ダンジョンで安寧を求めるのは間違ってるだろうか   作:ステラ・グローリア

4 / 30
3話 ちょっ!魔法!?それ反則!?

私は狼である

名前は未だない

 

 

 

 

童を送り届けた時、ダンジョンの外にまで出たのだが物凄く発展していて驚いたものだ

 

遥か昔となるのだろう寝る前にも一度だけ外に出てみたがこんなに発展した街は存在していなかった

 

 

いったい私はどれだけ寝ていたというのだろうか?良く見付からなかったものだ。いや、見付かっていながら無視されていたのかもしれないが

 

まぁ、当事者とはいえ寝ていたのだから真相は闇の中だろう。当時の事を知る者など既に生きてもいないのだろうし気にするだけ無駄だろう

 

 

 

良し!帰って寝よう!

 

 

 

 

 

 

 

翌々日、童がやって来た

今日はなにやら盾を持った太くちっこい髭面のおっさんが一緒にいるんだが………このおっさん強い!

 

勝とうと思ったら殺す気でいかなきゃ怪我する処じゃないって本能的に理解できてしまう

 

 

さて、逃げよう

あのおっさんがいるなら振り切っても問題ないだろう

 

そうと決まれば

 

 

 

 

 

Let's escape!!

 

 

 

 

速っ!?

 

ほんの2日程度で童が何か速い!

 

一昨日より少し速い程度で逃げたら直ぐに追い付かれるわ斬られそうになるわでビックリして変な避け方して態勢が崩れた瞬間おっさんが来て盾で潰されそうになるわで死ぬかと思った!

 

そのくらいじゃ死なないけども!

 

 

それからは全速力での逃亡である

 

 

今日は全然楽しくなかった!

 

やっぱりあの童、怖い!

 

 

 

その日から毎日あの童は私の所に来てはおっさんが止めるのも無視して私を追い掛けてきた

 

ある時は折れた剣を振り回し

 

ある時はボロボロな状態で折れた剣を振り回し

 

ある時は新品の装備で剣を振り回し

 

ある時は返り血まみれで剣を振り回し

 

ある時は文句を言いながら剣を振り回し

 

etc.etc.etc……

 

 

 

ある日、毎日飽きることなく上層だけだがどの階層にいようと必ず私を見付けては剣を振り回しながら私を追い掛けてきた童が来なかった

 

怪我をしていても関係なしに私を追い掛け回していたのにどうしたのだろうか?

 

そんな事を私は五階層の片隅で丸まりながら考えていた

 

どうやら私はゆっくりしたいと常日頃から思っているにもかかわらず童が私の元へ来ることを楽しみにしていたらしい

 

 

 

今日は来るだろうか

 

あの童、名前はなんなのだろう

ダンジョンに何をしに入ったのだろう

私を追い掛けて楽しいのだろうか

なにで笑い、なにで泣くのだろうか

何で私を殺そうとするのだろうか

 

 

 

気が付けば童のことばかり考えていた

 

今日も童は来なかった

 

 

 

 

 

次の日、童が誰かを連れてやって来た

 

それだけで少し嬉しくなった私は結構単純なのかもしれない

 

 

そしてまた鬼ごっこが始まる……筈だった

 

 

 

 

「終末の前触れよ、白き雪よ。黄昏を前に風(うず)を巻け。閉ざされる光、凍てつく大地。吹雪け、三度の厳冬――我が名はアールヴ!」

【ウィン・フィンブルヴェトル】

 

 

 

 

ナニコレ!?寒っ!?

 

 

童が連れてきた誰か……緑色のお姉さんが何かを唱えた瞬間、急に白くて冷たい風が発生し周りが氷始め私は全力で逃げ出した

 

あれは本気で死ぬかと思った

 

あれは唱えさせてはいけない

 

唱える前に止めなければ絶対に勝てない

 

 

そう思わされた

 

 

 

 

この日、私は階層を移動しながら透明化を併用して全力で逃げ続けた




次回、ロキ・ファミリア視点でこの辺の話を書いてみようと思います

そのためには弟から小説借りなければ



なんとなくこんな感じになったけど
此れで良かったのかな?
まぁ、いっか
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。