どうも甘党ゴンザレスです!
何とか時間を作り執筆を進めることができました!今年もそろそろ一ヶ月を切りますね。
僕はありがたい事に多忙な毎日を送っています。また更新が滞ってしまう事があるとは思いますが、お待ちいただけるといただきたいです。
それでは本編どうぞ!!
内浦滞在から数日、あれから千歌ちゃんの体調もすっかり良くなり俺と怜は先に東京に帰る事にした。その前にみんなでマリーさんの家でパーティーをすることになり俺と怜はマリーさん専属の執事さんにタキシードの着付けをしてもらっている。
祐一「なんか、緊張するな。」
怜「そりゃそうだろ。俺たちとAqoursのみんなしかいないんだ。この数日一緒にいたとは言え多少なりとも緊張はするべ。」
怜の言葉を聞いて納得は行く。この数日間かなり色濃い時間を過ごした。Aqoursのみんなとも仲良くなり気兼ね無く話すこともできるようになったし心の底から楽しいと思えた。
執事「お嬢様達のご準備も整いましたのでこちらへどうぞ。」
執事さんの声に俺と怜は反応し、大広間へと向かった。
大広間へ到着した俺たちはまず驚きを隠せなかった。
祐一「でかー!?」
怜「俺らの場違い感半端ないって!?」
俺たちの絶叫が響き渡る。それほどまでに大きい広間なので開いた口が塞がらない。
すると俺たちの後ろから扉が開く音が聞こえた。振り返るとそこにはよく見たことのある衣装に身を包んだAqoursのみんながいた。
祐一「えっ…!?その衣装って…。」
怜「うそ…だろ…。」
俺たちは思わず驚きの声を漏らす。
千歌「ふふっ♪ビックリした?」
梨子「二人は先に帰っちゃうから私たちからのサプライズ!!」
曜「今も踊れるか不安だけど!」
Aqoursのみんなは声を合わせて
Aqours「「「「「「「「「見ててください!!」」」」」」」」」
俺たちは目頭が熱くなった。
この衣装は怜が一番好きな曲で、俺が一番最初に見てAqoursの魅力を知った曲。
『Water Blue New World』
俺たちが大好きな曲だ。
果南「二人が大好きだって聞いたからね!」
ダイヤ「私たちも久し振りに集まれましたから!」
鞠莉「エキサイティングしちゃって♪」
善子「クックック、リトルデーモンたちとの!」
ルビィ「ライブを楽しみたい!」
花丸「最高の夏の思い出にするズラ!」
みんなの言葉に心のそこから感謝した。
祐一「ありがとう…。嬉しい。」
怜「こんなに嬉しいことはないよ…。」
千歌「喜んでくれてよかった!それじゃあ聞いてください。」
千歌ちゃんの声に広間の照明が消えた。そして壇上にスポットライトがあたると煌びやかに輝いているスクールアイドルAqoursが凛とした姿で立っていた。
俺たちはそんなAqoursに釘づけだった。
そこからのことは今も尚鮮明に記憶されている。Aqours優勝から二年の月日を感じさせない見事なパフォーマンスだった。みんなの表情はとても輝いていてそれでいて儚かった。夢のような時間もあっという間に終わり一夜限りのライブは幕を閉じた。
怜は拍手をしているが、俺はその場に立ちすくむ事しか出来なかった。
祐一「すげぇ…。」
怜「今日のことは一生忘れられないな。」
俺たちが話していると照明が明るくなりみんなが近づいてくる。
千歌「どうだった…?」
不安そうな表情で聞いてくる千歌ちゃん、そしてそれをさらに不安そうな顔で見つめてくる他のメンバー。俺と怜は顔を合わせ笑う。
怜「みんなもうちょっと近づいてくれる?」
頭にハテナマークを浮かべ近づいてくれた。
そして俺たちはみんなを抱きしめた。
