IF日本国召喚~憲法改正後の日本が転移しました   作:RIM-156 SM-2ER

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どうもSM-2です。
とっとと戦闘回に行きたいんじゃぁ(T-T)今回は深夜テンションで書きあげたのでおかしいかも・・・・・。
では本編どうぞ。


第10話 陸軍視察

翌日、外務省に置いて2度目の協議が行われた。為替レートや通商条約の内容についての協議と食糧輸出や開発援助などの協議であった。協議では経済産業省貿易経済協力局の職員や財務省国際局の職員、農林水産省消費・安全局の職員なども交えて具体的な内容の作成が行われた。為替レートではある程度もめたがそれ以外は順調に進み、通商条約の内容などの大まかな部分が作成された。それは以下の通りであった。

 

【日鍬通商基本条約案】

<第1条>

・この条約は日鍬友好条約の締結と同時に公布し、その1か月後に施行する。

・日本国とクワ・トイネ公国は永久に対等かつ友好的かつ自由な通商を行う。

<第2条>

・クワ・トイネ公国通貨と日本国通貨はクワ・トイネ公国において使用される銀貨に含まれる銀の日本国内での値段に応じて交換される。

・両替はクワ・トイネ公国内に設置される日本大使館・領事館ないしは日本国内に設置されるクワ・トイネ公国大使館・領事館において行われるものとする。

・前項より、クワ・トイネ公国内に金融証券取引所などの金融機関が設立され経済体制が確立されたと両国間で確認された場合、前項に置ける両替の業務は当該金融機関に譲渡する。

<第3条>

・日本国へのクワ・トイネ公国からの輸入品は日本国税関の正式な検査を受ける。

・クワ・トイネ国への日本国からの輸入品はクワ・トイネ公国税関の正式な検査を受ける。

・荷主の申請に虚偽の疑いがある場合においては両国間の税関は適当な額を提示してその荷の買取を申し出ることができる。荷主はその値段で該当する荷物を売るか、あるいは提示金額に該当する関税を支払う。

・関税は他国からの干渉を受けず国家の主権に属するものであるから、両国間は関税を自由に課すことができる。

<第4条>

・日本国内において法律により所持・使用の禁止している危険薬物は、それを所持し両国を行き来することは何人であっても処罰される。

・日鍬通商基本条約所持禁止物品規約に規定されている公安を乱す凶器等の物品を所持し両国を行き来することは何人であっても処罰される

・前2項を犯したものは当該容疑者の国籍の有する国の領事が裁くものとする。

 

以上が条約案として決定された。為替レートで銀貨に含まれる銀の日本国内での値段に応じて交換するというのはクワ・トイネ公国からの異常な通貨の流出を防ぎ、経済的混乱を避けるためであった。クワ・トイネ公国の通貨交換比率*1で金や銅の相場に応じた両替にしてしまうと金や銀がクワ・トイネ公国から流れ出し、早い話、幕末日本に近い状態になることが予想されたからであった。日本は永久的な市場は求めていたが、市場を自ら荒らしそこに住む住人の反感を買う気などさらさらなかった。

―――――

二日目の協議も終了し、翌日は日本との友好条約の作成にかかる。とは言っても、日本側が大概の案を既に制作しており、それをクワ・トイネ側に見せて修正するという感じであるが。順調にそしてスピーディに条約案はまとまってゆく。それもこれも日本側が急いでるからに他ならなかった。理由は転移前の食料の備蓄が少なく、早急に輸入を再開できなければ日常生活に支障をきたし最悪、餓死者がでる。そのために残された猶予は1年もなかったのだ。

そんな日本側の心の内を知る由もなく、使節団は再びいくつかのグループに分かれて視察に向かう、今日のハンキ達は富士演習場で国防陸軍第1遊撃師団の視察を行う予定であった。すでに富士演習場には第1遊撃師団所属の戦車部隊や歩兵、砲兵部隊、装甲車部隊などが待機していた。ハンキ達は用意された自動車に乗り高速道路を使って富士演習場に移動した。

1時間ほどで富士演習場に到着すると第1遊撃師団師団長の陸軍中将が出迎えた。

 

「国防陸軍第1遊撃師団師団長の内宮と申します。クワ・トイネ公国の皆さま本日はよろしくお願いします」

 

前日での百里基地視察の時と違いに師団長の案内で演習場の中に入っていく。その道中で第1遊撃師団の任務が説明された。

 

「わが第1遊撃師団は日中紛争後の20XX年に国防力増強計画の一環で設立され、有事の際は各方面軍と協力し事態に対処する遊撃部隊になります。様々な任務に対応するため多種多様な最新鋭の装備とトップレベルの錬度を誇る兵員が配備されております」

 

説明をしているうちに演習場内に設置されたテントにつく。

 

「あちらが第1遊撃師団の基幹部隊である第1歩兵遊撃旅団第101歩兵大隊*2所属の中隊です。彼らは装甲化された輸送車両にて現場に急行し事態の対処に当たる部隊です」

 

そこには迷彩柄の装軌式・装輪式装甲車とその隣で静かにピシッとした態勢で立っている600名前後の兵士が並んでいた。その横には四角い箱を2つくっつけ、そこに丸太を取り付けたようなものが鎮座していた。

 

「ウチミヤ殿あの珍妙な物は一体?」

「あれは第103戦車大隊所属第1戦車中隊第3小隊です。31式戦車という130mm滑腔砲を搭載した乗り物を操りまして、敵戦車の撃破や歩兵支援に当たる部隊です。歩兵の銃撃をものともしない強靭な装甲を備えており、貴国ですと・・・・・重装騎兵といったところでしょうか」

 

