賢者の孫Bが現れた!   作:何処でも行方不明

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チート✖️チート=どうしてこうなった?

って感じになりました。頭を空にして読んでください。


1.これが余のメラだ、とも言っており……

僕がマーリンさんの養子に入ってから数年後。

僕とシンは15歳になった。厳密に言うとシンは明日で15だけど。

今日は卒業試験という名目で荒野に来ている。

なんでも魔法をどれくらい扱えるようになったか見てみるとのこと。

僕とシンはお互いしか同年代の人間を知らない。

そのため、同年代がどのくらい魔法を使えるかはわからない。

シンの魔法も僕の魔法も、マーリンさん……おじいちゃんとおばあちゃんの言葉を聞く限りは同年代とはかけ離れたほど魔法に通じてるとのこと。

…まあ、さすがに同い年の時のおじいちゃんよりすごいなんてことはないだろう。

多分……

 

「では、ヒューマから見せてくれんか?」

 

「うん」

 

「ヒューマ、やったるクポ!」

 

「_( _ ´⚰︎` )_スヤァ」

 

ライツとヴェルフの応援を受けながら魔法を起動させる。

僕は無詠唱で魔法を使えない。マルチタスクを行う癖があり、色んなことを常に同時に処理してしまうので変な魔法が起動しないようにイメージだけで起動させないようにしている。その代わり、放つのはイメージがしやすい一単語だけ。それだけで充分だけど。

 

「一から七、火炎、八、九、爆発、十、補助」

 

前世であったドラクエで言うと右手の指全部と左指二本はメラゾーマ、左中指と左薬指はイオナズン、残った左小指で他の魔法の効力の補助を行っている。近いものでいうとATLASゲーのコンセントレイトかな?

僕がフィンガーフレアボムズを撃つために上手くなった魔法のマルチタスク。ちなみに直視すると目が焼けるかもしれないので僕のメガネはおばあちゃんにいってもらって閃光遮断の効果を付与された魔道具になっている。度は入ってない。

 

「擬似太陽……作成完了」

 

その全てをひとつに束ね、小さな太陽を作成する。

太陽は表面が燃え続ける星。核をイオ系で形成し、その周りを炎で覆い似たような状況を再現し、その力を補助魔法で制御する。メドローアみたいな感じかな。

ちなみにこれをしたいがためにフィンガーフレアボムズを極めちゃったりした。イオ系で核を作ったのは爆裂させるため。

今思えば、メドローアは熱の無で敵を消滅させる呪文だから違うか。

 

「なにか恐ろしい単語聞こえたんじゃが」

 

「驚くのは早いぞ、じいちゃん」

 

「発射」

 

二人の声を背に擬似太陽を発射する。ひとつひとつ声に出すのは順序つけないと色々とやばいからだ。

 

「擬似太陽爆裂まで10秒。一から六、氷雪、七から十、鉄化。斉射」

 

6個のマヒャドで作成した氷の壁にアストロンを施す感じ。絶対防御……まあ、イメージは魔法限定の無効化なんだけどね。それを便宜上【鉄化】って言ってるだけ。

鉄の要塞が出来上がった頃に擬似太陽が爆裂した。

ゴォォォォォォォ

という音が辺りに響く。空が飲み込まれ、鉄の要塞に爆裂している擬似太陽が接する。

鉄の要塞は擬似太陽を触れた面だけ無効化し続ける。

そして、擬似太陽が消え失せた。

鉄の要塞のおかげで周りの被害はほとんどなし。

今思えば一番似てるのは似ているのはFateの【破壊神の手翳(パーシュパタ)】な気がしてきた。

バタフライエフェクト?そんなことは頭悪いから考えられないかな。

 

「僕の方はこんな感じ。どうかな、おじいちゃん」

 

「………」

 

「おじいちゃん?おーい?」

 

