デート・ア・グリムノーツ   作:☆桜椛★

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第9話とか……めどい

ウゥゥゥゥゥ!!ウゥゥゥゥゥ!!ウゥゥゥゥゥ!!

 

「うるさい……ウザい……しんどい……眠い」

 

 

ロリコン犯罪者を追い払って、よしのんとお菓子を食べながらゲームして遊んだ日から2日経ったある日。最近あまり聞かなかったあのウザいサイレンがまた鳴り出した。せっかく気持ち良く寝てたのに……クソ。

 

 

ウゥゥゥゥゥ!!ウゥゥゥゥゥ!!ウゥゥゥゥゥ!!

 

「はぁ……お菓子食べよ」

 

 

私は小さく溜息を吐くと、お菓子が入った買い物袋の中から大っきなペロペロキャンディを取り出して舐め始めた。うん、甘くて美味しい♪

 

 

ドオォォォォォォン……!!!

 

「んぁ?」

 

 

なんかキャンディ舐めてたら外からまた爆発音がした。神社が少し揺れるくらいだから、結構近いのかな?少し気になった私は、ちょっとダルいけど布団から出て、襖を少し開けて外を見た。

 

 

「うっわ……今日も雨降ってるし。つーか、ここ最近毎日雨じゃん……ウザ」

 

 

ザーザー雨が降ってるのを見てウザく感じながら、私は襖の隙間から外の様子を伺う。外はまるでゴーストタウンみたいに人どころか車も走ってないけど、別に煙が上がってる訳でもないから、爆破テロとかじゃないのかな?

 

 

「それともここからじゃ見えないだけで、爆破地点は凄い事になってるとか?……ちょっと見てみたいけど、雨降ってるし、行くのめどいから別にいいや」

 

 

そう呟きながらぼんやりと灰色の雲に覆われた空を見上げてると、久々に見るあの痴女軍団が神社の上を通り過ぎてビルの向こう側まで飛んで行って、ここからじゃ見えないビルの向こう側に向かって銃を撃ち始めた。『また誰かが痴女軍団に襲われてるなぁ〜』って思っていると、痴女軍団が撃ってるビルの向こう側から空に向かって、小さくて見づらいけど、なんか見覚えのある緑色の人影が飛んで行くのが見えた。

 

 

「……つーか、よしのんじゃん」

 

 

嘘でしょ?なんであの子あの痴女軍団に襲われてるの?しかも空飛んでるし、結構な速さだし。一応私も本気出したらあれくらいなら出来るけど……めどいし、ダルいし、疲れるから絶対やんない。

 

 

ドガガガガガガガガガ!!!

ドガァァァン!!

 

「……ちょっと、アレ大丈夫なの?」

 

 

なんかよしのんメッチャ銃弾やミサイルに当たってる。ちょっと大丈夫か心配になったけど、一応ちゃんと飛べてるから問題なさそう。よしのんはそのまましばらくあの痴女軍団から逃げ回ると、神社から少し離れた建物……確かデパートだったかな?アレ。そこに逃げ込むのがギリギリ見えた。はぁ……説明するのちょーダルい。

 

 

(つーか、なんであの子反撃とかしないんだろ?精霊ならあの銃刀法違反精霊みたいな能力持ってそうだけど?)

 

 

もしかして争い事嫌いとか?パペットあるとウザいくらいテンション高いけど、なんかあの子が人に攻撃するイメージ湧かないし。だから反撃しないのかな?

 

はぁ……しょーがないなぁ。

 

 

「この世界に来て初めて一緒に遊んだ仲だし……ダルいし、かったるいけど、助けに行ってあげようかな」

 

 

私は拝殿から外に出て、よしのんが入って行ったデパートに向かって飛んで行った。あ、もちろんデパートの周りのビルの上から見張ってる痴女軍団に見つかるとめどいから、地面から少し足を浮かせた程度で、ダルい建物の陰を利用しながらデパートに向かった。

 

 

 

 

 

 

ちょー疲れたけど、なんとか痴女軍団に見つからずにデパートの中に入れた。ただ入口シャッター閉まってて、他の場所探すのめんどかったから、ダルいけどあのトランプが含まれてる紫色の光をぶつけて無理矢理開けたから、誰かが中に入った事はもうバレてると思う。中まで入って来ないのはラッキーだけど……めどい。

 

 

「さてと、入れたのはいいけど……よしのん何処にいるの?捜すのめんどいんだけど……」

 

 

私は辺りを見回してよしのんを探す。取り敢えずよしのんは屋上から中に入ってたから、吹き抜けになってる部分から疲れるけど一気に上の階に上がったけど、電気点いてなくて暗いから見えにくい……ウザい。

 

 

「………あ」

 

「へ?」

 

『おぅ?』

 

 

考えるのがめんどかったから、なんとなく子供が行きそうな場所って事でおもちゃ売り場を捜してみると、案外早く見つかった。でもなんでよしのんの側でロリコン犯罪者が尻餅ついてるの?

