今回はタママ二等兵と調と切歌が出会った話です。
その後は、前回あったOTONAと戦い終わった話と繋がっています。
そして今回もクルル曹長が……。
ではどうぞ。
――調視点――
私と切ちゃんがタママと初めて会ったのは、世界を敵に回した【QUEENS of MUSIC】があった日に、切ちゃんと一緒にマリアの手助けをして翼さん達と敵対した時だった。
「ちょーっと待ったぁーーっ!ケロロ小隊、翼殿達の援護にただいま参上であります!!」
という声が聞こえた直後、私達の前にクルルを除いたケロロ達が現れた。
初めてタママ達を見た当時の私達は、人間とは姿が違う彼らがなんなのか分からなかったけど。私達はそれに構わず、彼らは、翼さん達と一緒に私達と戦い始めた。
当時、身体が小さいタママ達との戦闘は、ノイズや装者達と違って戦いづらく、更に翼さん達と連携を取った動きに私達は驚きを隠せなかった。(ケロロだけは、離れて声援を出していた)
こんな小さい身体からは信じられない力を出してきたタママ達に苦戦を
「今回はここまでにするデスが……次に会ったら、滅多切りにしてやるデス!覚えておけデス!」
―プッツン―
切ちゃんがケロロ達に捨て台詞を言った直後、ナニかが切れた音が辺りに響いた。
「「プッツン?」」
「何の音?」
「おい、そこの緑女……」
私達がその音に首をかしげていると顔を俯かせたタママが低い声を出しながら、切ちゃんを睨み付け、切ちゃんに向けてタママインパクトを放ってきた。
「さっきから黙って聞いてりゃあ…デスデスデスと……お前……、
僕とキャラが被っとんのじゃあっ!!タママインパクトォォォォーーーーッ!!」
―ズォォォォォォォンッ!―
「ウェェーーッ!?いったい何の事……」
―チュドーーンッ!―
「デェェェェーーーーーースッ!?」
「切ちゃんっ!?」
「切歌っ!?」
タママのタママインパクトを喰らった切ちゃんは空高く吹き飛ばされた。
その後、幸いにも近くの雑木林まで飛ばされて目を回した状態の切ちゃんを発見できた。
そして、私と切ちゃんは浮上したフロンティアで互いの思いをぶつけて戦っていた。切ちゃんが放ったイガリマの刃が私の身体に突き刺さろうとした瞬間、私が両手を翳した瞬間、光の壁が展開してイガリマの刃を止めた。
それを見て驚いた切ちゃんは悲しい顔を浮かべた後、絶唱で強化されたイガリマのアームドギアを操って、自分の命を断とうとした。
「切ちゃん!」
「調っ!?」
それを知った私はイガリマの鎌から切ちゃんを庇おうと、切ちゃんの前に出た瞬間……。
「タママインパクトォーーッ!」
―ギィンッ!―
聞き覚えのある声がしたと同時にイガリマの鎌が弾かれた。
「えっ?」
「今のは、タママの……?」
「二人共、大丈夫ですかぁ?」
弾かれたイガリマの鎌に驚いていると私達の後ろからタママの声が聞こえ、後ろを振り向くと――。
私達に声をかけながら、手を振っているタママと、その後ろから着いてきていた金髪の女性―フィーネ―がこちらに向かって歩いてきた姿だった。
そして、ネフィリムを倒した後になってから分かった事だけど、フィーネが言うには私の中に彼女の遺伝子が入っていて、一部だけとはいえフィーネの力を使えたのはそれが原因だとクルルとフィーネが教えてくれた後、フィーネが私の中に残っていた遺伝子を取り除いてくれたおかげで、私は月詠調として生きていけるようになった。
その後、二課に保護された私と切ちゃんはタママと和解して、更に風鳴司令の計らいでリディアンに入学する事になった私達はタママと一緒に暮らす事になった。
そして、魔法少女事変で戦ったミカという
パヴァリア光明結社との対抗する為に特訓をした時も一緒に特訓をして、私達を励ましてくれた。私と切ちゃんがここまで頑張ってこれたのもタママ達のおかげだと心から思える。
お菓子の食べ過ぎとコーラの飲み過ぎでアレが出るのがたまに傷だけど、タママは私達に取って大切な家族だよ。
――調視点、終了――
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――リディアン女子寮、切歌と調の部屋――
「…あ、おかえりタママ」
「今日はご馳走デスよー!」
「あーー、キリッチ、シラッチ、ただいまですぅ……」