おじいちゃんが黙りこくっているので目の前で手を振ってみる。……ああ、これはやりすぎた。そんなパターンだ。

僕の魔法の大多数は便利なものと僕が使いたい魔法だ。

そのため、中二的なロマン満載な技が多い。フィンガーフレアボムズとかさっきの擬似太陽のやつとかね。

結果的にロマンを再現するためにカスみたいな威力になるか馬鹿でかい威力になるの二極化している。

はっきり言ってしまうと、擬似太陽爆裂は威力だけでいうとこのすばの【エクスプロージョン】を軽く超えてしまう。そして、鉄の要塞のやつ。あれも広域を絶対魔法防御の壁で覆ってしまう。遠距離戦の常套手段の魔法を完全に防いでしまうのを作れるとなると戦略兵器もいいところ。この世界の魔法がこんなのばっかりだといいけど、そんなわけはない。そんな世界だとおじいちゃんは固まらないと思う。

 

「ヒューマ、じいちゃんどう?」

 

「フリーズしてる。どうする?」

 

おじいちゃんはその後、2分後ぐらいに目を覚ましました。

 

※※※

 

「じゃあ俺の番だな」

 

おじいちゃんはとりあえずシンも見てから決めると言った。……多分、シンもやりすぎるんだろうな。

 

「ヒューマがアレをしてたから……俺はこうしようかな?」

 

シンは片手をかかげ十八番の青い炎を何個も作成した。

そして、それを片手に集中させる。

バチッと音が炸裂した。

熱を持ちすぎてプラズマ化してるよ……

炎が雷みたいになってる……

それが無造作に放たれる。

放たれたあとは筒状に地面がえぐれていた。

溶けたんだろうね。多分。

僕のが全体攻撃ならシンのは単体攻撃。

まあ、両方とも馬鹿な威力だと思いますです。はい。

おじいちゃんは……案の定フリーズしてます。

ちなみにシンの方が実用性は高い。

破壊力なら僕の方が高いけどね。それに、二人ともそれぞれから教えもらえばその呪文を覚えてしまえる。

実際、僕は難易度が高いらしい索敵魔法は本能的に我流で使ってたし……

まあ、この話はこれくらい。

おじいちゃんの気付をしないと……

 

※※※

 

あのあと、無事におじいちゃんから合格を貰った。

一日が経ち、15歳になった僕達はこの世界では成人となる。

そのため、自立することになる。生まれてから僕はこの森から出たことないけど……ジーク兄やクリス姉の言う通りならハンターとかすればとりあえず食いつなぐことはできそう。それか、お金がかからないから魔法学校や騎士学校に通うのも手。

まあ、そういうのは考えるのはあとにして今はシンの誕生パーティの準備。

おじいちゃん、おばあちゃんたちとせかせかと準備をしている。ちなみに、主役のシンはミッシェル先生との訓練中。僕は準備があるので訓練は先に始めて先に終わらせてもらった。

 

「ヒューマや」

 

「どうしたのおばあちゃん?」

 

「シンにはパーティの席で聞くつもりだけど……ヒューマは成人したらどうするつもりだい?」

 

成人したら……ね。

なにをしたいっていうのは漠然としかない。さっきも考えてたけど……

 

「おじいちゃんから常識を教えてもらってないし……」

 

「……いまなんて?」

 

「おじいちゃんから常識を教えてもらってない」

 

「あのボケジジイ……」

 

「あはは……僕らが気にしなかったのが問題だと思うけど……僕は常識をディスおじさんたちから聞いたぶんしかわかってないからね……」

 

だからかぎりある情報からしか推測できないんだよね……シンは全くその辺知らないと思うし……

 

「とりあえず、魔物ハンターかなにかで食いつなぐつもりではあるよ?」

 

「昔の暮らしに逆戻り……大丈夫かい?」

 

「うん、昔と違って大物も狩れるようになってるし……数年間続けたら一軒家くらい買えるようになると思うよ。家がない間は前みたい野生児に戻るけど……ライツとヴェルフがいるし寂しくはないし。慣れっこだからね」

 

「この子はまあ、立派に育って……」

 

そんな話をしてるとクリス姉が首を突っ込んできた。

 

「行く宛がないなら各種学校に通うのはどうだ?」

 

