IF日本国召喚~憲法改正後の日本が転移しました   作:RIM-156 SM-2ER

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皆さまどうもSM-2です。
今回はもうチョイ煮詰められたかな・・・・・・?今回は使節団が日本国内に入国します。会談はもうちょっと後になりますね。
では本編どうぞ。

※乗る飛行機を政府専用機から旅客機に変更しました


第6話 使節団2

「いやはや、本当にこの船はすごいですな・・・」

 

出航した翌日の朝。ハンキは朝食を食べながら、向かいにいるヤゴウにそう言った。

 

「ええ。船全体が鉄でできているようですし、揺れも異様に少ない・・・」

「田中殿に特別に見せてもらった、キカンシツとやらもすごかったですなぁ・・・」

 

ハンキがそういうとヤゴウは食事をする手を止め、ため息をつく。

 

「明日の朝に日本につく予定でしたな・・・。この船を見ていると日本という国がどんな国なのか興味がある反面不安でもあります・・・」

「ええ、明日は気を引き締めていかねば・・・」

 

その場にいた使節団の面々はハンキの言葉にこくりと頷いた。

―――――――

翌日の朝。使節団一行は甲板に出ていた。このような船を造る日本という国に、今日着くのだと思うと興奮してしまうのだ。

すると、ぼんやりと船の進む先に陸地が見えてきた。

 

「おお!あれが日本か!!」

 

使節団の全員がそう言って目を輝かしていると、後ろから田中がやってきた。

 

「皆さま、お待たせしました。あちらに見えますのが我が国の九州地方に属する長崎県佐世保です」

 

国防海軍やアメリカ海軍の母港でもある佐世保港が徐々に近づいてくる。

当初、日本側は同じ九州地方の博多港に使節団の乗った客船を入港させるつもりだったが、護衛に国防海軍の汎用駆逐艦が付いているため民間の港に入れるわけにはいかず、尚且つ博多まで行くとなると距離的にも遠くなってしまうため、国防海軍の基地があり国際旅客船拠点形成港湾として「飛鳥Ⅳ」でも入港可能な佐世保に入港させることになったのだ。

「飛鳥Ⅳ」はこの佐世保で使節団を下す。護衛の汎用駆逐艦2隻は、国防海軍佐世保基地で燃料を補給し、使節団の帰りの護衛に備えるのだ。

速度を落とし、ゆっくりと埠頭に近づく「飛鳥Ⅳ」。タグボートの力を借りて港に接岸すると、錨をおろしてタラップをつける。

 

「おお!す、すごい」

 

使節団の人間は、自分の荷物を持ってタラップを降りながら、周りに見えるビルや自動車をみて目を輝かせた。

 

「では、あちらの乗り物にお乗りください」

 

田中がそう言って案内した先には黒塗りの乗用車が多数、止まっていた。転移前は海外の国家元首や政府高官などが来日した際に使う公用車であった。また、その近くには警護のための白バイや警察車両が多数止まっている。

使節団は公用車に乗り込むと車列はゆっくりと動き出した。車列が埠頭をでると、多数の報道関係者が待ち構えていた。使節団が乗り込んだ車列に向けカメラを向け、アナウンサーはマイクを片手にしきりに喋る。

その様子に使節団は目を丸くした。

 

「あ、あれはなんだ・・・?」

「あれは報道関係者です。使節団の方々の来日を国民に向けて知らせるために来ているのですよ」

 

それぞれの車に同乗していた外交官は使節団の問いに丁寧に答えた。

今回の来日では政府から各報道機関にカメラのフラッシュ撮影の禁止が通知されていた。理由としては、使節団の方々を不用意に不安にしかねないというものである。そのため、普段、フラッシュ撮影が眩しく、うっとうしく思っていた運転手や警護の警察官などは幾分か楽そうである。

車列はそのまま出発し、九州の玄関口、福岡に向かうのだった。

2時間ほど走り続け、車窓を流れる、美しい海の景色や緑豊かな山の景色を楽しみつつ、車列はとうとう福岡市に入った。

 

「おぉ・・・・」

 

使節団は、行きかう車や天高くそびえたつビルを見て感嘆のため息を漏らす。

彼らは多数の警護車両に囲まれた黒塗りの公用車に乗り、九州最大の都市、福岡市のある高級ホテルに向かった。彼らはそこで一泊したのちに翌日、福岡空港から政府専用機で東京に向かうこととなる。

夕方ぐらいになり、宿泊先であるグランドハイット博多についた。通常の宿泊客はおらず、貸し切り状態である。至る所に警察官が配置され、ホテルの周りにも、福岡県警のほか、近隣県警の警察官や警視庁の警察官がひっきりなしにパトロールしてる。

田中の案内で使節団は部屋に案内され、荷物を置くと夕食を取るべく、ホテル内のレストランに向かった。

そこには、国産食材を使った三ツ星シェフの手による料理が並んでおり、使節団は慣れぬ異国の料理に舌鼓を打つ。

 

「うまいな・・・・・。これは牛の肉か?えらく柔らかい・・・・・」

「パンもふわふわしていて旨い!」

 

クワ・トイネ公国は食料自給率が100%を超えて200%以上あり、食文化も豊かなのだがミシュラン3つ星を取ったようなシェフが作る、ステーキやパンに魅了されていた。

すると、レストランに田中達、外交官がやってくる。

 

「皆様、食事は口に合いますでしょうか?」

「おお、田中殿か!この料理、とても美味いな。わが国も食文化豊かで、食に関してなら第3文明圏にも劣らないと思っていたが、この料理はそのさらに上をゆく・・・・・」

 

ハンキがそう言って料理をほめたたえると、田中はにっこりと笑った。

 

「お気に召されたようでなによりです。ところで、食事の場ではありますが。この場で明日の予定について簡潔にご説明させていただきます」

 

ハンキ達は一旦食事をする手を止めて、田中の方を注視する。

本来なら来日前に幾度とない実務者協議を繰り返して予定を決めるため案内役の外交官から来日中に予定を説明するようなことはないのだが、今回は使節団派遣決定からの時間が短かったため、各省庁との予定が合わず、来日中にココに行く、ぐらいの大まかな予定しか決まっていなかったのだ。

 

「では、説明させていただきます・・・・・・・」

 

田中が手に持った予定表を見て、翌日の予定を読み上げ始める。

翌日は福岡空港から旅客機で羽田に向かい、そこから車で東京の外務省に向かい、実務者協議を行う。実務者協議ののち昼食休憩をはさんだのちに使節団はいくつかに分かれ、国立理化学研究所や国防空軍百里基地などに向かい、視察するという予定であった。

 

「・・・・以上が明日の予定でございますが、何かご質問はございますか?」

「田中殿。”リョカッキ”とはなんですか?」

 

ヤゴウがそう質問した。

 

「はい。大人数を乗せて空を飛べる乗り物です」

「・・・・ワイバーンのようなものか・・・・・」

「他にはございますか?」

 

その後も様々な質問が飛び、田中は丁寧にそれにこたえていく。結局説明が終わったのは30分後であった。




いかがでしたか?
使節団が新幹線で移動なんてあるのでしょうかねぇ・・・・?今回は、旅客機で東京まで移動です。途中まで車にしようかどうしようか悩みましたが、車じゃ時間がかかるので飛行機での移動です。
次回は使節団から少しばかり離れます。
ご意見ご感想お気に入り登録お待ちしております。
ではまた次回、さようならぁ~

次回 第7話 閣議

お楽しみに

日本が転移した時に海外にいた日本人はどうしよう?

  • いつの間にか日本に現れている。
  • 取り残されてしまう。
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