恋をした少年のShiny Days   作:甘党ゴンザレス

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どうも甘党ゴンザレスです!!

なんとか4日以内に投稿できました!不定期投稿ではありますが、4日以内で投稿できるように頑張りたいと思います!

話は変わりますが、Aqoursの5thライブが近づいて来ましたね!現地参加の方は精一杯楽しんでください。

僕はライブビューイングで全力で楽しみます!

それでは本編どうぞ!!


Day8 祐一の気持ち

千歌ちゃんが瞳から涙を零している。

 

また、俺はやってしまった…。あれほど彼女の涙は見たくないと思っていたのに。それなのに俺は彼女を泣かせてしまった。

 

最低だ…。

 

俺には、彼女が泣いている理由がわからない。でもこれだけはわかる。

 

 

 

俺が泣かせたんだ。

 

 

 

俺が彼女を傷つける何かをしたんだ。俺は彼女に謝りたい。こんな形で彼女との関係が壊れるなんて嫌だ。

 

俺が声をかけて、近寄ろうとした時。

 

千歌「…んで」

 

祐一「えっ?」

 

千歌「なんで、きたの!」

千歌ちゃんは俺に大きな声で言ってきた。

 

祐一「俺、千歌ちゃんが心配で…。それに俺がなんかしちゃったから出て行っちゃったんだよね?だから、改めて謝りたくて。」

 

千歌「なんで、なんでなの…。私自分勝手に飛び出してきたのに…。それなのに祐一くんはなんで私なんかの為に来てくれるの?」

千歌ちゃんは泣きながら俺に言ってくる。

 

祐一「えっ?どういうこと?」

俺がそう問いかけると、千歌ちゃんは涙を流しながら言ってくれた。

 

千歌「わ、わたし…ね。さっき…ゆう…いちくんが、おんなのこ…たち…にかこ…まれてる…とき。なんで、わ…たしをみてくれないの。っておもっ…ちゃって。嫉妬…しちゃったんだよ。」

 

祐一「っ!?うん。」

俺は千歌ちゃんの言葉に驚く。でも、千歌ちゃんが必死に俺に伝えようとしてくれているので最後まで俺は聞く為に耳を澄ました。

 

千歌「やな…女だよね…。自分勝手な事で、祐一くんに八つ当たりして…。祐一くんは優しいから、女の子たちに優しく接してたのもわかってたのに…。でも、わたし…我慢でき…なかった…。」

千歌ちゃんの瞳からさらに涙が溢れてくる。

 

千歌「だからあの場所から…逃げ…出しちゃって。わた…しは、祐一くんの…優しさに…あま…えてた。だからこんな…ことした、わたし…の…事なんて…き…きら…きらいに…なっちゃう…。嫌われちゃう…って思っちゃって。わた…わたし…怖くて。」

 

千歌「嫌われたくない…。嫌わないで…。やだ…やだよ…。わ、わたしの…せいで。わたっし…のせいで…。うっ…うぅ。」

そこまで言って千歌ちゃんはもう言葉が出てこなかった。

 

でも、理由はわかった。

 

やっぱり俺が原因だ。

 

俺が彼女を不安にさせていたんだ…。

 

 

だから、俺はまず千歌ちゃんを落ち着かせる為手を握った。

 

千歌ちゃんの手は震えていて冷たかった。今日感じた暖かさはない。俺はこんなにこの子を不安な気持ちにさせてしまったのかと思いひどく落ち込んだ。

 

でも、千歌ちゃんの素直な気持ちを聞けて俺は嬉しかった。

 

だから、俺は千歌ちゃんの目を見て言う。

 

祐一「千歌ちゃん。大丈夫だよ?俺は怒ってもいないし、ましてや千歌ちゃんを嫌うなんてありえない。」

俺は自分の想いを彼女に悟すように伝える。

 

千歌「ホント…に?わたし…のこと…きらいじゃ…ない?」

 

祐一「本当だよ。嫌いになんかならないよ。それに、俺に問題があったんだ。今日は千歌ちゃんとのお出かけだったのに自分の事にばっかり気がいっちゃってたし。むしろ、俺の方が千歌ちゃんに嫌われるんじゃないかって思ってたよ。」

 

千歌「グスッ…。そんな…こと…ないもん。」

 

祐一「ハハッ、ありがとう…。そう言ってもらえると嬉しいよ。ほら、涙拭くからこっち向いて?」

俺はハンカチを取り出し彼女の涙を拭き取る。

 