 

 

『おやぁ?誰かと思えばアリスちゃんじゃな〜い!こんな所で会うなんて、すっごい偶然だねぇ〜♪』

 

「……偶々よしのんが痴女軍団に襲われてるのを見たから、ダルいけど助けに来ただけ。……それより大丈夫?そこのロリコン犯罪者に何かされてない?」

 

「誰がロリコン犯罪者だ!!」

 

 

ロリコン犯罪者がなんか言ってるけどダルいから気にしない。つーか、そう言えばなんでこいつはここにいるの?あのサイレン鳴ったら町で人を痴女軍団以外見なくなるのに……まさか痴女軍団の仲間?でも銃とか持ってなさそう……あー、考えるのダルい。

 

 

『よしのんは全然大丈夫だよ〜!これでも精霊だからさぁ、見ての通り怪我もしてないよ!』

 

「……ならいい。あったら治すのダルくてめんどいし」

 

『そこは思ってても言わない方が良かったんじゃないの?』

 

 

だって私一応ヒーラーだけど治せるの自分限定だから、自分以外の回復は他のカオステラーに変身しないと出来ないんだもん。でも怪我がないなら良かった。あ、でも今外はあの痴女軍団に囲まれてるんだよね……めどい。

 

 

『あーでもキスはしちゃったかなぁ〜』

 

「………は?

 

 

私はゆっくりとロリコン犯罪者の方を見る。そしたらロリコン犯罪者はビクッ!って肩を震わせると汗をダラダラ流しながら視線を逸らした。どうやら本当みたい。

 

 

「………取り敢えずめどいから警察に行こうか」

 

「いやいやいや!ち、違うんだよ!誤解なんだ!」

 

「ふ〜〜ん……誤解ねぇ?じゃあ、なんであの子はあんなに怒ってるの?」

 

「………あの子?」

 

 

私が指を差した方を見てロリコン犯罪者は顔を青褪めた。実はめんどいから無視してたんだけど、私が来る前からずっとよしのんとロリコン犯罪者をなんか視線だけで殺せそうな目付きで睨んでるどっかの制服姿の銃刀法違反精霊がいるんだよね。しかも最初は2人だけだったのに私が来た途端、私にも睨んで来てる……ウザい。

 

 

「シドー……今、何をしていた?」

 

「と、十香……なんでここに?」

 

「あれだけ心配させておいて、女とイチャコラしているとは……何事かぁぁぁ!!

ズガァァァァァァァァン!!!

 

 

銃刀法違反精霊が床に足を打ち付けると、打ち付けた位置を中心に床が陥没した上に、蜘蛛の巣みたいに亀裂が入った。つーかあんな細い足の何処にこんな馬鹿力があるの?

私がそんな疑問を抱いていると、銃刀法違反精霊……もう無駄に長くてめんどいし、仕返し済ましたから普通に名前で呼ぼ。確か……十香ちゃんだっけ?彼女は黙って私達に近付いてくると、ロリコン犯罪者に視線を向けて、私とよしのんに向かって指を差した。

 

 

「シドー!お前の言っていた大事な用とは、この娘達に会う事だったのか!?」

 

「い、いや〜……それは……」

 

「……やっぱり浮気だったんだ。しかも彼女にバレてやんの……プププッ♪ダッサ」

 

「お願い!お願いだから!今はちょっと黙っててくれないかなぁ!?」

 

 

うっさい……だったら最初から彼女出来た時点でナンパとかしなかったらいいじゃん。後、こんな近くでそんな大きい声出すなっつーの……バーカ。

 

 

『へぇ〜?オネ〜サンとオニ〜サンはそ〜いう関係なのねぇ?』

 

 

するとさっきからずっと黙ってたよしのんが声を出して、パペットの顔に悪戯を思い付いた子供みたいな笑みを浮かべさせた。なんとなくだけど、めんどくさい予感がする。

 

 

『オネ〜サァン……え〜っと?』

 

「…十香だ」

 

『十香ちゃん悪いんだけど〜♪士道くん君に飽きちゃったみたいなんだよねぇ♪』

 

 

なんかよしのんが見掛けに寄らず結構凄い事言いだした。十香ちゃんとロリコン犯罪者はビックリして、ロリコン犯罪者は結構面白い顔してる。

 

 

『話を聞いてると、どうやら十香ちゃんとの約束すっぽかしてよしのん()の所に来ちゃったみたいじゃない?コレってもう、決定的じゃない?』

 

「お、お前何言ってムガッ!!?」

 

「シドー…少し黙っていろ」

 

 

うわぁ〜……十香ちゃんに口元掴まれたロリコン犯罪者がなんか死にそうになってる。十香ちゃんどんだけ力込めて掴んでるんだろ?それより何気によしのん私も巻き込んでる。めどいから巻き込まないで欲しいんだけど?

