《不定期更新》男性アイドルは超満員の中音楽なしで一人歌うことができるだろうか   作:星燕

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どうも、星燕です。

続くかもとか言いながら昨日の勢いに任せて書いちゃいました。

毎回毎回文章量が少なくて面白みもないかもしれません…

ついでに日常回のネタもありません。
ネタ提供やアドバイスこんな話が読みたいなどなど…
感想欄はどうぞ。
作者は評価や感想が来ると嬉しくなってしまう様です。

それでは、どうぞ。


アイツ、アイドル始めるってよ。

今世間ではかつてないほどのガールズバンド時代が来ている。見目麗しい少女たちが、自分たちの音楽を観客にぶつける。ギターで、ベースで、ドラムで、キーボードで…それぞれの形で音を紡いでいく。

 

だが、ガールズバンドが大流行しているからといってその他の形の音楽がなくなるわけでは勿論ない。普通のバンドもシンガーソングライターもロックンローラーも男性アイドルだっているわけだ。

 

 

いつの時代も男性アイドルは社会現象を巻き起こす。新人がとてつもなく売れたり、そこそこの人が売れなくなったり、ベテランがまだまだ伸びている一方突然の引退発表や解散発表、活動休止まで様々だが、とにかく社会を動かし得る存在なのだ。

 

勿論、動かし得るというだけでみんながみんな、と言うわけではないしアイドル以外がこの国の音楽の歴史を積み上げているのだって確かな事実である。

 

 

話が逸れた。まぁ、この国におけるアイドルという立ち位置は当人たちが思うよりも確実に上がってきているし、それが下がるなんてことは無いだろう。無いことを祈る。無いといいなぁ。

 

結論から言えば、俺もそのアイドルの一人だ。

 

なにも特別な事などない。ただ金髪の女子が事務所に履歴書を送ったりカラオケで歌っているのを事務所に送ったり、俺の特技をことごとく動画に撮って事務所に送ったりしただけである。

 

 

あれ?俺って被害者?

 

そうだよね。俺別にアイドルになりたいわけじゃないもん。なんならピアノとギターとベースとDJ誘って五人版のセカオワ目指したいもん。

 

いやまじでほんとなんなんかな。夢を折られた感じがする

 

 

「…と…。…ん…。は…さん。」

 

あー…歌って踊ってバラエティで特技披露して。やだなぁ。歌って歌ってバラエティでも歌を披露するバンドマンかアーティストになりたいなぁ。

 

「はる…!…とさ…!」

 

なんなら俺もうセカオワさんの曲なら全部歌えるしアレンジ入れられるよ?

ほんと悲しくてしょうがない。

 

「啓斗さん!聞いてますか!?」

 

「ん?あぁ悪い聞いてなかった。」

 

「はぁ!?ふざけてんの?契約の話してんだけど!?」

 

この人は担当の瀧本さん。女の人だよ。

 

「いいですか?今回の契約にはご両親からの了承をいただいて勝手にこちらで進めてしまった事を謝らせていただきます。その上で、お願いします。うちの所属として()()()()()()()()()()として歌って欲しいんです。」

 

ん?おや?おやおや?

これは一体どういうことだ?

 

「えっと、ここってアイドル事務所で、事前に聞いてたお話も男性アイドルとしてって…勿論アイドルなんて自分からはやらないですが。」

 

「では、詳しくお話しさせていただきます。うちの事務所に所属しているパスパレはご存知ですか?」

 

「えぇ。よくテレビで見かけますよ。」

 

パスパレというのは最近売り出し中のアイドルグループで、メンバーは白鷺千聖、丸山彩に大和麻耶、若宮イヴと氷川日菜の五人組。だがそのグループは確か…

 

「そのパスパレが以前ライブで問題を起こしたのですが…」

 

「ええ。見たニュースも最近はほとんどそれですし、知ってますよ。」

 

 

「そのイメージを払拭するために、パスパレと対を成す男性アイドルを売り出すことにしたのです。」

 

「要するに俺にはパスパレの踏み台になれ、お前はパスパレが人気を取り戻すための道具でしかない…と?」

 

「極端かつ端的に言えば、その通りです。ですが、それだけの理由で決めたわけではありません。」

 

この人は話の誘導や間とか焦らし方がとてもうまいと思う。どんどんその気にさせられている。

 

「このアイドルの選考基準は先ほども言った通り『パスパレと対になる』という点です。」

 

