしら?♪」

 

可愛らしくウインクをしながら意地悪な質問を俺にしてきた。

 

祐一「そんなことないですよ!ちょっと千歌ちゃんの様子が変だったんで早めに帰って来た感じですね。」

 

志満「千歌ちゃんが?」

 

祐一「そうなんですよ。なんだか体調が悪そうっていうか何というか。」

 

志満「もしかして寄りかかって来たりした?」

 

祐一「そう言えば…俺の肩に寄りかかってきましたね。」

 

志満「あぁ〜…。多分それ風邪引いてるかもしれないわね。千歌ちゃん癖で体調悪いと寄りかかってくるのよねぇ…。ちょっと様子見てきてもらってもいいかしら、祐一くん。」

 

祐一「わかりました!」

 

俺は千歌ちゃんの部屋へと向かった。

 

―――――――――――――――――――

 

千歌ちゃんの部屋の前に来た俺は一旦立ち止まり声をかける。

 

祐一「千歌ちゃん入ってもいいかな?」

 

『どうぞ…。』

 

中から返答が返ってきたので俺は襖を開けて部屋へ入った。

 

祐一「失礼するね。」

 

千歌「どうしたの、祐一くん?」

 

目をトロンとさせた千歌ちゃんがそこにはいた。

 

こりゃ、間違いなく体調悪いな。

 

祐一「ちょっとごめんね。…。やっぱり熱いなぁ…。」

 

千歌ちゃんの額に手を当て自分の額と比較してみると明らかに熱があることがわかった。

 

千歌「もしかしてバレてた?」

 

祐一「俺に寄りかかって来た時にちょっとおかしいとは思ったけど、さっき志満さんと話してそれで確信したよ。何で言ってくれなかったの?」

 

千歌「それは…。折角祐一くんたちが遊びに来てくれてるのにチカのせいで楽しくなくなっちゃうのは、やだから…。それに迷惑もかけちゃうし…。」

 

千歌ちゃんはそう言っているが俺は元気な千歌ちゃんと楽しみたい。

 

祐一「そっか…俺たちの為にありがとね。でも俺だって千歌ちゃんの様子がいつもと違うことくらいわかるよ。彼氏なんだから迷惑くらい幾らでもかけてよ…。」

 

千歌「ごめんね…。」

 

祐一「大丈夫、今はゆっくり休みな?」

 

千歌「わかったよ。ねぇ、お願い聞いてもらってもいい?」

 

祐一「千歌ちゃんのお願いなら何でも。」

 

千歌「チカが寝るまで、手を握ってて欲しいの…。」

 

甘えた声で言ってくる千歌ちゃん。

 

祐一「仰せのままに。」

 

俺はベッドで横になっている千歌ちゃんの小さい手をしっかりと握った。

 

千歌「あったかい…。祐一くんの手、あったかくて安心するなぁ…。」

 

祐一「それなら良かったよ。ほら、ゆっくり休みな。」

 

千歌「うん…。あり…がと…。スゥ…スゥ…。」

 

そしてすぐに千歌ちゃんは安定した呼吸リズムで眠りについた。

 

祐一「眠ったかな?…。ふぅ…。俺ってやっぱ頼りないのかな…。」

 

千歌ちゃんが眠ったので手をそっと離し俺はそう呟いた。すると、

 

 

「そんなことないわよ?」

 

 

俺は声のする方を振り返る。

 

祐一「志満さん?」

 

志満「しっ。千歌ちゃんが起きちゃうわよ?♪」

 

人差し指を俺の唇に当ててきた志満さんに少し胸の鼓動が速くなった。

 

志満「千歌ちゃんの様子はどう?」

 

祐一「やっぱり、無理してたみたいですね…。俺のせいですいません。」

 

志満「そんなことないわよ。祐一くん今時間ある?良かったら私と美渡と少し話さない?」

 

祐一「俺とですか?俺で良ければ全然いいですけど…。」

 

志満「よかった!ここじゃ、千歌ちゃん起きちゃうかもしれないから居間に行きましょうか?」

 

祐一「わかりました!」

 

そして俺は志満さんと居間へ向かった。

 

扉を開けて居間に入ると美渡さんが薄着で横になっていた。

 