祐一「こんなに、目も腫らしちゃって…。ごめんね…。」

 

祐一「俺がもっと気を使えればこんなことにはならなかった…。千歌ちゃんは何も悪くないよ。悪いのは全部俺だ。だから、もう自分を責めないで…。」

 

千歌「でも…。でも…。」

千歌ちゃんはまた涙を流してしまった。手もまだ震えている。

 

だから俺は千歌ちゃんの手を握る力を少し強くした。

 

祐一「今回はお互いに悪いところもあったかもしれないけど、千歌ちゃんは何にも悪いことしてないんだよ?俺が千歌ちゃんを不安な気持ちにさせちゃったんだから。本当にごめんね。」

 

祐一「それに、俺は千歌ちゃんがそんなに俺のこと想っててくれてたって知れて嬉しかった。」

 

千歌「ホント…のことだもん…。今日だって楽しかったし…。」

 

 

祐一「そっか。ありがとう。だからこそ俺は千歌ちゃんにもっと楽しんでもらいたいし、何より笑ってて欲しい。千歌ちゃんの笑顔を見ると俺も嬉しくなるし、なんだか元気を貰えるんだよね。だから、泣いてる顔じゃなくて笑った顔を見せてよ?」

俺はガラにもないクサイセリフを言ってしまったが、後悔はない。俺は千歌ちゃんには笑顔が似合っていることを知っている。だから泣いている顔じゃなくて、笑っている顔を見たい。

 

 

俺は千歌ちゃんの笑顔が好きだ。

 

 

この気持ちに嘘偽りはない。

 

千歌「祐一くんは…今日千歌といて楽しかった?」

 

祐一「もちろん!俺は千歌ちゃんと一緒ならどこにいても楽しいよ!それにもっと千歌ちゃんとお出かけしたいと思ったし、改めて千歌ちゃんといると楽しいなって思えた。ありがとう、千歌ちゃん。」

俺はそう言い、千歌ちゃんに優しく笑いかけた。

千歌「うっ…うわぁぁぁぁぁん!」

千歌ちゃんは泣きながら俺に抱きついてきた。

 

祐一「おっと。」

 

千歌「ごめ…ごめんね〜〜〜〜〜!ヒック…千歌の…千歌のせいなのに。うっ……ううっ…。」

千歌ちゃんは俺に抱きつきながら謝っている。

 

俺はそんな彼女を優しく抱きしめる。

 

祐一「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ…。千歌ちゃん。」

俺は赤ん坊をあやすように千歌ちゃんの頭を撫でる。

 

 

 

しばらくこの時間が続き、ようやく千歌ちゃんは泣き止んでくれた。

 

千歌「ご、ごめんね…。恥ずかしいところを見せちゃって。」

 

祐一「全然だいじょうぶだよ?それに千歌ちゃんが無事で本当に良かったよ!」

 

千歌「あ、ありがとう///」

 

祐一「さあ、ちょっと遅くなっちゃたけどご飯食べに行こうか!俺安心したらお腹減ってきちゃったよ!」

俺は安心したせいか、だいぶ空腹だ。

 

千歌「うん!千歌もお腹減っちゃった!」

と千歌ちゃんは俺に笑いかけてきた。

 

やっぱり千歌ちゃんは笑顔が似合う。

そう俺は1人思いながら、2人で手を繋ぎながら晩御飯を食べに向かった。

 

千歌ちゃんの手には暖かい温もりが戻っていた。

 

―――――――――――――――――

 

晩御飯を食べ終わり、俺たちは満足していた。

 

祐一「はぁー、美味しかった!」

 

千歌「そうだね!また来ようね!」

 

祐一「うん!」

 

千歌「そろそろ、いい時間だし帰ろっか。」

千歌ちゃんの言葉に、俺は時計を確認した。時刻は20時過ぎ。確かにそろそろいい時間だ。

 

祐一「そうだね!あっ、俺ちょっとだけ寄りたいところあるからここで待っててもらってもいい?」

 

千歌「そうなの?わたしも行くよ?」

 

祐一「いや、ホントにちょっとしたことだから大丈夫だよ!そんなに時間もかからないし。」

 

千歌「そっか…。わかった!待ってるね!」

 

祐一「うん!早く帰ってくるからね!」

 

千歌「行ってらっしゃい!」

俺は走って目的の場所まで向かった。

 

 

 

 

俺はアクセサリーショップの前で足を止める。

 

