《不定期更新》男性アイドルは超満員の中音楽なしで一人歌うことができるだろうか   作:星燕

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申し訳ない。
なにが申し訳ないって、ヒロインアンケートの件な。薄々気づいてる人もいただろう。これはもうダメだ。てことで自分の作品もある程度進んだのでここでアンケート取ります。さんかしてね。




アイツとパステルカラーの王様ゲーム

「第一回!チキチキ、『パスパレとハルトが行く、王様ゲーム』ゥゥ!!」

 

「いえ〜い!」

 

「…。」

 

「フヘヘ…自分、頑張ります!」

 

「みんな、たのしみだね!」

 

「ブシドーです!」

 

「はい濃いぃ!」

 

今日は、事務所の公式HPにアップする動画を撮るために会議室に集合している。

ここで、メンバーを紹介しよう。

 

「るんっ!てきた!」

 

ギタリスト姉妹の妹の方!マジで髪色綺麗だね!染めてないよ!地毛だよ!(迷推理)何をやってもできちゃいます、となりの天才ちゃんこと氷川日菜ァァ!

 

「…うそでしょ。」

 

この企画の立案者!実は「王様ゲームって面白いのかしら?」と話していたのを黒服さんが聞いていた!鶴巻グループが事務所の実質的な方針を決められることに恐怖を感じる子役上がりの名女優!実は着痩せするタイプ(小声)微笑みの鉄仮面、白鷺千聖ォ!!

 

「ジブン、王様ゲーム始めてっス!」

 

デカァァァイ!!(説明不要)プロのドラマーにして、休みを機材に費やす真性にして究極の機材オタク!フヘヘな笑い声がおれの癒し!パスパレ唯一の常識人!そして最大の苦労人!千聖はあれで割と奔放!可哀想!荒れ狂う機材オタク、大和麻弥ァ!

 

「まんまるお山に彩りを!」

 

アイドルに憧れたアイドル!アホで天然なふわふわピンク!おれは初期の恨みを忘れてねぇぞ…(威圧)圧倒的な子犬感、無人島で叫ぶ度胸、どこを取っても『あれ、アイドルってなんだっけ?』とびだせエゴサーチ、丸山彩ァ!

 

「ブシドーです!」

 

お前はそれしか言えねぇのか!?フィンランド生まれ!遠路遥々海を越えてやってきた!好きな言葉はブシドー!もしかして、嫌いな言葉は騎士道?(またも迷推理)たくさんの部活とアイドル業を掛け持ちしてる!体には気を付けて!北欧から来たサムライ、若宮イヴゥゥ!!

 

それからこちらの燈豪ハルトでお送りします!

 

「やあ、やってきたぜ王様ゲーム…!!」

 

「ねーねー、おねーちゃん呼ばない?」

 

「うん、それはまた今度な。」

 

「…あなた、王様になったら許さないわよ。」

 

「突然の理不尽!?」

 

「負ける気がしません!(スティック)は握り慣れてますから!」

 

「マヤさん、落ち着こう、な?」

 

「ふわぁ!楽しみだなぁ!」

 

「ふわふわしてんなおい。」

 

「これもまた、ブシドーです!」

 

「…フィンランドでうさぎは?」

 

「カニです!」

 

「オオカミは?」

 

「スシです!」

 

ん?どこからか持ちネタかよ!?って聞こえた気がした。

まあ幻聴だろ。

 

++++++++++++++++++++

 

「それでは、小説の尺的な関係で早速一回戦を始めます!」

 

「ハルト、やめなさい。」

 

「いくぞ〜!」

 

(殿)様だ〜れだ!!』

 

「ふっふっふ、私だぁ!」

 

「えっ、最初がアホ?」

 

「うそ、彩ちゃんなの?」

 

「頭空っぽの無我の境地だからかしら。」

 

「ジブン聞いたことあります。物欲センサーですよね!」

 

「すこし悔しいです。」

 

「じゃあ次行くか。」

 

「えっ、ちょっとまってよ!まだ私指示してないよ!?」

 

「あー、えー、んー…はぁ、忘れてたわ。」

 

「わざとだよね!?」

 

「さっさとしろよふわふわお山にお星様…だっけか?」

 

「まん丸お山に彩りを!だよ!