美渡「おっ、祐一くんもうこっち来てたんだ!いらっしゃい!!」

 

横になっていた美渡さんは起き上がり俺に挨拶してくれた。相変わらず美渡さんは気さくな人だと改めて感じた。

 

志満「コラ、美渡!!祐一くんいるんだからそんな格好してないでしっかりしなさい!」

 

祐一「大丈夫ですよ、志満さん!美渡さんお久しぶりです。またお世話になりに来ました!」

 

美渡「おう!楽しんでけよ!ところで志満ねぇ、千歌は?」

 

志満「千歌ちゃんは風邪引いたみたいで部屋で寝てるわ。祐一くんが寝かしつけてくれたのよ。」

 

美渡「バカ千歌が…。迷惑かけやがって…。ごめんな、妹が迷惑かけちゃって…。」

 

祐一「いえ、とんでもありません!大切な彼女ですから…。」

 

志満「アラッ!♪」美渡「えぇっ!?」

 

この時の俺はこの後大変な目に遭うのを知る由もなかった。

 

祐一「アレ?もう皆さん知ってるものだと思ったんですけど…。違いました?」

 

志満「知らなかったわよ!なんだか私嬉しいわ♪」

 

美渡「クッソォ…。千歌に先越されたぁ…。」

 

この姉妹性格が真逆過ぎやしませんか?

 

祐一「アハハ…。」

正直苦笑いしか出てこない。

 

美渡「でもまぁ、祐一くんなら心配は無さそうだな。ハァ…アタシにもカッコいい彼氏できないかなぁ…?」

 

祐一「えっ。美渡さんって彼氏さんいないんですか?」

 

美渡「いたらこんなに落ちこまないよ…。」

 

祐一「以外です。美渡さん可愛いし美人だからてっきりいるもんだと…。」

 

美渡「かっ、かわ///」

 

美渡さんは顔を真っ赤にしながら慌てる姿はやはり千歌ちゃんを彷彿とさせてやはり姉妹だとしみじみ感じた。

 

 

やっぱり家族が多いっていいなぁ

 

 

志満「祐一くん、私は?♪」

 

祐一「えっ、志満さんも彼氏さんいないんですか?」

 

志満「そうなのよ。お義姉ちゃん悲しい…。」

 

祐一「待って下さい。なんか字が違う気がするんですけど?」

 

志満「男の子が小さい事気にしちゃダメよ?♪」

 

お茶目に笑いかけてくる志満さん。小さい事なのか?そう疑問に思う俺だった。

 

志満「それで、それで?私はどう、可愛い?綺麗?」

 

祐一「ええっと…可愛いですし、綺麗ですよ。」

 

志満「わぁ!♪嬉しい、もう祐一くんが私の彼氏になってよ♪」

 

祐一「い、いやいや何言ってるんですか!?///俺には千歌ちゃんがいますし、志満さん綺麗だから男は放っておかないですよ!!」

 

志満「もう、祐一くん嬉しい事言ってくれるわね♪千歌ちゃん羨ましいわ、こんなに優しくてカッコいい彼氏がいるんですもの♪」

 

祐一「からかわないで下さいよ///」

 

美渡「いやー、本当に羨ましいよ…。今からでも遅くない!私はどうかな!?」

 

祐一「何言ってるんですか///」

 

自暴自棄になっている美渡さん、それに面白がってからかってくる志満さん。

 

二人のイメージが崩れ落ちていく。

 

それから小一時間くらい志満さんと美渡さんと楽しく談笑をしてとても楽しかった。やっぱり美人さんと会話してると楽しくなっちゃうよね?

 

志満「随分話しちゃったわね。祐一くん悪いんだけど千歌ちゃんの様子見てきてくれる?」

 

祐一「わかりました!」

 

美渡「風邪引いてるからって変なことするんじゃないぞ?♪」

 

祐一「しませんよ!!///」

 

美渡「まぁ、祐一くんなら千歌は嬉しいんじゃない?♪」

 

ニヤニヤしながら美渡さんは俺をからかってくる。

 

祐一「からかわないで下さいよ!///じゃあ、ちょっと行ってきますね!」

 

俺は千歌ちゃんの部屋へ向かった。

 

 

祐一「千歌ちゃん入るね〜。」

 