「え、それってイヴさんのブシドーが騎士道的なそういう事ですか?」

 

沈黙。

 

 

え、まって。冗談だったんだけど?なんでそんな顔してんの?『なぜ分かった!?』の顔要らんから。やめろ。やめて。お願い。

 

「まぁ、貴方になってしまったからこんなものは考えてないんですけどね。あ、これ重要機密だった、、。まぁいいか。」

 

「おい、そんな適当でいいのか。」

 

「ある程度手を抜かないと後からしんどいですから。ハイ。」

 

苦労してるんだなぁ。

なんて他人事のように考える。

というか今更だけど両親承諾済みとか外堀埋まっとるじゃん?積んでるじゃん?自陣の王の周りは敵陣の駒ばかりでした。四面楚歌です。タスケテ。

 

「ですが、先ほども言った通りあなた方にはカバーアイドルとして、あとは声優などとしても活動して欲しいのです。と、いうのも今までいた専属の作詞家や依頼をしていた作詞家の人達がほとんど離れてしまって、今はあまり新曲を出すということが難しいのです。」

 

「現実突きつけますよね。」

 

「ええ。まぁ、そんなわけでやって貰いたいんですよ。」

 

「お願いじゃないですよね。外堀埋まってますもんね。逃げ道なんてないですもんね。挙句部屋の外に一、二…めちゃくちゃ居ますもんね。なんならピンクと水色の髪見えてますから。」

 

ドアの真ん中にあるあのー…モザイクっぽく見える小窓みたいなやつから。色がね。

 

「ちょっと!彩ちゃん見つかってるよ!」

 

「うぇ!?で、でも日菜ちゃんも見つかってるもん!」

 

「ちょっと二人とも落ち着いて…」

 

「日菜さんも彩さんも大きな声を出すと…」

 

「ブシドーですね!」

 

ドドドドドン

カラフルな頭をした五人がお部屋に倒れこんできたよ

パスパレ全員集合っぽ。

 

「じゃ、ねーよ!え、なに?なんなのこれ?新手のドッキリ?やめて!人間不信になるからやめて!?」

 

「あははー、君面白いね!るんっ!ときたよ!」

 

「これがあの音源の人かー。歌が上手くて楽器も出来て見た目も良いなんて…天は二物を与えずって本当に疑わしいよね。」

 

「彩さんも歌は上手じゃないですか。自分はあまり得意ではないのでお二人とも尊敬しますよ!」

 

「えへへ…そんなに褒められると照れちゃうな。」

 

「……。」

 

 

よし、よーし。

大丈夫だ。俺の予想外のことがもう二、三個起きた。なにが来ても驚かないぞ。

 

 

「それではハルトさん。」

 

「はい?」

 

「歌ってください。」

 

「ゑ?」

 

「「「私も聴きたーい(です)!」」」

 

おいカラフル三人組コラ。初対面の相手にずいぶん馴れ馴れしいですね、女子高生ですかこのやろう。

 

あ、女子高生だわ。女子高生怖いわ。

 

「という事ですのでこれからバラエティー番組に出てもらいます。なーに、自己紹介と所属…この事務所の名前を言って歌うだけですよ!かんたんでしょ?」

 

本当に怖いのは瀧本さんだった。

なんだろう、この言い表せない怖さ。

バラエティーでしょ?え、ヤダヤダ。

黒歴史になる。というかそういうのってよくクラスの女子が見てるやつでしょヤダヤダ。

 

「イヤです。」

「ダメです。」

 

「「…………。」」

 

「そんな急に言われても、ねぇ?」

 

「そのバラエティーは注目のアーティストという事で貴方を紹介します。貴方()()を。この意味がわかりますか?」

 

顔が青ざめるのがわかる。全身の血が移動を停止したのかと思うほど体温と血圧が下がった。緊張感が、一段階上に上がる。

 

「ちなみにパーソナリティはSEKAI NO OWARIの皆さんです。」

 

「行きます。」

 

「変わり身早くないっすか?」

 

「甘い、甘いぜ。俺はセカオワさんに会うためなら自分のプライベートぐらい捨てていいと思っている。」

 

「そ、そうなのね…」

 

よし行こう、さぁ行こう、今すぐ行こう。




9時に予約投稿したはずなのになぁ…おかしいなぁ。

前書きでも書いた通りいろいろお待ちしてます。
お待ちしてます(迫真

ヒロイン総選挙in令和元年・夏

  • 千聖こそ正妻
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  • 紗夜さん愛してます
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