えっと、じゃあ…一番が二番にあーんする!」

 

「…なにを?」

 

「え?」

 

「食べるものなんもなくね?」

 

「あ、ジブングミ持ってるっスよ。」

 

「で〜?一番と二番は誰なの?」

 

「…私が二番よ。」

 

「「「「…えっ?」」」」

 

「えっと…日菜ちゃんは?」

 

「私よんばーん。」

 

「い、イヴちゃんは?」

 

「三番です!」

 

「え、えーっと…マヤちゃんは?」

 

「…五番です。」

 

「…彩。」

「彩ちゃん。」

 

「ヒッ!?」

 

「「あとで、オハナシしようか。」」

 

「、は、はい…ゴメンナサイ。」

 

「まぁ、しょうがねぇか。ほれ千聖、あーん。」

 

「あ、あーん…あら、このグミ美味しいわね。」

 

「まじ?マヤちゃんもらっていい?」

 

「はい!いいっすよ。」

 

「ん…おお!この果汁を食ってるようなフルーツの甘みと香り…さしずめ果汁○ミといったところか。」

 

「隠し切れてないっス!」

 

++++++++++++++++++++

 

「はい、じゃあ第2回戦な。」

 

(殿)様だ〜れだ!』

 

「チッ、またちがう。」

 

「おっ、今度はジブンっスね。」

 

「マヤちゃんね…それなら安全そう。」

 

「ええ、もちろんっス。」

 

(さっきは千聖さんはハルトさんと一緒に指示を受けなければいけず不機嫌だった。なら寧ろ王様と誰かにした方がお叱りの危険は下がる。それに、その選び方ならハルトさんとジブンがマッチングする可能性は五分の一、つまり20%。つまりここしか狙い目はない!)

 

「…三番と王様が手を繋ぐ!」

 

「…」

 

「…へ?」

 

「千聖さん?」

 

「…五よ。」

 

「あ、彩さん?」

 

「…私は二番。」

 

「日菜さん…?」

 

「四番だよ〜!」

 

「い、イヴさんっ!」

 

「一番です!」

 

「…俺が、三だ。」

 

(やっちまった!!)

 

「しょうがない。なぁ千聖、これって何秒くらいやればいいんだ?」

 

「そうね…三十秒くらいじゃない?」

 

「へーい。」

 

「あ、あのっ、いまから指示を変えようかな〜なんて…ね?ハルトさん!」

 

「いいからさっさとしろ。」

 

「う…はい。」

 

「「…。」」

 

「「……。」」

 

「……?」

「……///」

 

「「「「(……来るっ!)」」」」

 

「……。」

「ふ、フヘヘ…。」

 

「「「「(KITAKORE!!)」」」」

 

「はぁ、なんで俺ばっかり。」

 

++++++++++++++++++++

 

「はーい、みなさんいきますよー」

 

「やる気が損なわれてるわね。」

 

(殿)様だ〜れだ!』

 

「うおっしゃぁぁぁあ!俺だァァ!!」

 

「くっ…やる気が回復してる、なんか異常に暑苦しいわね。」

 

「ハルトさん、ブシドーですね!」

 

「二番と五番がポッキーゲーム!」

 

「おっ!二番わたしだー!」

 

「あら、五番はわたしね。」

 

「千聖ちゃんとポッキーゲームかぁ、なんかるんっ!てするね!」

 

「…そう?」

 

「こちらが今回のポッキーになります。」

 

「いきなり真面目にこないで。」

 

「はい、千聖ちゃん先っぽ咥えて?」

 

「日菜ちゃんは意識してないのよね。うん、わかってるわ。」

 

「「せーの!」」ポキッ

 

「むー、千聖ちゃん!」

 

「これでも一応クリアよ。」

 

「おまえふざけんなよ!ポッキーゲームはこうすんだよ!」

 

「ちょ、それ折れたや」

 

ーーー見せられないよ!

 

「分かったか?」

 

「はっ、はっ、はぁっ、」

 

「うわぁ…ハルトくんすご。」

 

「千聖ちゃんがあんなに…」

 

「ハルトさんお上手なんですね!」

 

「イヴさん…いや、ジブンはなにも見てないっス。」

 

++++++++++++++++++++

 

「何か言うことは?」

 

「後悔はしていない。もちろん反省もしていない。」

 

「…反省しなさい。」

 

「わあ、見てみて彩ちゃん!千聖ちゃんが本気で怒れてないよ!ツンだよ!デレだよ!」

 

「わぁ…ハルトくんすごい!」

 

「…彩ちゃん?」

 

「ナンデショウカ」

 

「わたしのベースが彩ちゃんとキスしたいって…」

 