俺は小声で許可を取りながら襖を開けた。

 

千歌ちゃんの部屋に入るとまだ千歌ちゃんは寝ていた。

 

祐一「よかった。ぐっすり寝てるな。」

 

寝ていることを確認した俺は千歌ちゃんの部屋を見渡す。あまり女の子の部屋で、ましてや彼女の部屋でやるなんて我ながら最低だとは思うが、溢れ出る好奇心には勝てなかった。

 

俺は千歌ちゃんが使ってるであろう机の前で足を止める。そこには写真が飾ってあった。

 

これはラブライブの後かな?みんな嬉しそうに笑いながら泣いてる…。きっと最高の思い出だったんだろうなぁ…。

表情から読み取れるほど彼女たちの表情は晴れやかで輝いていた。

 

他にも小さい時の千歌ちゃんと曜ちゃん、果南さんの三人で写ってる写真や千歌ちゃんがAqoursメンバーと撮ってる写真を中心に沢山の写真が飾ってあった。

 

改めて見ると千歌ちゃんがどれだけ色濃い時間を過ごしてきたかが伺える。

 

祐一「千歌ちゃん楽しそうだな…。」

 

どの写真の千歌ちゃんもとびきりの笑顔で写っていて正直Aqoursメンバーには嫉妬してしまう。俺には千歌ちゃんの笑顔を最大限引き出せているのか、不安だ。

 

 

でも

 

 

俺は千歌ちゃんの一番でいたい。これからも千歌ちゃんと楽しい思い出を作って千歌ちゃんと笑顔でいたい。その為にもっと頑張らないとな。

 

俺は心の中でそう誓った。

 

その時千歌ちゃんの声が聞こえた。

 

千歌「うぅ…ううん…。ゆう…いちくん…行っちゃ…やだよ…。」

 

千歌ちゃんの声が聞こえたので振り返る。そこには苦しそうな表情をして額に汗をかき、涙を流してうなされている千歌ちゃんの姿が俺の目に映った。

 

祐一「千歌ちゃん!?俺はどこにも行かないよ。ちゃんと此処にいる。」

 

俺は慌てて千歌ちゃんの寝ているベッドに近づき手を握りながらそう伝える。

 

千歌「やだ…やだ…。チカのこと…見捨てないで…。」

 

おい、夢の中の俺何やってんだ。

 

こんなに千歌ちゃんを苦しめやがって…。

 

俺の声が届かず、まだうなされている千歌ちゃんの手を優しく握る。

 

――――――――――――――――――――――――

Side 千歌

 

私は今何もないところに一人で佇んでいる。

 

千歌「ここはどこだろう。さっき確か祐一くんに手を握ってもらって眠ったはず…てことは夢…なのかな?」

 

周りを見渡すけど何もない。あるのは静かな空間だけ。あまりに静かすぎる空間に私は恐怖を覚えた。

 

千歌「怖いよ…祐一くん…。」

 

??「どうしたの、千歌ちゃん?」

 

私は声のする方を振り向く。そこには祐一くんが立っていた。

 

千歌「祐一くん!!」

 

私は何もないこの空間が怖かったけど、祐一くんがいる事がわかって一気に安心感が芽生えた。

 

私が祐一くんに近付こうとしたら祐一くんの隣には知らない女の子が立っていた。

 

その女の子は祐一くんと親しげに話している。楽しく話している二人の姿はまるで彼氏と彼女みたいだった。

 

 

なんで…。まさか…。

 

 

この時私の中にあってはならない不信感が芽生えてしまった。

 

何考えてるの私。そんなことあるはずがない。

 

必死に自分に言い聞かせるけど不信感はどんどん増していく。だから私の頭を過ぎる不信感を払拭するために私は質問する。

 

千歌「祐一くん…。隣の女の子は…誰かな…?」

 

 

お願い…。私の勘違いであって…。

 

 

だけど祐一くんの口から発せられた言葉は私の心を折り砕くには十分な言葉だった。

 

 

 

祐一「あぁ、そう言えば言ってなかったね。紹介するよ、俺の新しい彼女。この子と付き合う事にしたんだ。」

 

 

 

千歌「えっ…。」

 

 

なんで…。どうして…。

 

あまりのショックに私は目の前の光景から目を逸らした。

 