Aqours「「「「「「「「わっ///」」」」」」」」」
祐一「最っ高だったよ!!」
怜「俺たちの為にすげぇ嬉しい!!」
祐一・怜「「ありがとう。」」
俺たちはみんなに感謝の気持ちを伝える。心の底からの感謝だ。
突然抱きしめて嫌なのではと思ったが、みんな笑って喜んでいた。
祐一「さぁ、汗かいただろうしみんな着替えて来なよ。」
怜「そうだな。体冷やして風邪引くといけないからな。」
俺たちが着替えを促しみんなは着替えに行った。
30分くらいしてみんなが戻ってくると綺麗なドレスを着て再登場。その姿を見て素直に見惚れてしまった。見惚れるのは当たり前か。
祐一「みんなよく似合ってるよ、綺麗だ。」
俺は思ったことを素直に口に出す。みんな顔を赤くして照れているが本当のことだ。
暫し話をしていると料理が運ばれて来てディナータイムへ突入した。バイキング方式で和洋中様々な料理が用意されていて目移りしてしまった。
怜「マリーさんすみません。気を使わせてしまったみたいで…。」
鞠莉「ノンノン♪気にしないで♪」
笑顔でそう言ってくれるマリーさんに感謝をしながらみんなでご馳走をいただいた。
どの料理も美味しくてほっぺたが落ちそうだった。幸せだぁ〜。
そんなこんなで楽しく立食パーティーをしている中俺は一人外の空気を吸うためみんなにバレないように外へ出た。外へ出るとこの夏の時期にしては涼しく心地が良い風が吹いていた。
祐一「ふぅ〜。」
俺は一息つき手に持っている飲み物を飲み干す。火照った体に冷たい飲み物が染み渡る。すると俺の背後から声が聞こえたので振り返るとそこには千歌ちゃんがいた。
祐一「どうしたの千歌ちゃん?」
千歌「祐一くんが出て行くのが見えたからちょっとね。」
祐一「そっか、こっちおいでよ。」
千歌「うん!じゃあ失礼します。」
俺の隣にやって来て肩に頭を乗せてくる千歌ちゃん。
千歌「チカたちのステージはどうだった?」
祐一「最高だったよ。あんなサプライズがあるなんて知らなかったし驚いた。それに改めてAqoursの魅力を知ったよ。」
千歌「そっか…嬉しい。」
千歌ちゃんは小さく微笑んでいる。
祐一「来てよかったよ。」
千歌「チカも祐一くんと怜くんが来てくれて嬉しいよ。みんなも絶対そう思ってると思うもん。でもみんな祐一くんと怜くんの事すごい気に入っちゃってるし、花丸ちゃんに至っては祐一くんの事お兄ちゃんって呼んでるし…。何だか嫉妬しちゃうよ…。ムゥ…。」
そう言った千歌ちゃんは少しだけ頬を膨らませて不機嫌な表情を浮かべる。
祐一「まぁまぁ。みんながそう思ってくれてるのは素直に嬉しい事だよ。マルちゃんにそう呼ばれてるのもきっとマルちゃんも俺を慕ってくれての事だと思うからさ。嫉妬しないでよ?それに俺にとっては千歌ちゃんが一番なんだから…ねっ?だからそんな顔しないの。」
俺は千歌ちゃんの両頬を抑えて額をグリグリ千歌ちゃんの額に押し付ける。
千歌「ムゥ…わかった…。もうちょっとだけ今のやって…?」
祐一「いいけど?」
千歌「えへへ、ありがと♪祐一くんにこうしてもらうと幸せなの〜♪」
千歌ちゃんの表情はいつのまにか笑顔になっていた
祐一「そうなの?それならいくらでも。」
千歌「うん!」
俺たちはしばらくの間お互いの体温を感じあっていた。
千歌「祐一くんありがと!祐一くん成分満タンであります!」
祐一「そりゃ、よかった!ほら、寒くなって来たしそろそろ中に入りな?俺はもうちょっとだけ外の空気にあたってるから。」
千歌「わかった!祐一くんも風邪ひかないようにね?」
ヒラヒラと手を振り千歌ちゃんのことを見送る。