「ナニイッテルノヒナチャン、チサトチャンハホンキデオコッテルヨ」

 

「彩さん…(可哀想なものを見る目)」

 

「い、イヴちゃん?」

 

「うわぁ…(恐ろしいものを見る目)」

 

「マヤちゃん!」

 

「彩ちゃん…(面白いものを見る目)」

 

「日菜ちゃん、その目は違う。」

 

「はぁ。時間押してますけど。もう一回やります?」

 

「そうね。まだ私が王様になってないもの、当たり前でしょ。」

 

「へいへい。ん?スタッフさんなんで割り箸いじってんの?」

 

「ア、ササクレガアッタノデアタラシイノニカエトキマシタ」

 

「あー、ありがとうございます!」

 

「スタッフさんには愛想いいのね。」

 

「当たり前だろ、普通こうするのは。」

 

「イヴさん、彩さん、日菜さん…作戦通りにお願いします。」

 

「「「イエェス。」」」

 

「こちらふわふわピンク。敵影確認。」

 

「こちらフィリピンズサムライ、標的を発見しました!」

 

「はーい、こちらパーフェクトスカイブルーだよー!いつでもOK!」

 

「行きますよ!」

 

「なぁ、あいつらなにやってんだ?」

 

「…さあ?」

 

(殿)様だ〜れだ!』

 

「私です!」

 

「イヴちゃんかー!」

 

「フォメンター!」

 

「フォ…おはようございます!」

 

「はい、現在時刻午後三時半です。」

 

「さあイヴさん!早速指示を!」

 

「一番が①番に壁ドン顎クイ少し強引めのキスをしてください!」

 

「「…は?」」

 

「いや、色々言いたいけどお前…①番なんてないだろ。王様の棒と一番〜五番までのやつしかないんだから。」

 

「…最初から()()()()()()()()()()()()そうですね。」

 

「…?まぁいいや。てかお前急にどうしたよ。明らかに日本の心ないだろう。欲にまみれてるだろ。」

 

「時には信念を折って守るべきものがある。それもまたブシドーです!」

 

「屁理屈言うな。んで?本当に①番なんてあるなら出てこい、よ…千聖さん?なんで一歩前に出たのかな?」

 

「ん…。」

 

「いやいや、棒を見せられたってどうしようもな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前ら、後でまとめてオシオキだ。」

 

「「「「」」」」ビクゥッ!!

 

「はあ、千聖こっちこい。」

 

「え、ちょ、ま、」

 

「華…」ダァン

 

「ッ…はぁ。蒼くん…」

 

「俺の目を見ろ。」クイッ

 

「ああ、蒼くん…。」

 

ーーー再び見せられないよ!!

 

「「「「わあ!あのシーンだ!」」」」

 

「はぁ…お前らこれやらせたかっただけかよ。」

 

「だってだって!あのドラマじゃどんなふうになってるか見えなかったんだもん!」

 

「そうそう、声優がドラマにも出る異例の配役!だけどどっちも美形だからイメージも壊れなかったこれまでとこれからの、どの実写よりも素晴らしいものだって評判のこの恋!そのシーンを間近で見たかったんだぁ!」

 

「アツイっスね彩さん!まあ、ジブンもですけど…ふへへへ。」

 

「ブシドーでした!」

 

「そりゃよかった。ま、なにも得られるずお仕置きされるよりも幸せな後にお仕置きされた方が楽だろ。ほれ、廊下いくぞ。」

 

「「「「すみませんでした許してください!」」」」

 

「…だめ。ったく、俺らのペースで進んでたのに…。」

 

「え?ハルトくんなんか言った?」

 

「なんでもねーよ。」

 

 

 

 

 

 

「…舌、入ってた。やり過ぎよバカっ。」




やりすぎたかな。またお気に入り減るかな…

わたし、豆腐メンタル。
てか、お気に入り減るのが怖いならこんなん書かなきゃいいのにね。でも書くの楽しいからね、こういう千聖さん。しょうがないね。

あ、あと多機能フォーム使ってみました。見にくかったかな?
よければ感想ください。

今回のお話は感想でいただいたやつでした。
みなさんも評価、感想、日常ネタをどしどし送ってください!

ヒロイン総選挙in令和元年・夏

  • 千聖こそ正妻
  • リサ姉まじ天使・RMT
  • 蘭のツンデレ最高
  • 紗夜さん愛してます
  • その他(感想欄にて受け付けます。)

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