祐一「よかった…。まだ空いてる。」

俺はアクセサリーショップに入り、先程取り置きしてもらったネックレスを探し店員さんに声をかける。

 

祐一「すみません!」

 

店員「はい!あっ、先程の…。少々お待ちくださいね。すぐにお持ちします!」

店員さんも俺のことを覚えていてくれて、すぐに俺の欲しいネックレスを持ってきてくれた。

 

店員「こちらで、お間違いございませんか?」

 

祐一「はい!それでお願いします!いくらですか?」

 

店員「はい、こちら一点で5000円でございます。」

 

祐一「えっ?」

俺は驚いた。なぜかというと、俺が先程見たときは8000円と値札に書いてあったからだ。

 

祐一「あれ、そんなに安かったですか?」

 

店員「いえいえ、少しサービスさせていただきました!お客様は見たところ大学生だと思いましたので、ささやかですが私からの応援の気持ちでございます。」

と店員さんは笑顔で言ってくれた。

 

祐一「そんな…。悪いですよ。」

 

店員「いえいえ、お客様あっての商売ですので。それに、これは私個人の気持ちですのでどうか受け取ってください。」

 

祐一「そ、そうですか?ではお言葉に甘えさせていただきます!ありがとうございます!」

俺は店員さんにお礼を言って会計を済ませた。

 

そして店から出る直前に、

店員「ありがとうございました!今度は本当の恋人としてのご来店を心よりお待ちしております!」

店員さんは笑顔でそんなことを言ってきた。

 

俺は驚くが、

祐一「はい!絶対また来ますね!本当にありがとうございました!」

改めてお礼を伝え店を出て千歌ちゃんの元へ向かった。

 

 

 

祐一「ハァハァ、おまたせ千歌ちゃん!」

 

千歌「あっ、祐一くん!おかえり〜!もう用事は大丈夫?」

 

祐一「うん、だいじょうぶだよ!」

 

千歌「じゃあ、帰ろっか!」

千歌ちゃんはそう言い帰ろうと歩を進めたが、俺はそれを呼び止めた。

 

祐一「待って、千歌ちゃん!」

俺の言葉に千歌ちゃんは振り返りキョトンとしている。

 

千歌「どうしたの??」

 

祐一「実はね、千歌ちゃんに渡したいものがあるんだ!はい、これ。」

俺は手に持っていた袋を千歌ちゃんに手渡す。

 

千歌「私に渡したいもの?」

 

千歌「開けてみてもいい?」

 

祐一「どうぞ!」

 

千歌ちゃんが袋を開けると、そこには俺が選んだオレンジトパーズのネックレスが入っていた。

 

千歌「わぁ!綺麗なネックレス!私にくれるの?」

 

祐一「もちろん!さっきアクセサリーショップに行った時、俺も曜ちゃんに似合いそうなの探してたんだけど偶然それを見つけてね。千歌ちゃんに似合うだろうなって思って取り置きしておいてもらったんだ。」

 

千歌「私のために…。ありがとう。早速つけてもいい?」

 

祐一「もちろん、よかったら俺がつけるよ!」

 

千歌「ホント!?じゃあお願いしようかな///」

 

祐一「じゃ、後ろ向いてもらえる?」

千歌ちゃんは後ろを向き、俺はネックレスをつけてあげた。そして千歌ちゃんが振り返ると千歌ちゃんにやはり似合っていた。

 

千歌「どう…かな///」

 

祐一「うん!よく似合ってるよ!千歌ちゃんにピッタリ!」

 

千歌「あっ、ありがとう///すっごい嬉しい!」

千歌ちゃんは今日1番の笑顔で言ってきた。

 

祐一「っ///」

 

 

ダメだ…かわいすぎ…///

 

 

 

俺は心臓の鼓動が早くなるのを感じた。

 

祐一「そ、それじゃ、帰ろっか!」

俺は高鳴る心臓をなんとか抑え千歌ちゃんに言った。

 

千歌「うん!今日は本当にありがとね、楽しかった!」

 

祐一「俺もだよ、今日は楽しかった!ありがとう、千歌ちゃん!」

俺は笑顔でそう伝えた。

 

 

 

その後俺たちは仲良く、手を繋ぎながら帰路に着いた。

 

 

 

 

 

 

 





ご愛読ありがとうございました!

今後も4日以内に投稿できるように頑張りたいと思います!

次回もまったり、暇つぶし程度にお待ちください!
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