また一人の時間がやってきて黄昏ていると今度は果南さんが来た。
果南「アレ?祐一どうしたの一人で?」
祐一「あっ、果南さん。ちょっと外の空気吸いたくて。」
果南「そうなんだ。私もなんだけどよかったら話付き合ってよ!」
どうやら果南さんも外の空気を吸いに来たらしく俺にそう提案してきた。
祐一「もちろん!俺でよければお付き合いしますよ?」
果南「ありがと。こっち来て楽しめた?」
祐一「はい!正直最初は緊張してましたけどみんないい人たちばっかですごい楽しかったです!」
果南「そっか!それならよかったよ。私も千歌から男の子連れてくるって聞いてたから緊張してたけど二人とも優しくて緊張したのは最初だけでそれ以降はすごい楽しかったよ!」
果南さんからのその言葉が嬉しく感じた。
果南「だから、祐一が千歌の彼氏だって聞いた時はすごい驚いたよ。」
祐一「そう…ですよね…。俺なんかじゃとても釣り合わないですよ…。」
果南「ごめんごめん、そう言う意味じゃなくて。祐一は男の子として十分魅力的だよ。私だって千歌が彼氏じゃなかったらもっとアプローチしてたと思うよ?」
祐一「えっ///」
果南さんの言葉にドキンと心臓が強く跳ねた。
果南「ふふっ♪まぁ千歌の彼氏だからね。でも私はそれが嬉しかった…。」
祐一「どういうことですか?」
俺はまだ高鳴っている心臓をどうにか抑えつつ果南さんに聞く。
果南「千歌って自分のこと普通だ普通だってよく言ってるでしょ?」
祐一「そう…ですね。結構言いますね。」
果南「ちょっと昔の話になるんだけどね、千歌って小さい時は私や曜についてくることが多くて妹みたいに思ってたの。それに自分から何かをやろうって子じゃなかったんだよ。そんな千歌が高校二年生の時にスクールアイドルをしたいって言った時は驚いたけどすごい嬉しかったんだ…。」
果南「私も一年生の時に鞠莉とダイヤとスクールアイドルをしてたんだけど鞠莉の将来のことでケンカしちゃってね、そこで私のスクールアイドルは終わったと思ったんだけど千歌が私と鞠莉をまた繋げてくれたの。本当に感謝の気持ちでいっぱいだし、あの千歌がドンドン成長して行くことが誇りに感じたんだよ。」
祐一「そんな事が…。」
果南「だから千歌が祐一の事を彼氏って言った時は驚いたけど嬉しかった。千歌の魅力をわかってくれて、大切にしてくれてる。祐一といる時の千歌を見てると私の見たことない表情をしててさ、少しだけ嫉妬しちゃうけど私自身が祐一と過ごして安心して任せられると思ったよ。」
果南「だから…。これからも千歌のことをよろしくお願いします。」
果南さんは俺に深々と頭を下げた。
祐一「か、果南さん顔を上げてください!?」
祐一「俺も果南さんたちにすごい感謝してるんです。」
果南「えっ?」
祐一「千歌ちゃんはいつも楽しそうにAqoursの事を話してくれるんですよ。特に果南さんの事は特別嬉しそうに話してくれるんです。話を聞いてると羨ましく思えるぐらい千歌ちゃんはAqoursのみんなが大好きで、話を聞いてる俺も嬉しく思っちゃう位です。だから果南さんにもAqoursのみんなにも感謝の気持ちでいっぱいですし、果南さんがいてくれたからこそ千歌ちゃんは成長できたんだと思います。だから…ありがとうございます。」
俺も頭を下げて果南さんに感謝の気持ちを伝える。
果南「そっ…かぁ。私、千歌の為に何かできたんだね…?」
祐一「もちろんです。俺が保証します。」
果南「ありがと。本当に祐一が千歌の彼氏でよかったよ。」
祐一「そんな事ないですよ。俺よりいい男なんてたくさんいます。」
