IF日本国召喚~憲法改正後の日本が転移しました   作:RIM-156 SM-2ER

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皆さまどうもSM-2です。
寒い・・・・・・ガクブル。いやぁ、冷え込んでまいりましたねぇ・・・・。皆さん風邪はひいておりませんでしょうか?体調管理に気を付けてくださいね。
では本編どうぞ。


第9話 空軍視察

さて外務省での協議の一日目を終えた後、クワ・トイネ公国使節団の軍事担当であったハンキと他3名は国防空軍百里基地の視察に来ていた。

使節団は、百里基地内で国防空軍や百里基地について説明するビデオを見た後に格納庫に向かい、航空救難団百里救難隊*1の航空機の説明を受けた後に、航空偵察団第501偵察飛行隊*2の偵察機や無人偵察機の視察を行い、無人で航空機を飛ばす日本の技術力の高さに驚愕した使節団はついに、首都防衛を担う戦闘機部隊。第1航空団の視察を行うのだった。

 

「最後になりますね。こちらは第1航空団の格納庫になります。第1航空団の任務ですが、首都防空が主任務となりまして、戦技教導航空団に続き、国防空軍随一の錬度を誇る部隊です。また装備も平時は最新の物が優先で配備されますね。ではどうぞこちらへ」

 

広報担当が第1航空団について軽く説明すると、格納庫の耐爆扉がゆっくりと開いていく。全てが開くと中から灰色に塗装されたのっぺりとした印象の航空機が、格納庫の中に4機ほど止まっていた。

 

「あちらが我が国の主力戦闘機F-35JAです。ココからは第1航空団のパイロットの三波中尉に説明を願いましょう。三波中尉お願いします」

 

広報がそういうと、いつの間にか隣にいた制服を身にまとった女性が出てきた。

 

「国防空軍第1航空団第101航空隊所属の三波と申します。よろしくお願いします」

 

女性のパイロットということもあり、使節団は多少面食らうが、日本に来てからは驚きの連続であったのですぐに気持ちを落ち着かせる。

 

「我が国の主力戦闘機であるF-35Jには陸上基地用のA型、短距離離陸垂直着陸機のB型、艦載機型のC型に分かれておりまして、国防空軍ではA型を使用しています」

 

使節団は三波の説明を聞きながらF-35の近くまで近寄り、じっくり観察する。

 

「最高速度はマッハ1.6、巡航速度はマッハ1.1で25mm航空機関砲を1門を搭載。任務によって装備が変わりますが空対空ミサイルを11発搭載可能でありまして、高い格闘性能とステルス性能を保有します」

「三波殿。すまんがよくわからん単語がところどころででてくるが、マッハとはなんじゃ?」

 

ハンキは三波の説明が区切れるとそう質問した。

 

「ああ、マッハは音速を意味し、マッハ1.6は音の速さの1.6倍で飛行できることを意味します」

「なんと!!この鉄竜は音より早いのか!!」

 

ハンキは音より早い戦闘機を見て驚愕した。クワ・トイネ公国のワイバーンが時速250km前後とヘリコプターほどの速度しかないため、遷音速どころか超音速で飛行する航空機を見て驚かない方がおかしい。

するとハンキとは違う使節団員から質問が飛ぶ。

 

「ではキカンホウやミサイルというのはなんでしょうか?」

「あ・・・・・では見た方が早いかもしれませんね」

 

そういうと三波は広報担当者に何やらひそひそと話すと、広報担当者は短く「わかりました」とだけ言って何処かに行ってしまった。暫くすると広報担当者は幾人かの作業服を着た国防軍の軍人と細長い筒のようなものを数人がかりで運んできた。

作業服を着た軍人の内二人が使節団が見ていたF-35に近寄り何か作業をするとパカッとそこのカバーが開いて中から無骨な印象の棒を束ねたようなものが現れる。

 

「この中に入っているものが機関砲です。これは25mmの砲弾というものを飛ばすものでして毎分3600発という速度で砲弾を発射し敵の戦闘機などを撃墜します。ミサイルは此方の筒状の物になりまして、貴国のワイバーンには導力火炎弾なるものがあると聞いておりますが、それがですね音の4倍から6倍の速度で飛翔するものでして、狙った敵が欺瞞弾などの対抗手段を行わない限り、回避行動を取ろうと必ず命中します」

 

使節団は再び絶句する。導力火炎弾が音の4倍以上の速さで飛翔し必ず命中する。そしてそれを防ぐ手立てがないと聞いたら絶句もするだろう。

 