千歌「ははっ…。祐一くんも冗談うまいね…?チカのこと騙そうとしてるんでしょ…。」

 

祐一「何言ってるの?本当のことだよ。もう俺は千歌ちゃん…いや、高海さんを好きじゃない。むしろ嫌いだ。我ながらよくこんなにめんどくさい女と付き合ってたと思うよ。」

 

彼から返ってきた言葉はあまりに冷酷で私の心臓は抉られた。名前で呼んでくれてたのに名字で呼ばれるだけで途方もなく距離感を感じる。

 

祐一「今はこの子が好きなんだ。だから別れよう。」

 

千歌「やだ…やだよ!!悪いところ直すから…これから頑張るから…だから…捨てないで…。」

 

私は必死に懇願する。

 

けれどもそんな私の姿を一度見てから祐一くんは踵を返して歩いて行ってしまった。

 

千歌「あっ…。待って…行かないで…行っちゃ…やだ…。やだ…やだ…。チカのこと見捨てないで…。」

 

私の願いは虚しく歩き続ける祐一くんの姿を見て私は唯泣くことしかできなかった。

 

千歌「ゆう…いち…くん…。うぅっ…ヒック…うわぁぁぁんん!!」

 

私は歩き去って行く祐一くんに手を伸ばすけど彼は振り返ってくれない。背中が小さくなるに連れて私の中で絶望が広がっていく。こんな絶望を味わったことがない。

 

千歌「ゆう…いちくん…祐一くん…。」

 

私の前から完全に彼の姿が消えた。

 

もう…どうでもいいや…。

 

私の中で糸が切れたような感覚があった。

 

彼に見捨てられたら、私なんて存在する価値が無い…。私は自分が何で生きているのか疑問に持つほどどうでもよくなった。

 

もうこのまま目を覚まさなくてもいい…。こんなに辛い思いをするならいっそのこと…。

 

私は静かに目を瞑り覚めない悪夢を受け入れる事にした。

 

これから果てしない悪夢を旅して私はもう目覚めないのだろうか…。もう二度と彼と会うことができないのだろうか…。私にはわからない。

 

でも、突然私の前に一筋の光が見えた。

 

千歌「…?なんだろ、アレ…?何か光って…。」

 

そこには彼との思い出が照らし出されていた。

 

いつしかその光に私は手を伸ばして。

 

 

そして。

 

 

掴んだ。

 

 

 

すると私のことを光が包み込んだ。

 

 

暖かい…。

 

 

まるで彼に包まれているようだった。この温もりを私は知っている…。誰よりも優しくて、誰よりもカッコよくて、誰よりも愛おしい。

 

 

私の大切な人…。

 

 

その光に包み込まれてそんな感覚に身を委ねていた時声が聞こえた。

 

あぁ、私が聞きたかった声だ…。

 

私はその声を聞いて夢であろう空間の中で意識を手放した。

 

―――――――――――――――――――――――

Side 祐一

 

俺が手を握り数分の待つと千歌ちゃんが弱々しく目を開けた。

 

千歌「ゆう…いち…くん?」

 

祐一「うん、祐一だよ?」

 

俺は優しく千歌ちゃんに微笑みかける。

 

千歌「祐一くん…。祐一くーん!!」

 

祐一「おわっ!?」

 

千歌ちゃんが勢いよく抱きついてきたので驚きながらも抱きとめた。

 

千歌「よかった…。よかったよー!!」

千歌ちゃんは泣きながら俺の胸に顔を埋めてきた。

 

祐一「うなされてたけど怖い夢見ちゃった?」

 

泣きながら頷く千歌ちゃん。

 

千歌「祐一くんがいなくなっちゃう夢見たの…。それでチカ…怖くて…寂しくて…。」

 

なるほど…。確かに風邪引くと普段よりも不安になって寂しく感じるもんな。そのせいで怖い夢を見ちゃったのかもしれない。

 

だからまず落ち着かせる為にギュッと抱きしめる。

 

祐一「大丈夫…。俺はどこにも行かないよ?」

 

千歌「怖い…。怖いの…。知らない女の子とどっか遠くに行っちゃう祐一くんを見て…悲しくなって…ただ泣くことしかできなかった…。チカは…めんどくさい…から…もう…一緒にいたくないのかもって…。だから…不安で…不安で…。」

