どうも甘党ゴンザレスです!
前回の投稿から日にちが空いてしまいましたが、1週間以内に投稿はできたので良かったです。
今回もまったり読んでいただけたら嬉しいです!!
それでは、本編どうぞ!!!
俺は帰宅した後、怜と飯を食い横になっている。怜も今俺の部屋にいる。今日は焼肉パーティーをしていたので2人ともご機嫌だ。
しばらくして怜は眠くなったらしく早々に俺の家から出て行き、自宅へ帰っていった。かくいう俺も眠くなってきたので洗い物を済まそうと重い腰を上げ洗い物をする。
祐一「♪♪♪」
洗い物をしながら、俺は鼻歌を口ずさんでいた。俺のお気に入りは『Marine Border Parasol
』だ。千歌ちゃんが歌っているからっていうのもあるが、シンプルに歌詞が好きだ。
俺は鼻歌を口ずさみながら、軽快に洗い物を進めていった。洗い物、洗濯を終わらせ今日の出来事を改めて振り返りながら入浴を済ませた。
明日も大学があるので早めに寝ることにする。
翌日の大学は千歌ちゃんとの買い物をモチベーションにして乗り越えた。我ながら現金なやつである。このモチベーションが続き今週の大学は難なく乗り越えられた。
そして明日は千歌ちゃんと買い物、俺は入念に準備を済ませ目覚ましをセットし眠りについた。
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ピピピッ、ピピピッ、ピピ、カチッ。
ガバッ!!
俺は音速で起床して朝食を食べ、支度を進めた。はじめに風呂に入り、入念に体を洗う。千歌ちゃんとのお出かけなので俺は気合を入れて準備をしていた。
俺は服のセンスに自信がないので意外とオシャレである怜に頼み前日にコーディネートしてもらっていた。怜に選んでもらった服に身を包み俺はおかしなところがないか鏡で確認しつつ、歯を磨いていた。
歯を磨き終わり、イスに腰かけながらテレビをつけた。時刻は午前7時30分、千歌ちゃんとの待ち合わせは午前11時。後3時間半も時間がある。
祐一「やべ、早く準備し過ぎた。」
俺はまだ髪をセットしていないが、時間を確認してそう呟いた。
よほど楽しみにしていたせいか、少し早めに準備していたつもりだったのだが、かなり早く準備が終わってしまった。
それにしても早すぎる。
祐一「時間もあるし、Aqoursの動画でも見てよっかな?」
俺はスマホを取り出し、動画サイトで検索をはじめた。
動画を視聴しはじめてかなり時間が経ったので確認してみると、時計の針は午前10時を指していた。
祐一「ぼちぼち、髪をセットして行きますか。」
俺は洗面所へ行きワックスをつけて髪をセットしている。
祐一「こんな感じかな!」
鏡で自分の髪型を確認した。
我ながら上出来だ。これなら大丈夫であろう。
戸締りを確認して、俺は靴を履き自宅から出て行った。
待ち合わせ場所までは徒歩で10分。現在の時刻は10時10分。
俺は野球をやっていた頃の名残りか、早めの行動を心がけている。高校1年生の頃は、先輩達よりも1時間以上早く行かなければならなかったので苦労した。今回はその状況と異なるが、女性を待たせるわけにはいかない。時間はとても大切な物だと俺は知っている。俺は自分のせいで相手の貴重な時間を奪ってしまうことが本当に嫌いだ。
なので早めの行動を心がけている。
そんなわけで待ち合わせ場所に到着した。
俺は腕時計で時間を確認すると、現在10時20分であった。
少し早い気もするが、俺は待つことには慣れている。野球をやっていた頃も1時間以上待っていたわけなので、40分くらいなら朝飯前だ。ましてや今回の待ち合わせ相手が千歌ちゃんだ。遅れるわけにはいかないし、何より彼女は可愛いので俺を待っている間にナンパされる可能性だって十分考えられる。そういうことも考え、俺は今回早めの行動を意識した。
結果的に何もないに越した事はないが、万が一の可能性もあるので俺はとても不安だった。
俺が千歌ちゃんを待っていると、男が全力で俺の目の前を通り過ぎた。
その男が走り去った後、1人の女性が叫びながら男を追いかけて行った。
女性「ひったくりですわ〜!!」
俺はその言葉を聞いた瞬間駆け出した。
俺は無意識に体が動いていて、全力でひったくり犯を追いかけた。幸い走り込みを高校の頃から欠かさずやっていたので足には自信があった。俺はまず女性を追い抜き、ひったくり犯へ迫る。あと一歩のところまで迫り、俺は手を伸ばし男の服へ手をかけた。
その瞬間、男は俺の方へ振り返り殴りかかってきた。
俺はその攻撃に反応できず、頬をおもいっきり殴られた。かなりの衝撃で殴られたのでかなりのダメージを受けたが、俺は男の服を離さなかった。そして俺は男を押し倒し、動かないように男の上に乗り上げた。
祐一「観念しろ!」
俺は男が奪ったであろう女性物のバッグを取り返し、警察へ連絡をした。
しばらくして、警察が来てひったくり犯を引き渡した。そこで俺は、事情聴取の為警察の方に状況を説明した。
事情聴取が終わり、ひったくりにあった女性にお礼を言われた。
女性「助けていただき本当にありがとうございました。このバッグの中には大切なものが入っていたので助かりましたわ。」
女性は深く頭を下げ俺に伝えてきた。
祐一「いえ、とんでもないです!どうか頭を上げてください。体が反射的に動いたので捕まえられるか不安でしたが、無事捕まえられて良かったです。」
