《不定期更新》男性アイドルは超満員の中音楽なしで一人歌うことができるだろうか 作:星燕
お泊まり会だと思ったか?
ごめんなさい書けませんでした。
リサのお母さんってどんなキャラだろう。そもそもリサってどんなキャラだろう。あれ?啓斗くんって誰だっけ?
そんな感じです。
なに!?お泊まり会ってイベントあるんでしょ!?どんなイベント!?教えてみなさん!
「よし、これでいこうと思います。どうですかね瀧本さん。」
向かい側に座る瀧本さんに問いかける。色好い反応がもらえるといいのだが…
「うん、いいと思うよ。最近伸びてるガールズバンド五組とのカップリング。それぞれ三曲ずつでCDも個別に販売。それぞれに必ず入るのがデュエット曲。うん、いいね。啓斗くんうちの企画担当課に来ない?」
「ええ、行きません。」
「んー、フラれちゃったかー。」
よかった。プロの人からお墨付きだ。あとは保護者会(仮称)のSNSグループのチャットにこの企画の詳細をぶち込めば。
「来たっ!全グループOKだそうです!」
「わぁお、はっやいねぇ。」
「最初はどのグループからにします?」
「やっぱり同じ事務所だしパスパレ…って言いたいんだけど今日は三人がお仕事してるから無理なんだなぁ、これが。」
「じゃあ、CiRCLEで探す感じですかね?」
「そうなるね…そうなるね!」
なぜ二回?いや、なぜ二回!?
「気分かな。」
「アッ、ハイ。」
なんでみんなサラッと心読んで来るんですかね。下手なこと考えられないなぁ。特にまりなさんと瀧本さんと千聖の前で歳やら何やらの話をした瞬間…
「啓斗くん?何か話したそうだね。
「すみませんでした。」
さて、逃げるか(迫真)目指すはCiRCLE。車で追ってくる相手から逃げきれるかな。いや、無理だよ(反語)。
「帰ってきたらお話ししようね!」
あゝ、俺は無事に帰れるのだろうか。
「って訳で練習見てていい?」
「別に構わないわ。紗夜もいいわね?」
「ええ、大丈夫です。」
ああ、優しい友希那と紗夜が天使に見える。あれ、俺は死んだのか?そうだよな。生きてて天使が見えるわけがな
「はるとおにーちゃん!」
「あべしっ!?」
説明しよう。あこちゃんが突っ込んできた。明らかに人が人に向かって行っちゃいけないスピードで来た。お陰で俺のみぞおちがスパーキングしてる。
「あこちゃん…こんにちわ。」
「この前のお手紙見て来てくれたの?」
この前のお手紙。はて、なんのことだろうか。思い当たるのは何個かある。まず最初はライブの時のファンレター。しかし、知り合いからのファンレターはこころとまりなさん以外はなかったはずだ。次に思い当たるのはラジオのお便り。たしかこころと…なんとか大魔王って人から…あ、これか。てかこころ手紙出しすぎかよ。
「あ、ラジオのお便りね。ごめんね、今日は違うやつなんだ。」
「そっか…そうだよね、忙しいもんね。」
「まかせろ。ボーカルでもギタリストでもベーシストでもピアニストもドラマーもみんなまとめてかかってこいや。」
専門的な知識?音楽的な才能?知るかよ。あこちゃんは可愛い。あこちゃんにお願いされた。あこちゃんがしょぼくれていた。ならばやることは一つ。今日から俺がコーチだ(違う
「ギターは私が教えていたと記憶していますが?」
「あ、あの…私は大丈夫、というか…」
「啓斗はベース弾けるんだっけ?ちょっと弾いてみてよ!」
「あ、皆さんすみませんでした。紗夜さんはギター教えてください。日菜が感覚型過ぎてついていけません。」
「「「あぁ。」」」
分かってくれる人がいる。それがこれほど幸せだとは思わなかった。もう日菜とかこころとか香澄とかモカとかやばいんだよ。たまに本当に同じ言語を使っているのか不安になる時がある。モカはまだわかるよ。未だにツグるの用法の広さには驚かされ続けてるけれども。
問題は後の三人だ。るんっ!とか。ばーんっ!とか。キラキラ!とか。ちなみに同じ場所に三人を置くと擬音だけで会話が成立する。その記録のログを見た俺と蘭、紗夜さん、有咲、美咲は見終わった後に誰も何も言わずに静かに解散した。
なぜかって?怖かったからだよ(迫真)
ともかくだ。俺は友希那にアドバイスをしなければならない。
「友希那、ちょっと歌って…なぁリサ?あれなんだ。」
「んー?あれ?友希那が行き詰まったり煮詰まったりブランクに入ると周りに物を置いて寝るんだよねー。今回はスラムダンクを一冊一冊並べたみたいだね〜。」
「やっぱロゼリアは分からん。」
何だその謎の宗教は。あ、でもあの友希那可愛いな。写真撮っとこ。
「その写真あとで送ってね。」
「任せとけ。」
なるほど、リサも抜け目ないな。さすが友希那の幼馴染。
そのリサが小声で話しかけてくる。
「啓斗?この前ラジオでいろんな声が出せるって言ってたじゃん?」
「ええ、まぁ。」
「犬とか猫もできる?」
「ええ…やったことないから分かりません。」
「ふっ!我が時の揺らぎをもって…もって…そういう時は催眠術だよ!」
あらあこちゃん。なるほど、時の揺らぎってのは懐中時計を揺らすアレか。なんか色んなのでやるよな。時計とか五円玉とか。
「なるほど。んじゃああこちゃん催眠術かけてくれる?」
「おっけー!いくよー?まず、この時計だけを見てください。絶対に目を離さないでくださいね?」
おっと、その懐中時計はどこから出したんだ?もしかして四次元ポケットでも装備してんのか?