ドロロ兵長の野菜の収穫の手伝いを終えた調ちゃんと切歌ちゃんが軍曹達の秘密基地に繋がる超空間ゲートから、リディアンの女子寮に帰ってから料理を作っていると、軍曹が残した後片づけを終えて帰ってきたタママ二等兵を二人が出迎えました。
「およ?どうしたのデス?なんかお疲れのようデスけど?」
「…確かに、どうしたのタママ?何かあったの?」
「うぅ……実はですね……」
タママは二人に今日起きた出来事について語り始めた。
――数分後――
「という訳ですぅ」
「…なるほど、つまりいつも通りのケロロのせいだね」
「相変わらず懲りない隊長デスね」
「そうなんですよ!今日も軍曹さんは僕たちの気持ちを無視して、下らない作戦を立てては失敗しての繰り返しでいつもいつも大変だったんですぅ!」
あー、タママさん今日の作戦の結果が散々だったせいか、ご立腹のご様子。まあ、今回の作戦は弦十郎さんの力量を甘く見た軍曹の作戦が悪いですね。
「…侵略行為は駄目だけど、今日もお疲れ様」
「そうデス。そんなに怒ってたら美味しい料理を楽しめなくなるデスよ?今日はドロロの畑から分けてくれたトマトで作った、チキントマトスープデース!」
「タマッ!?チキントマトスープ!わーい、やったー!シラッチのチキントマトスープは絶品なんですぅっ!」
おお?調ちゃんが話しかけるとあれだけご立腹だったタママさんの機嫌が直りました。
「…沢山作ってあるから、おかわりしてもいいからね」
「私も作るのを手伝ったから、いっぱい食べるデス!」
「タマァァ~~ッ!はい!タママ二等兵、たっくさん食べまくるですぅ!」
「…ふふっ。さあ、早く手を洗って一緒にご飯たべよ?」
「了解ですぅ!」
機嫌がすっかり直ったタママさんは笑顔を浮かべて、手を洗いにいきました。
その後、調ちゃんが作った料理を三人で召し上がりました。よかったですねタママさん。
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――同日、深夜――
――ケロロ小隊秘密基地、クルル
「ったく、ガキ共が余計な事をしたせいで余計な手間がかかっちまったぜ」
そう愚痴をこぼしたクルル曹長は、研究室の隅に気絶させた寝かした二人、特にキャロルちゃんをチラリと見た後、カタカタとパネルを操作しています。
「クックックッ……。まあ、こっちの秘密を見られちまったら……」
―ピッ―
ニヤリと口元を押さえて笑った後、クルル曹長はどこから出したのか一冊の赤い本を取り出しました。とても古い本なのか、よく見てみると所々が傷んでいる。
「こいつの秘密を俺が見ちまっても構わないよなぁ…クーックックックッ!」
クルル曹長は笑いながら本を床から伸びてきた台座に置くと、台座から半球状のガラスが展開して台座ごと本を閉じると、本を傷つけない為か、又は本のページをめくるのが面倒なのか、本の内容を解析してデータに転送する赤い光が本に投射される。
よく見てみると、本のタイトルは可愛らしい字で書かれたドイツ語で記されてあり、日本語に訳すと【キャロルの日記】と書かれてある……って、それキャロルちゃんの日記ですか!?
「クックックッ……崩れ落ちたシャトーの残骸を調べていたら、偶然見つけてよぉ。状態的に考えると随分昔にあのツリ目ロリが書いていたらしいからな……、面白そうだからこっそり持ってたまったぜぇ…クーックックックッ!」
うっわー……、本当に性格悪いですねクルル曹長……。
「さぁてと、ツリ目ロリの恥ずかしい思い出を見せてもらおうじゃねぇか?」
ああ、駄目ですよクルル曹長!人の日記を勝手に見たら!
「ああん?うるせーなぁ…お前さんはこれでも聞いて寝てな」
―カシャン、ミワワワワ~―
イヤァァァァァッ!?ガラス瓶にフォークで擦り付ける音がぁぁぁぁぁっ!?
―バタンッ!―
「それじゃあ、改めてツリ目ロリの秘密を見てやるかぁ。その後に合成音声ソフトを使って、あいつの幼い声を作ってあいつらの前で流してやるぜぇ……クーックックックッ!ポチッとぉ!」
【○月○日】
パパが町の市場で日記張を買ってくれたので、今日から日記を付ける事にしました。
【○月×日】
今日はパパと一緒に錬金術に使う材料を取りに山に行きました。
その時、実がなっている小さな木を見つけて、パパと一緒に食べてみたら、すごく苦くてびっくりした!