女性「それでも、バッグを取り戻していただいたのは事実ですわ。ですからお礼をさせていただけませんか?」
と女性はお礼をしたいらしく、俺に伝えてきた。
祐一「お礼なんてとんでもない。当然のことをしたまでです!それにこの後友人と出かける用事がありますので申し訳ないのですが、お気持ちだけで結構です。」
俺はそう伝えた。
女性「そうですか…。では日を改めてお礼をさせていただけますか?どうしてもお礼をしないとわたくしの気がおさまりませんので。」
どうやら女性はどうしてもお礼をしたいらしい。
祐一(ずいぶんと義理堅い人だなぁ…。それにすごい美人だし。それに・・・誰かに似ている気がするなぁ。)と俺は心の中で疑問に思ったが、女性がどうしてもと言ってきたので俺は連絡先を教えることにした。
祐一「わかりました。今日は難しいので、後日でもよろしいですか?それでもよろしければこれが自分の連絡先になります。」
女性「わかりました。後日で結構ですので、連絡させていただきます。失礼ですが、お名前を伺ってもよろしいですか?」
祐一「自分は沖田祐一と言います。」
俺は自己紹介を済ませ、時計を確認すると時刻は11時を過ぎていた。
女性「沖田さんですね。わかりました。では改めて連絡を…」
女性が言いきる前に俺は声をあげた。
祐一「ヤバ、11時過ぎてる…。すいません、自分急ぐのでこれで失礼します!」
俺は女性に頭を下げ、全速力で駆け出した。
女性「あっ…。」
女性は全力で駆けていく青年を見送ることしかできなかった。
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俺はヒリヒリと痛む左頬を片手で押さえながら今走っている。
現在の時刻は11時30分前。
事情聴取にかなり時間を取られ、この時間になってしまった。
俺が待ち合わせ場所に着く頃には11時40分頃になっていて、千歌ちゃんをかなり待たせてしまっていた。
俺は周囲を確認するが、千歌ちゃんの姿はない。
祐一「ハァハァ…。そうだよな、これだけ待たせちゃったら流石にいないよなぁ…。」
俺は目に見えるように落ち込んでいた。
そうすると誰かが俺の右肩を叩いた。
俺は振り返ると誰かの指が俺の右頬をつついた。
千歌「ふふ、ひっかかったね♪」
千歌ちゃんはまるでイタズラする子供のような無邪気な笑顔で俺に言ってきた。
祐一「ち、千歌ちゃん!?」
俺は千歌ちゃんがいてくれたことに驚いたが素直に嬉しかった。しかしそれと同時に申し訳ない気持ちが俺を支配した。
祐一「ごめんね…。待ち合わせ遅れちゃって。」
俺は千歌ちゃんに謝罪した。
千歌「大丈夫だよ!!気にしないで!」
千歌ちゃんは俺にそう言ってくれて、少しホッとした。そして千歌ちゃんは俺の左頬が赤くなっていることに気づき質問してきた。
千歌「祐一くんその左頬どうしたの?なんか赤いよ??」
祐一「そ、それは・・・寝坊しちゃって慌てて走ってたら電柱と友達になっちゃって…。」
俺は実際に起こったことは話さずに、慌てて咄嗟に嘘をついてしまった。すごい罪悪感を感じた。
千歌「えっ、大丈夫?痛かったでしょ。私冷たいもの持ってるから冷やそ!」
千歌ちゃんの言葉にさらに罪悪感が増した。
祐一「ありがと。でも大したことないし大丈夫だよ!」
千歌「ダメだよ!今は大丈夫でも後から腫れちゃうかもしれないから。」
祐一「わかった。ありがと、千歌ちゃん。」
俺は千歌ちゃんの対応に甘えることにした。
千歌「それにしても、本当に大丈夫?」
千歌ちゃんの心配そうな顔に俺は耐えられず、本当のことを打ち明けた。
祐一「ごめん…千歌ちゃん。さっきの電柱のこと実は嘘なんだ…。」
千歌「えっ??じゃあ、どうしてなの?」
祐一「実は…」
俺は先程あったことを千歌ちゃんに説明した。
千歌「そんなことがあったんだ…。でも、なんで本当のこと言ってくれなかったの?」
千歌ちゃんは心配そうにしていたが、それと同時に悲しそうな表情もしていた。
祐一「ごめんね…。変な嘘ついちゃって。千歌ちゃんに変な心配かけたくなくて…。」
千歌「そうだったんだね…。私のためにありがと。でもね、今度からは本当のこと言ってね?祐一くんに、もしもの事があったらって考えちゃうと私…。」
千歌ちゃんは消え入りそうな声で俺に伝えてきた。
祐一「うん。今回は本当にごめんね。これからは絶対に嘘はつかない!」
俺は千歌ちゃんにそう伝えた。俺自身、彼女の悲しそうな顔を見たくなかった。
千歌「ありがと。人助けもいいことだけど、無茶はしないでね。私ホントに心配だから…。」
そう言った千歌ちゃんの表情は、まるで子供を心配するような母親の表情だった。
俺は千歌ちゃんに言われたことを肝に命じた。
千歌「ごめんね…。暗い雰囲気にしちゃって。折角のお出かけだから、これから楽しもうね!!それに曜ちゃんのプレゼント選びも、頑張ろうね!」
千歌ちゃんはさっきの表情とは打って変わって明るく、満面の笑みで俺に言ってきた。
祐一「うん、そうだね!!俺も心配かけた分、プレゼント選びも今日の買い物も楽しくできる様に頑張るよ!」
千歌「ふふっ♪期待してるね!」
千歌ちゃんは笑顔で俺にそう伝え、俺も千歌ちゃんの期待に添えるよう笑いかけた。
そして俺たちは目的地に向かうため駅へと歩き出した。
ご愛読ありがとうございました!
また更新が遅くなるかもしれませんが、待っていただけるとありがたいですm(_ _)m