賢者の孫Bが現れた!   作:何処でも行方不明

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Prolog ただフレアボムりたいだけだった。と供述しており……

全身に広がる力を指先に集中させる。

イメージするのは燃える炎。

ただ、イメージするだけでは足りない。

想像力不足とかじゃないが、シンドいものがある。

だから声に出す。

 

「火!」

 

すると火球が人差し指の先に現れた。

ようやくここまでこれた……

次のワードは……試しに……

 

「火!火!」

 

中指、薬指にも同様の現象が起こった。

これなら……

 

「火!火!」

 

よし!予想通りに親指、小指にも火球ができた!

威力はまだまだだけど……これで……

 

フィンガーフレアボムズが撃てる!

 

「斉射!」

 

五本の指から発射された火球は威力こそ片手で出す時より劣るが数が多い。片手の8割前後が5個。つまり単純計算で火力4倍!

やっとここまでたどり着けた……

 

と、少し自己紹介でもしよう。

僕の名前は〘黒木 飛遊馬〙

いわゆる神様転生者だ。

死因は……テロに巻き込まれて死亡。厳密には爆発して崩壊した建物の下敷きになって圧死かな。多分。

神様と遭遇したんだけどさ……

人型とか期待してたんだけど、光みたいなのに遭遇した。

ちなみに、転生特典とかは選べなかった。

一番くじみたいなのひかされたよ。

3回引けるみたいで

 

1回目

〘魔法の才能(チート級)〙

ものすごくありきたりな特典だ。

まあ、わかりやすくていいのかな?

2回目

〘モーグリ(13-2仕様)〙

13-2モグなら投げてもいいし、武器に変えたりできるやつじゃなかったか?

とりあえず最後のは……

〘モーグリ(12仕様)〙

またお前かァァァ!!

なに?転生特典はペット率高いの!?

見た目両方とも普通のモーグリと違う部分あるんだけど……12の方に関しては頭のポンポンしかモーグリ要素ないんじゃなかった?

しかも、その時に神様は小声で「E賞2つか」

とか言ってたんだけど!?

 

とにかく、そんな特典を得た僕は才能だけあっても仕方ないので色々と魔法の特訓みたいなのをしている。

ちなみにモーグリは……

 

「ヒューマ!お腹すいたクポ!」

 

「( ˘ω˘ ) スヤァ…」

 

普通にペットみたいな感じで共同生活してます。

 

「なら、さっさと武器になってよ。今日はまだ狩りに行ってないんだし」

 

「備蓄はまだまだあるクポ」

 

「食べる予定の分は先に確保しておくの。その方が安心して食べられる」

 

「冷凍肉は飽きたクポ!」

 

「ライツは文句が多いな……ヴェルフは文句とか言わないけど?」

 

「ヴェルフはいつも寝てるだけクポ!」

 

「いいから狩りに行くよ」

 

ライツ……13-2の方のモーグリを連れてこの場をあとにする。ちなみにヴェルフは12の方。

ライツは原作通り?の性格なんだけど、ヴェルフの方はどのモーグリかわからない。いつも僕の服についてるフードの中で寝てる。

それはさておき。

狩りに出ることにした。

5歳ほどからこの世界にいた。それ以前の記憶は全く覚えていない。

今はおそらく8歳ほど。

鳥や猪を狩り、野草や川の水などで日々を食いつないでいる。

けれど、その日。

転生してから初めて人間と出会った。

 

「………」

 

「君は……誰?」

 

それは僕と同い年ぐらいの黒髪の少年だった。

 

※※※

 

「君は……誰?」

 

俺の目の前には真っ赤な瞳と薄紅色の髪を持つ同い年ぐらいの男の子がいた。

そいつの服装はあちこちが擦り切れたフード付きのハーフマントとマントと同じようにボロボロになっている上下とも黒色の服だ。フードの中にはネズミのような生物が入っている。手には赤色がメインになっているメカメカしい剣が握られている。

 

「……僕はヒューマ。とりあえず、ここの森にうまれてからずっと暮らしいている。君は?」

 

「俺はシン。シン=ウォルフォード。俺もこの森に住んでるんだ。君、親は?」

 

「いないよ。家族なら……ライツとヴェルフだけだね」

 

「ライツ?ヴェルフ?」

 

そういうとソイツはフードの中にいるネズミを指さした。

 

「こっちがヴェルフで……」

 

その瞬間、ソイツがもっていた剣からポンッ!という音と共にピンク色の煙が発生した。

煙が晴れるとそこには白い何かがいた。

……たしかファイナルファンタジーのモーグリだったっけ?

まさかゲーム世界の生物を見ることになるなんて……

 

「それでライツ」

 

「クポ!」

 

「うお!喋った!」

 

「ヴェルフも喋るよ……いつも寝てるけど」

 

「_(ˇωˇ」∠)_ スヤァ…」

 

「……寝息が聞こえたな」

 

「それじゃ僕はこれで。縁があったらまた会うと思うし」

 

そう言ってヒューマは再び武器に戻ったライツを持って来た道を一瞬で戻って行った。

……足速すぎないですか?

 

俺は帰ったあとにヒューマの事をじいちゃんに話した。

 

「ヒューマ……そんな子が……」

 

「ずっとこの森で暮らしている感じだった。じいちゃん何か知らない?」

 

「わしは……何も知らん。ただ、ふと魔物を感知してもすぐに消え去ることが多々あった。若しかすると……」

 

「ヒューマが倒した可能性があるってこと?」

 

「もしそうだとすれば……すぐに保護した方がいいかも知れん」

 

※※※

 

「……どちら様で?」

 

朝、いつものように狩りに行こうとしたら昨日会ったシンと白髪のお爺さんと遭遇した。

 

「わしはマーリン=ウォルフォード。君が昨日シンに会ったヒューマくんじゃな」

 

「そうですが……」

 

「一度、わしに君の魔法を見せてくれんか?」

 

「……それぐらいでしたら。今から狩りにいくので軽く……一から五、炎」

 

僕は手を構え早口にそういう。ライツとヴェルフ以外に魔法を見られるのは初めてだから若干の緊張を感じる。

気にしてないけど。

僕が炎と唱えると一気に魔法陣が5つ展開。そうして生まれた火球は圧縮され指先に小さな火の玉として現れる。

 

「これは……」

 

「マジか……俺よりすごい……」

 

「対象索敵、斉射」

 

魔力を無駄にすることはないので索敵魔法のようなものを用いて五体の鹿をロックオン。いい感じに火あぶりにするために火球を発射した。

キィィィンという風を切る音と着弾する音が響いた。

 

「ざっとこんなものです。じゃあ、焼き加減を見に行きますのでしばしお待ちを」

 

足先から風の魔法を炸裂させ一気に加速する。

この速度ならすぐに元に戻れる。

ロックオンしたのは鹿の群れだし。

 

※※※

 

「……じいちゃん、あいつすごいな」

 

「………」

 

「じいちゃん?」

 

その日、俺の家族にヒューマが加わることになった。

ヒロイン決まってないんです。というわけで(どういうわけだというツッコミはなしで)アンケート取りたいと思います。

  • ヒロインはマリア
  • ならばエリー
  • それじゃあアリス
  • 暴走少女リンで
  • ほうm(ゴキャなユーリ
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