重装騎兵はクワ・トイネにもあるため、戦車がどういった戦い方をするのか想像がつく。敵陣に突っ込んでいき、敵の重装騎兵や歩兵を叩いて後続の軽騎兵や歩兵の活路を開くのが重装騎兵の役目だからである。

 

「では実際に見ていただきましょう」

 

そういうと内宮は後ろにいた通信兵に合図を送った。すぐさま通信兵は無線を手に取る。

 

「第101歩兵大隊歩兵第1中隊。状況開始」

 

短くそういうと、待機していた歩兵中隊がすぐさま動きだす。素早い動きで装甲車に乗り込んでゆく姿はほれぼれするほどである。

クワ・トイネ公国使節団の面々はその動きが高い錬度によって成り立っているものだとすぐさま察した。2分もしないうちに全ての兵士が装甲車に乗り込み、綺麗な車列を組んで使節団の前までつくと、装甲車は急停車し兵士が次々と出てきたかと思えば、素早く展開し持っていた丸太のようなもの(無反動砲)黒っぽい何か(自動小銃)を構える。

中隊長の指示でそれらの引き金が一斉にひかれた。

それはまるで光の嵐のようだとクワ・トイネ公国使節団は感じた。赤い光弾が連続して発射され、丸太のようなものが火を噴いたかと思えば、その先で大きな爆発が巻き起こる。クワ・トイネ公国使節団の脳裏にはまたもや、自国の騎兵や歩兵がなすすべもなく倒されていく情景が思い浮かんだ。

しばらくすると中隊長の指示で射撃が終わり、再び装甲車に乗り込み撤収してゆく。その代わりに戦車が入れ違いで入ってきた。

始めてみる戦車の重厚さと巨大さに使節団は圧倒された。

 

「す、すごい・・・・」

 

電動モーターを搭載し、静粛性とパワーを備え赤外線誘導対戦車ミサイル対策が施された日本にとっても最新の戦車である31式戦車は音も出さずに滑らかな動きで車列を組んで使節団の前の広場に入ってくる。

無線から聞こえてくる戦車小隊長の合図で、戦車は一斉に止まる。そして搭載された55口径130㎜滑腔砲が1km先の的に狙いを定め火を噴いた。

 

ドォォォオン

 

4台の戦車から放たれた130㎜APSFDSは1km先の的を寸分たがわず破壊した。

それをテント内に設置されたテレビで見ていた使節団はその威力と命中率に驚愕した。すると戦車は再び動き出す。その巨大さからは想像できないような軽々しい動きだった。

暫く走行してから、テントの前に戻ってくると無線から再び戦車小隊長の声が聞こえてきた。それと同時に4台は急停車すると今度は間髪入れずに発砲した。

 

ドォォォオン

 

再び、4発の130㎜APSFDSは寸分たがわず命中する。

 

「なっ・・・・・」

 

クワ・トイネ公国にも弓騎兵とよばれる兵科がある。馬に乗り弓を撃つのだ。だが馬が止まった直後や入っているときに矢を射かけても、揺れているため熟練の射手でもない限り命中率は50%を切る。止まった状態では百発百中を誇る名手でも80%ほどに落ちる*3だがあの戦車という乗り物は発射された4発すべてを命中させた。つまり100%の命中率を誇るということである。ただでさえ、威力が高いのに百発百中ともなればクワ・トイネ公国軍では到底かなうものではなかったのだ。

その後、4台の戦車は再び動き出し行進間射撃を披露した後使節団の前から去っていった。

同じように榴弾砲の射撃演習や6問の榴弾砲を使い、空中に富士山を描く曲芸。高射砲兵隊所属の自走高射機関砲の射撃演習にヘリコプター隊の射撃・ヘリボーン訓練などが次々と披露され、すべてが終わったのは日も暮れかかった午後4時であった。

見せられた国防陸軍の演習は、クワ・トイネ公国軍との圧倒的技術格差を使節団に示すだけでなく、練度の面でも到底かなうものではないと知らしめるものであった。クワ・トイネ公国使節団は日本が覇権主義国家でなかったことを感謝すると同時に、日本を味方にして迫るロウリア王国の脅威に立ち向かおうと心に誓わせた。

*1
クワ・トイネ公国の交換比率は4gの銅を含む銅貨を最低価値貨幣として、100枚の銅貨で30gの銀を含む、銀貨と交換できた。最高価値貨幣の金貨は銀貨100枚と交換でき金の含有量は6gであった

*2
番号には規則があり100番台は第1遊撃師団所属の部隊。200番台は第1空挺師団、300番台は遊撃旅団、400番台は空挺旅団、500番台は団、600番台は乙タイプ師団、700番台は丙タイプ師団、800番台はその他通常旅団、900番台はその他の陸上総軍旗下部隊に所属する部隊の部隊番号

*3
熟練になると手で揺れを制御できるためかなり当たる。初期の機銃搭載の戦車も肩当で撃っていたころは行進間射撃でもかなり当たったらしい




いかがでしたでしょうか?
日鍬通称基本条約は日米修好通商条約をもとにして書きました。めっちゃ省略したなぁ・・・・。
政治より戦闘回の方が皆さまも喜ぶでしょ?でも後チョイ!後チョイです!あと2,3話で戦闘回だぁ!!長かった・・・・。
それと下のアンケート2つに回答お願いします。
ご意見ご感想お気に入り登録お待ちしております。
ではまた次回、さようならぁ!

次回 第11話 戦乱の気配

国防海軍&海兵隊>え、俺らは?
作者>アンタ(国防海軍)は戦闘回になったら他の軍以上に出番あるし、書きにくい。オマエさん(海兵隊)は国防陸軍と装備が対して変わらないからなぁ・・・・
海兵隊>チッキショー!!

日本が転移した時に海外にいた日本人はどうしよう?

  • いつの間にか日本に現れている。
  • 取り残されてしまう。
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