 

 

『いやぁ〜ごめんね〜?これもよしのん達が魅力的過ぎるのがいけないのよねぇ?別に十香ちゃんが悪いって言ってるわけじゃないのよぅ?たぁだぁ、十香ちゃんを捨ててよしのん達の下に走っちゃった士道くんを責めることもできないっていうかぁ♪』

 

「むがぁぁぁ!!うるさ〜い!黙れ黙れ黙れ!ダメなのだ!そんなのはダメなのだ〜!!」

 

『えぇ〜?駄目って言われてもねぇ?ほらほらぁ、士道くんもはっきり言ってあげなよぅ♪十香ちゃんはもういらない子だって』

 

「……ッ!わ、私はいらない子などではない!」

 

 

等々怒った十香ちゃんがパペットの胸ぐらを掴んで持ち上げた。パペットを取られた……えっと、少女は一瞬キョトンとしてたけど、次第に顔を蒼褪めて、目尻に涙を浮かべ始めた。

十香ちゃんはなんかパペットがホントに喋ってたと思ってるのか、パペットに向かって怒鳴ってる。パペットがホントに喋るわけないじゃん……バーカ。

 

 

「シドーが…シドーが私に、ここにいていいと言ってくれたのだ!それ以上の愚弄は許さんぞ!おい!なんとか言ったらどうだ!?話せ!」

 

 

胸ぐらを掴まれてグラグラ揺らされてる自分のパペットを見て、少女が今にも泣きそうな顔になり、レインコートのフードを深く被ると、ビクビク震えながら十香ちゃんに歩み寄って行った。十香ちゃんの方もそんな彼女に気付いて、パペットの胸ぐらを掴んだまま視線だけを少女に向けた。

 

 

「……?なんだ?私は今、こいつと」

 

「か…えして……ください」

 

 

少女はパペットを取り返そうと必死に手を伸ばしながらその場でピョンピョン飛び跳ねてるけど、身長差がありすぎて全然届いてない。つーか、もうそろそろウザいからいい加減にして欲しい。私だってずっとここに居たくないし、早く戻って布団の上でゴロゴロしながらお菓子食べたいし。

 

私は小さく溜め息を吐くと、めんどいけど2人の側に近寄って、少女の頭に手を置いて撫でながら十香ちゃんに話しかけた。はぁ……なんで私がこんな事しないといけないんだろ?……かったるい。

 

 

「ねぇ、そのウサギのパペット、この子に返してあげてくれない?泣かれるとめどいし」

 

「ッ!うるさいうるさい!私は今こいつと話をしているのだ!邪魔をするな!」

 

 

取り敢えずパペット返してくれるよう頼んでみたけど、十香ちゃんは全然聞く耳持たない。はぁ……ちょ〜めんどい。なんかいい方法ないかな?ぶっ飛ばしたらなんか今の十香ちゃんじゃ死んじゃいそうだし、ロリコン犯罪者に頼んでも絶対余計にややこしくなるだけだし。はぁ……めどいけど、しょ〜がないなぁ。

私は少女から少し離れて、私と十香ちゃんだけが中に入るくらいの大きさに凄くめどいけど調整した“わたしだけのせかい”をかなり弱めにして発動した。威力かなり弱めたから、世界の色が薄くて殆ど見えないけど、ちゃんと十香ちゃんは世界の中に入った。

 

 

「おい貴様!早くなんとか言ってみろ!なん……と……か………はぁ……もう疲れた……めんどくさいのだ」

 

 

私が作った小さな世界に入っている十香ちゃんは、さっきまでの怒り様が嘘みたいに凄く疲れた様な表情になって、パペットを掴んでた手もだらんと下ろしてその場に座り込んじゃった。

 

 

「ッ!?と、十香!?おい!十香に何をしたんだ!?」

 

「答えんのめんどいから自分で考えて……はい、パペット」

 

「ッ!よ、よし……のん!」

 

「もう調子に乗って怒らせないでよね……めどいから」

 

「は…いっ……!」

 

 

ダルいけど座り込んで動かない十香ちゃんからパペットを取り上げると、少女にめどいけど注意しながらパペットを返した。少女は返したパペットを左手に嵌ると、嬉しそうにパペットを抱き締めた。

 

 

「はぁ…これからどうしよう?……めんどくさい」




ちょっと切り方無理矢理過ぎましたかね?
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