果南「謙虚だね。祐一はもっと自分に自信持った方がいいよ?」
祐一「善処します…。果南さんも素敵な女性ですからきっといい男に出会えます。果南さんのことを理解してくれる優しい男に。」
果南「そうかな?私ってガサツだし私を好きになる男の子なんていないと思うけどなぁ。」
祐一「ふふっ♪果南さんこそ俺よりも自分のことを過小評価し過ぎですよ。果南さんは魅力的な女性ですから自信持って下さいよ。」
果南「そ、そうかな///なんか祐一に言われると不思議と信じられるよ。」
祐一「俺は本当の事しか言いませんよ?何なら果南さんの魅力を教えましょう!果南さんは…。」
果南「わぁぁっ!?やめて、恥ずかしいから!?///」
俺は果南さんの魅力について話そうとするが、果南さんは顔を真っ赤にして慌てて俺の口を塞いできた。
祐一「く、苦しい…。」
果南「ご、ごめん…!?///」
果南「でもこんな私だけど魅力があるって言ってくれて嬉しいよ。」
果南「あのさ…お願いがあるんだけどいいかな?」
祐一「俺に出来る事だったらいいですよ!」
果南「その…頭撫でて欲しいな…なんて///」
そう言ってきた果南さんの表情は年相応の女の子の表情だった。
祐一「そんなことでいいんですか?」
果南「うん…///」
祐一「わかりました。」
俺は優しく果南さんの頭を撫でる。
果南「んっ…えへへ///」
気持ち良さそうに満足げな表情を浮かべる果南さんを見て俺も笑みが溢れた。
果南「ありがと。もう大丈夫だよ!」
祐一「そうですか?」
果南「うん!祐一はやっぱり優しいね!頭撫でられるとなんか安心する…。千歌もこんな感じなんだ…///」
祐一「そんなことないですよ。最後の方は聞き取れなかったんですけど…何ていったんですか?」
果南「なっ、なんでもない!?///」
祐一「それならいいですけど?あっ、後この事は千歌ちゃんには内緒ですよ?」
俺は人差し指を自分の口に当てて果南さんに内緒にしてと合図を送る。
果南「わかってるよ。千歌には嫉妬されちゃうからね♪千歌の彼氏が取られた〜って言ってきそうだし♪」
千歌「おっしゃる通りです…。でも、誰が何と言おうと俺は千歌ちゃんが好きですから!」
果南「祐一も大概だね。千歌のこと好き過ぎでしょ?」
祐一「当たり前です!千歌ちゃんの魅力についてなら一生語れます!!」
果南「ハハッ、それを千歌に言ってあげたら喜ぶと思うよ?」
祐一「言えればいいんですけどね…。でも、やっぱ恥ずかしいです///」
果南「あはは、かわいいなぁ♪」
祐一「からかわないで下さい…。」
俺はムクれた表情をするが果南さんにからかわれて終わってしまったが、
果南「でも、そんな祐一だからこそ千歌の事を任せられる。きっとこれからも迷惑かけちゃうかもしれないけどよろしくね?」
果南さんは真剣な表情で見つめてきた。その表情からは俺へ対する信頼、そして妹のことを心配する姉のような雰囲気が纏われていた。
俺は力強く頷き決意を表明する。
果南「よし、任せたからね!頼りにしてるよ、男の子!!」
と言った果南さんは豪快に笑い俺もつられて笑ってしまった。
そうだ。俺のことを信頼してみんな任せてくれてるんだ。裏切るわけにはいかない。一人の人間として、男としてその信頼に答えたい。
祐一「絶対に千歌ちゃんの事を守って行きます。」
そう言って俺は先程よりも少しだけ温かく感じる風の中、果南さんに改めて宣言した。
ご愛読ありがとうございました!
日に日に寒くなってきていますので皆さんも体にはお気をつけ下さい。作者も元気に執筆していきたいと思います。
それではまた次回!!