 

嗚咽混じりに千歌ちゃんが話してくれるのを俺は黙って聞いた。

 

千歌「何度も…何度も祐一くんに呼びかけたけど…チカの声は届かなかった。それが一番悲しくて…辛くて…どうしようもなかったの…。一人になって…チカ寂しくて…。祐一くんがいるのがチカにとって当たり前だったから…」

 

 

千歌「祐一くん…どこにも行かないで…。チカを…置いていかないで…。」

 

 

その言葉は恐れを抱いていてとても悲痛な叫びに聞こえた。

 

 

祐一「置いてかない…絶対に!!」

 

俺は千歌ちゃんを抱きしめる力を強くした。

 

千歌「祐一…くん…。あったかい…。あったかいよ…。この温もりはチカの大好きな祐一くんだぁ…。よかった…。祐一くんがチカを抱きしめてくれてるよぉ…。」

 

祐一「当たり前じゃん。俺は千歌ちゃんの彼氏で千歌ちゃんの事が大好きなんだから。どこにも行かないし、置いて行く気なんてサラサラないよ。」

 

千歌「でも…。」

 

まだ不安そうに目を伏せている千歌ちゃん。

 

そんな彼女を安心させる為俺は千歌ちゃんの額に軽くキスをした。

 

祐一「これでもまだ不安?」

俺は優しく千歌ちゃんに微笑みかけて諭すように伝えた。

 

千歌「嬉しい…///ねぇ、風邪治ったら今度は口にしてくれる?」

 

祐一「もちろん。なんなら今だっていいよ?」

 

千歌「ふふっ、風邪移っちゃうよ?」

 

千歌ちゃんの表情に笑顔が戻ってきた。

 

祐一「それでも構わないよ。まぁそれで俺が風邪引いたら世話ないけどね…。」

 

千歌「その時はチカが治るまでずっと…側にいるよ?」

 

祐一「是非お願いしたいね。そう言えば体調はどう?」

 

千歌「あっ、そう言えば体も怠くないし熱も下がったみたい!!」

そう言って千歌ちゃんは額を出して俺に近づけてきた。

 

俺は千歌ちゃんの額を触ると確かに熱は下がっていた。

 

祐一「確かに下がってるね。一先ず安心したよ!でもまた熱上がるかもしれないから今日はゆっくり休みな?」

 

千歌「わかった。チカはもう大丈夫だから祐一くんも今日は休みな?疲れたでしょ?」

 

祐一「そうだね…。少し疲れたかな?それじゃあ俺も部屋で休むよ。何かあったら呼んでね?すぐ行くから!」

 

千歌「ありがと。」

 

俺は立ち上がり千歌ちゃんの部屋を出ようとする。

 

すると千歌ちゃんが俺を呼び止めてきた。

 

千歌「祐一くん。」

 

祐一「何、千歌ちゃん?」

 

俺は振り返り千歌ちゃんを見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌「大好き…。」

 

 

 

 

 

 

 

病み上がりのせいかまだトロンとした目で俺を見つめながらそう言ってきた。突然の事で驚きはしたがすぐ様俺も返事する。

 

祐一「俺もだよ…。大好き。」

 

そして俺は千歌ちゃんの部屋を後にした。

 

改めて千歌ちゃんにとって俺は必要な存在であることを知ることができた。こんな形だったけど千歌ちゃんの思っていることも知れたし俺にとってはとても色濃い1日になった。あとは千歌ちゃんの体調が完全に良くなるのを祈るだけ。

 

でも、今日は色々あって俺も疲れた…。少し休んで明日に備えよう…。俺も体調を崩すわけにはいかない。

 

明日また遊びに行けるように俺も体を休める事にした。こうして長いようで短い1日目は終了した。

 





ご愛読ありがとうございました!

今回はりょーすけさんからリクエスト頂いた看病イベントを執筆してみました。この度はリクエストありがとうございます!

正直自身は無いですが、楽しく読んで頂けたら嬉しく思います!リクエストなどがもしありましたら感想に書いていただければ可能な限り執筆したいと思います!これからもこの作品をよろしくお願い致します!

それではまた次回!!
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