ダンジョンで安寧を求めるのは間違ってるだろうか   作:ステラ・グローリア

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第2章
14話 ロボと冒険者依頼


私は狼である

 

名前は狼王ロボである!

 

 

 

 

私がロキ・ファミリアに身を寄せて8年の月日がながれた。あれから醜き者、フリュネが2度アイズに突っ掛かってきたがどちらも私が手を出す必要がないほどアイズは強くなった。3度目では返り討ちにするくらいである

 

ただ最近のアイズは5年ほど前に加入した姉妹のアマゾネスの影響なのか戦闘狂になってきていて私としては心配である

 

心配ではあるけどアイズにばかり気を付けておけるほど私にも余裕があるわけではない

 

 

 

何故なら私自身が現在戦闘中だからである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とロキ・ファミリアの面々は迷宮遠征とやらでダンジョンの中へと潜り59階層を目指すついでにディアンケヒト・ファミリアから依頼された51階層にあるという『カドモスの泉水』とやらを採取する事になりモンスターの生まれないという50階層にキャンプを作り少数精鋭のパーティーを2つ作り依頼された量を確保しようと2手に分かれることになったのだが

 

1班にレベル5で姉妹のアマゾネス、ティオネとティオナ、3年前にレベル5になったアイズ、そして同じく3年前に加入したレベル3のエルフ、レフィーヤ、そして私の4人+1匹

 

2班にレベル6で団長のフィン、同じくレベル6の古参幹部のガレス、6年前に別のファミリアから改宗したレベル5で狼人族のベート、8年前に加入したレベル3のラウルの4人

 

 

1班の編成に関してフィンからは班が決まった後に「ロボ、大変だとは思うけど4人を頼んだよ。君だけが頼りだ」と言われるほどに心配な編成である

 

 

 

そんな一行の後ろをついて行き目的地に着いた私達が目にしたのはへし折られ、押し潰された木々の残骸と罅割れた地面と壁から粉々になり散らばった破片

そして何よりも目を引いたのはルーム内のいたるところに溶かされたような跡だった

 

溶け欠けの樹木からは今も黒煙と共に私の鼻を潰す為であるかのように異臭が漂っていた

 

 

 

正直、今すぐにルームから出て離れたい

 

 

 

「くっさ……ロボ、無理しなくていいからね」

 

 

ティオナが顔をしかめながら鼻元を腕で覆い私の心配をしてくれた

 

何気に優しい子である

 

 

困惑の表情を浮かべるアイズ達と共にルームの奥へと進むと破壊しつくされた光景の中にそこだけは聖域のように守られた空間があった

 

美しい蒼色の水面を揺らす泉だ

 

そして泉の前にうず高く積もる灰の山

 

 

「これって……」

 

「………カドモスの、()()?」

 

 

ティオネのこぼした呟きが大きく響き渡った

 

この莫大な量の灰と静まり返った周囲の状況を照らし合わせれば、まず間違いなくこれがカドモスであったものだ

 

 

 

「……私達以外のファミリアが、カドモスを倒したんじゃあ……?」

 

 

おずおずとレフィーヤが口を開く

 

真っ先に考えられる意見だがティオネが頭を振った

 

 

「こんな深い階層に来られるパーティーは限られてる。こんな光景を作れるようなファミリアが遠征してるなんて聞いてないわ」

 

「……それに、ドロップアイテムが回収されていない……」

 

 

アイズが灰の中から金色に輝く翼の皮膜の一部を取り出した

この階層の希少なドロップアイテムだ。換金したらそれ相応の莫大な資金が手に入るはずなのにそれを回収しない冒険者はいない

 

なら、カドモスを倒したのは冒険者以外のなにか…………モンスターだろうか?

 

 

「……ロボ、何か分かる?……」

 

 

この異臭の中ではまともに臭いなんてわからないし追うことなんて出来ない。アイズの問い掛けに私は頭を振った。

 

 

取り敢えず泉水を依頼の要求量より多く回収し、状況説明のためドロップアイテムと溶け欠け変色した木の一部を一緒にレフィーヤの背負うバックパックへと詰め込み来た道を急いで引き返した

 

引き返しはじめ暫くするとそれが聞こえた

 

 

 

「ああああああああああああああああっっ!?」

 

 

 

臓腑の底から引きずり出されたような絶叫が通路に木霊する

ことが重大であると直感させる凄惨な悲鳴。それは聞き覚えのある声だった

 

アイズ達は顔を見合せ一気に加速し走り出した

 

 

「今の声っ!」

 

「ラウル……!」

 

 

私が先頭を走り悲鳴の聞こえた方角と匂いを頼りに駆ける

現れるモンスターは鎧袖一触にしつつ走り抜け、通路を幾度も曲がった先にそれは現れた

 

 

「なに、あれ!?」

 

「い、芋虫……っ!?」

 

 

ティオナとレフィーヤの声が響く

 

毒々しい色合いの巨大な芋虫型のモンスターが通路の天井に何度もぶつかり削り落としながらこちらへと迫ってきていた

 

 

 

「団長!?」

 

 

 

そして距離を残さずそのモンスターに追走されるフィン達、2班のパーティーがそこにいた

 




とりあえず今回はここで切ります

原作に入りましたので少しは書きやすくなりましたけど原作をいくらかブレイクするべきか守るべきか

まぁ、アイズがロボと喧嘩でもしない限りはブレイクしちゃうんですけど


さてさてこの芋虫の話が終わったら遂にベルくんとの初対面になるんですけどロボがいたら普通に五階層までミノタウロス逃げれないと思うんですよね
どうしましょ…………




そろそろ新しいアンケート出したいけど
質問が思い浮かばない私です

では、おやすみなさい
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