スライムが三匹集まって、スライムタワーになった。
そこから戦いは始まる。
「《雷鳴刺斬》!」
放つ。
が、一撃目、二撃目は避けられ、三撃目は命中したものの掠っただけ。
殆どダメージは入っていない。
一瞬の硬直。
その隙にスライムタワーはオレに向かってヘッドバットを繰り出す!
「ぐあっ!」
当然オレは吹っ飛ばされる。
ダメージは大きい。
「………ッ!」
だけど何とか立ち上がって、何とか攻撃を加える。
だが、それはなんとも弱々しい軌道を描き………。
スライムタワーの防御により容易く受け止められた。
「く、っそ!」
後ろに下がるが、鎌の重さでよろける。
「あっ、」
そのまま尻餅をついてしまう。
その後は攻撃されて。
からくも鎌で防ぐ。
そして、尻餅をついた態勢のままから短い刃を叩きつける。
僅かに切り裂いたのか、若干スライムタワーに切り傷が生まれる。
それは前の時と同じように治ってしまうかと思い、事実その通り治った。
「クッソ!」
悪態を吐きながらオレは立ち、もう一度駆け出す。
そして思い付きの技を試す。
「《死神》ィ!」
オレは神速でスライムタワーの後ろに回り、鎌を振り抜く。
それはスライムタワーを持ってしても防げず、
スライムタワーをバラバラに引き裂いた。
***
………やった、のか?
数秒経つ。
が、スライムタワーが起き上がってくることは………あった。
〜スライムタワーが起き上がって仲間にして欲しそうにこちらを見ている〜
「ピッキー!」
思わず鎌を構えたが、一向にスライムタワーが攻撃してくる気配はない。
そして、オレはオレがつけている指輪が発光している事に気付いた。
………まさか、仲間になったのか?
「………えっと、スライムタワー?」
「ピッキ?」
あ、仲間になったわ。
これ。
〜スライムタワーが仲間になった!〜
………まあ、戦力が増えたのは大歓迎だな。
予想外ではあったけど。
と、スライムタワーが光になり、指輪に吸い込まれていった。
………うん、これで大丈夫。
にしても、さっきの技………。
よく発動したな。
まあ、後で練習しよう。
そしてその後、そこら辺にいるモンスターに対して《死神》を使い続け………とは行かずに、MP切れで直ぐに発動できなくなった。
正直言って《死神》が生命線だった為、直ぐに死んだ。
***
死神の練習は、少しでも早く動けるようにする事だ。
やはりこの世界の体は便利だ。
どういう風に動かしたいか思うだけで動ける。
いや、自分も動かなきゃいけないんだけど、それに補正というか、思うように動けるようになってるのだ。
勿論訓練しなきゃいけないし、完全に思うように動けるわけじゃない。
けど、ある程度は簡単に出来るというか………。
少なくとも一定ラインまでは思うように動けるのだ。
これのおかげで歩術『神速』が完成した。
そしてこれで相手の後ろに回り込んで、後ろから斬りつける。
これが《死神》。
それになんでMPを使う理由は。
MP、つまり魔力を放出して鎌を加速させているから。
でも、それをやると直ぐにMPが切れてしまうから、移動だけにしている。
………本当にどうやって移動してるんだろ。
主人公が転移する場所です。主人公が仲間になるタイミングもかかっています。
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プチャラオ村
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クレイモラン城下町
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ドゥルダ卿
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過去のユグノア城