「・・・・回避する方法はないのかね?」

「チャフやフレアと呼ばれる欺瞞弾があり、それが回避手段ですが、製造方法などは軍事機密ですので教えられません。後は同じようなミサイルで撃墜するくらいしか方法はありません」

 

現代のミサイルはただアルミ箔をばらまけば避けられるわけではなく、敵の誘導電波の波長に合わせた長さに切断したアルミ箔をばらまき、ミサイルが命中する寸前に避けなければならない。その誘導電波の波長に合わせて切断されたアルミ箔がチャフなのだ。

 

「えー、説明を再開させていただきます。この戦闘機にはミサイル、機関砲のほかにも対地攻撃用の爆弾といったものが搭載できます」

「バクダン?それは一体どんなものなのかね」

 

すると三波は予想していたかのように横にいた整備員に合図する。すると整備員はずいぶん大きな何かを持ってきた。

 

「此方が我が国が保有する通常爆弾の中で最大の威力を誇る、Mk.84 2000ポンド普通爆弾になります。2000ポンドはキロ・トンに直しますと約1トンの爆弾でして、地上に投下しましてこれが地上に達すると同時に爆発。破片などをまきちらし、周囲の兵員や車両を破壊する兵器です」

「す、すごい・・・・」

 

使節団は日本の兵器の多種多様さや高性能さに舌を巻く。

三波はそこで自身の腕時計を確認した。

 

「あ、そろそろ時間ですね・・・・。では皆様、これよりF-35が展示飛行を行いますので、少し移動しましょう」

 

三波の案内で使節団は、駐機場の一角に設けられた特設テントに向かう。そのテントからは滑走路の横で待機している2機のF-35JAが見えた。

三波はその二機を指差した。

 

「これよりあちらに見えますF-35JAが2機が展示飛行を行います。飛行を行いますのは第101飛行隊所属リチャード隊の編隊長、加嶋中佐と2番機の仁川少佐になります」

 

するとフライトスーツに身を包んだ男が2人ほどが使節団に一礼した後F-35に乗り込んでゆく。三波はそれを確認すると特設テント内に設置された無線機を手に取った。

 

「こちら三波。百里管制へ。展示飛行の準備整いました。オーバー」

『こちら百里管制。了解。アウト』

 

無線が切れて暫くすると駐機してあったF-35の周りの整備員はすぐさまそこをどく。そして機体後部から見える炎が強まり、2機はゆっくりと滑走路の進入する。

一旦そこで2機は止まるが10秒ほどして1番機がやや置いて2番機が動き始め、あっという間に加速していく。使節団はその加速力のよさに舌を巻いた。見る見るうちに速度があがっていき、ランディングギアが滑走路から離れる。すぐにランディングギアは機体に収納され、その後2機はあっという間に加速していき見えなくなった。

三波は暫く2機が飛んで行った方を見ていた。暫くすると使節団にこう言った。

 

「先ほどの2機があちらから戻ってまいりました」

「えっ!どこだ?」

 

使節団の面々は三波が指を指した方に目を凝らすが2機の姿は見えない。さては嘘をついたのかと思ったその時だった。

 

ゴォオオオオオオッ

 

すさまじい轟音とともに三波の指差した方向から2機の飛行機が現れ、時速750kmで滑走路の上空をフライパスした。

 

「す、すさまじい・・・・・」

 

その後、2機は滑走路の上空で旋回やバレルロール、急上昇などを披露していく。その間にも三波の事細かな説明があったが、使節団の耳には届いていなかった。

使節団は2機を見ながら、自国のワイバーンがあの2機に容易く撃墜されていく様を想像していた。

*1
航空自衛隊の救難隊は航空救難団と呼ばれる部隊の所属であり、その基地の指揮下にいるわけではない

*2
RF-15Jなどを保有し、全国に配備されている航空偵察部隊の一つ。有事の際には、他担当方面への増援や侵攻地点からの敵地偵察などの遊撃任務に近い任務を負う




いかがでしたでしょうか?
今、空自に女性戦闘機パイロットは一人しかいませんがこれからはもっと増えていくと思い、女性戦闘機パイロットを出させていただきました。
あと、外交交渉はめっちゃめんどくさいのでもう書かないと思います。
それと下のアンケートに答えてくださると幸いです。
ご意見ご感想お気に入り登録お待ちしております。
ではまた次回、さようならぁ!

次回 第10話 陸軍視察

お楽しみに!

日本が転移した時に海外にいた日本人はどうしよう?

  • いつの間にか日本に現れている。
  • 取り残されてしまう。
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