「それも考えたんだけど……魔法はおじいちゃんから。体術と剣術はミッシェル先生から教わってるから教わることないと思うんだ」

 

「さすがに知らないようだな。学校を卒業すると卒業時の成績によっては衛士などになれるぞ」

 

「あ……そういえばそうか……ありがとうクリス姉」

 

「それならぜひ騎士養成士官学校の入試を受けたらどうだ?」

 

「いや、ヒューマには高等魔法学院に入ってもらう。ヒューマは魔法の方が剣より好きだよな?」

 

「うん、まあ……」

 

「なら高等魔法学院に入れ。お前が知らない魔法と触れられるかもしれないぞ」

 

そこにジーク兄も入ってくる。……クリス姉とジーク兄は犬猿の仲というやつなのにどうしてか二人とも何故か同じところにいることが多い気がする。

きらいきらいもスキのうちってやつなのかな?

 

「確か、両学校とも授業料とかないんだっけ?」

 

「ああ、そうだ。平民も貴族も平等に通えるための処置だな」

 

「なら学校に行くのもいいかも……でも騎士学校は……僕は狩人の自覚はあるけど騎士かと言われると……うーん……」

 

「ほら、3人とも。話ごとはいいが後にしな。そろそろ準備を再開しないと間に合わないよ」

 

「わかったよ、おばあちゃん。ジーク兄、クリス姉あとで詳しく聞かせてね」

 

※※※

 

おばあちゃんと少し将来設計についての話をした数十分後。

僕らは昨日、擬似太陽とプラズマを炸裂させた荒野に来ていた。

僕からの事前情報により常識を全く知らない僕とシンに対しおばあちゃんやディスおじさん、トムおじさんやクリス姉とジーク兄により僕達二人の魔法が見たいとのことで、そのお披露目だ。

おじいちゃんですらフリーズしてたから結果は目に見えてるけど……

あと、荒野への移動はシンが開発した【ゲート】っていう魔法を使っている。空間と空間をつなぐ門を作りそれをくぐることで移動する魔法。どこでもドアの魔法版みたいな感じかな。ドラクエのルーラと同じで行ったことのある場所にしか開通してないけど。

 

「ヒューマ、久々に思いっきりやらないか?」

 

「うーん……じゃあ、そうしようか。一から十、閃光」

 

シンの提案に乗っかった僕は両手に10個の光の玉を作成した。一つ一つがギガデイン級。それをひとつにまとめ、片手に。

それでビームを放つ。

圧縮された光の粒子で対象を飲み込む感じ。近しいのでいうとドラゴンボールの【かめはめ波】やリリなのの【ディバインバスター】みたいな感じかな。

それを僕が得意とする遠隔起動させた魔法反射障壁……つまりはマホカンタで軌道を空に移す。空にいくつもの遠隔起動を起こし今1度僕に向かわせる。

そのビームをシンが割り込み魔力障壁にアストロンを施した対魔法特化障壁で霧散させた。

おばあちゃんたちからの要望は僕たちが使えるすべての魔法をみたいとの事なので、これから先も僕とシンによる魔法合戦は続いた。ライツを武器にし魔法を纏わしFFの魔法剣のようなことをしたり、ひとつの魔法を放ち、反射と加速を繰り返し音速を有に超えた魔法を放ったり色々した。

極めつけは僕とシンの合わせ技。

僕が擬似太陽を作成し、その衝撃をシンが光を含めすべて収束。ひとつの恒星のエネルギーがそのまますべて破壊に費やされた感じ。空に向かって放ったけど、この星の衛星とかに当たってないことを祈る。

 

なお、この魔法合戦でおじいちゃんはおばあちゃんに締め上げられて、ディスおじさんたちの感想は一概に「非道い」だった。唯一普通にしてたのは昨日体験したおじいちゃんといつも一緒にいるライツとヴェルフだけだったりする。

 

「そんなに驚くことなのか?」

 

「……昨日おじいちゃんが固まった時点で想定しときなよ」

 

「ライツたちに取っては見慣れた光景クポ!」

 

「スヤァ('、3_ヽ)_」

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