「いいですね?あなたの意識は徐々に薄れていき、私が指を鳴らすとあなたは全身から力を抜いて眠ります。」
パチン
音が響くと手足から力が抜ける。あら?これって結構すごくない?
「そして、私が手を鳴らすと元に戻ってきます。」
パン
ブワッ、とカラダ中に血液がみなぎる。おおっ!ジンジンきたキタァッ!!
「あこちゃんすごいね。」
「へっへーん!どんなんもんだい!」
「謎の江戸っ子キャラも可愛いからいいと思うよ。」
さて、なんだっけか?そうそう、あこちゃんが可愛いんだよ(違う)
「じゃあ犬にしてあげるね?」
「おっと、はるとおにーちゃん何かに目覚めそうかも。」
「啓斗ー?うちのあこにへんなこと教えないでよね〜。」
おっと、確かに俺は一応アイドルな訳だからソーユーことを言ってはいけないのかもしれない。アイドルは排泄行為をしないらしいしな。
あれ?俺ってアイドルじゃない?
「あこ、犬じゃなくて猫にしようか。問題なのは友希那だし。」
「あっ、ほんとだー!じゃあ…あなたはこのコインを見続けてください。このコインが地面に落ちると…あなたは猫になります。」
あこちゃんの手からコインが離れる。コインは乱回転しながら…地面に落ちた。
チャリン
そして俺の記憶はここで途切れた。
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「ふにゃあ。」
「…えっ?」
そこにいたのは猫だった。いつもの彼のものより幾分か高い声で鳴いている。それはまごう事なき猫だった。
「やったー!成功ー!」
あこがそこで喜んでいるがそんなもの気にならない。というよりあこの催眠術は封印した方が良さそうだ。
「確かに、成功はしてるけど…これ元に戻せるの?」
「うーん…多分できる!それよりも早く友希那さんに見せてあげよー!」
いうが早いか啓斗を連れて友希那の元へと向かっていく。
正直、あの猫になった啓斗でも友希那に効果があるのか、どういう反応をするのか。その反応を撮って後で啓斗に見せるとどうなるのか。非常に気になるところではある。いけ、やってしまえあこ。
「友希那さーん!猫ちゃん連れてきましたよー!」
「…?にゃーんちゃん?」
「んにゃあ〜」
ゴロゴロと喉を鳴らす啓斗。ふわふわと笑うあこ。目をキラキラさせながら必死に表情を引き締めようとしている友希那。引き締めようとしているだけで引き締められてはいないのだが。
なんだこれは。尊みの泉だろうか。溢れ出る可愛さに悶絶しそうだ。あの猫がアニメであんなにかっこいいセリフを言っていると誰が思うだろうか。
「ごろにゃーん!」
「ふふっ、にゃーんちゃん、可愛いね…。」
あ、オチた。今この瞬間、ロゼリアの最強ボーカル湊友希那は、歌う事以外ポンコツの女子高校生湊友希那になった。可愛い。
「ゆーきなー、新曲の歌詞浮かびそう?」
「にゃーんちゃん…にゃーんくん?にゃーんくんは可愛いにゃー。」
「ふにゃぁーお。」
「うんうん、よかったねー!」
よかった。浮かびそうらしい。それじゃあ不安もなくなったところで撮影に勤しむとしよう。きっとガールズバンドパーティーに出たみんなは間違いなく尊死する。
「さってと、これを取引材料にして囁いてもらおー!」
ラジオを聞いてからのささやかな望みが叶えられそうだ。
シンタロー提督さん
ユーザー名決められないさん
砂糖 鳥さん
評価ありがとうございます。
五より低い評価を受けるたびに自分の文の拙さを感じると共にどこが良くなかったのか考える日々です。
前書きの通りです。だれかいいアイデアありません?
なんかお泊まりの後の話ばっかりできてしまった。どうしよう。投稿しようかな。
てことで次回はおそらくこの回の続きです。お泊まり回を楽しみにしてくださっていた皆様、誠に申し訳ありません。
恥ずかしながら、私はお泊りで朝までゲームとかみんなでクッキングとかしかしたことがなく。
女の子の家にお泊まり?あるわけなかろうがたわけが。
なのでわからんのです。
さあ、リサのお母さんは啓斗をイジれ。困らせろ。
ヒロイン総選挙in令和元年・夏
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千聖こそ正妻
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リサ姉まじ天使・RMT
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蘭のツンデレ最高
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紗夜さん愛してます
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その他(感想欄にて受け付けます。)