パパのほうを見たら、パパも私と同じ顔をしていて、顔を見合わせたら二人とも一緒に笑っちゃった。
「おうおう、出るわ出るわ、あのガキの恥ずかしい思い出がな。見てるだけで背中が痒くなるぜぇ、クーックックックッ……あん?なんだこりゃ?」
クルル曹長がキャロルちゃんの日記をしばらく観ていると、ある文章が彼の目に止まる。
【○月△日】
今日、家の近くの花畑に行ったら、
妖精さん達は迷子になったみたいで、困っていたから私はそれをパパに相談したら、パパは笑顔で帰る目処がつくまで妖精さん達を私達の家に泊まらせることを許可すると
その内容を見たクルル曹長は疑問を浮かべた後、手元にあるパネルを操作して似たような文章がないか確認する。
―カタカタ―
【○月●日】
カエルの妖精さん達が私達の家に来てから、一週間が経ちました。妖精さん達は泊まらせてくれたお礼に私達の仕事の手伝いをしてくれました。
赤いカエルの妖精さんが持っている黒い筒から火花が出た後、私の身体より大きなイノシシを倒したのをみて驚いた!
黒いオタマジャクシの妖精さんは斧を使わないで、素手だけで薪を二つに割っていた。それを私がすごいと言うとオタマジャクシの妖精さんは嬉しそうに照れてて可愛かった。
青いカエルの妖精さんは、ござる?って変な言葉を言ってるけど、私達では取れない危険な場所にある材料をピョンピョンと跳んで取ってきてくれたり、私達が知らない薬草を教えてくれたり、美味しい木の実を一緒に食べたりした。
黄色のカエルの妖精さんは他の妖精さん達より頭が良くて、パパの仕事である錬金術の手伝いをしてくれた。手伝ってもらったパパは大助かりで黄色の妖精さんにお礼を言ったら、黄色の妖精さんはクックックッと笑いながら、当然だと偉そうに言った。
緑色のカエルの妖精さんは、他の妖精さん達と違って普通だったけど、掃除が上手で、散らかっていた家を綺麗にしてくれた。
それに、料理の腕がすごく上手で今まで食べた事がない料理を沢山作ってくれた。特に肉じゃがって料理がすごく美味しかった!
作り方を教えてもらおうと私は、緑色の妖精さんの手伝いをしながら、私が知らない料理を沢山教えてくれた。
「これは……なんだ?最初は俺達の前任者かと思ったが、内容を見れば、どうみても俺達の特徴に一致してやがる。……どういう事だ?まさか……いや、それはありえねぇ……。だが、こいつは……」
眉間にシワを寄せ、クルル曹長はどうしてそうなっているのか疑問を浮かべ、他に何かないか日記を読み進め始める。
クルル曹長が崩れ落ちた【チフォージュ・シャトー】から、回収したキャロルちゃんが昔使用していた日記張。
その内容には彼らケロロ小隊の特徴が一致する文章が書かれてあった。
どうして
そして、更に信じられない事がクルル曹長の頭を悩ますのだが、今回はここまで……。
どうも皆さんお久しぶりです。クロトダンです。
いかがでしょうか?
前回と比べて少し短めですが、楽しんでいただけましたか?楽しんでもらえたら嬉しいです。
さて、今回も気になる所がありましたね。
クルル曹長が崩れ落ちた【チフォージュ・シャトー】から、回収したキャロルが昔使用していた日記張。
その内容には彼らケロロ小隊の特徴が一致する文章が書かれてあった。
どうして(まだ純粋だった)キャロルの日記に彼らのことが書かれていたのか。そして、クルルが言った「ありえない」という言葉。それがどういう意味なのか……それは次の話をお待ちください。
次はギロロとクリスの話の予定です。
ここで捕捉をします。
ルナアタック事変で消えたフィーネですが、クルルが(コッソリ無断で)採取した櫻井了子(フィーネ)の髪の毛や血液を培養して、彼女の身体を作成し、【QUEENS of MUSIC】があった日にアンチバリアを纏ったケロロ小隊専用の輸送機で会場の近くに待機して、響達が増殖分裂型ノイズを倒す為に使用したS2CA・トライバーストによる、大量のフォニックゲインを利用して彼女を目覚めさせました。